長距離GⅠには『血統』がある程度影響すると考えているので、今年の菊花賞出走予定中19頭の血統を軽く見ておく事に。
ちなみに、種牡馬(たねうま=お父さん馬)は1年に多くの(100頭を楽に超える)種付けをして子をもうけるので、父が一緒でも兄弟・姉妹とは言いません。対して、年間にほぼ1頭の子を産む肌馬(お母さん馬)が同じ場合は、兄弟・姉妹や親戚(伯父・叔父、伯母・叔母)などが使う事ができるようです。
「アドマイヤメジャー」
アグネスタキオン×ティエッチマンボ(Kingmambo)
父は無敗の皐月賞馬で、父の兄アグネスフライト(東京優駿(日本ダービー)は菊花賞5着。
母の父Kingmamboはエルコンドルパサーなどの父として有名。
「アントニオバローズ」
マンハッタンカフェ×リトルアロー(Kingmambo)
父は菊花賞と天皇賞(春)、有馬記念を勝った。
「アンライバルド」
ネオユニヴァース×バーレークイーン(Sadler's WellS)
父は2冠馬で、3歳時に宝塚記念を使い4着もあってか、菊花賞は3着。
半兄フサイチコンコルド(東京優駿(日本ダービー)馬)も菊花賞3着、甥のリンカーンは菊花賞2着。
「イグゼキュティヴ」
チーフベアハート×ミホグレース(アスワン)
父は今年の天皇賞(春)を勝ったマイネルキッツを輩出。
叔母に桜花賞馬ファイトガリバー、叔父に皐月賞2着のナリタタイセイ。
「イコピコ」
マンハッタンカフェ×ガンダーラプソディ(ジェイドロバリー)
父は前述を参照。
「キタサンチーフ」
チーフベアハート×キタサンカラデル(Hula Chief)
父は前述を参照。
伯父にジャパンカップ勝ちのベタールースンアップ。
「キンブバンブー」
キングヘイロー×ドレミファバンブー(Easy Goer)
父は高松宮記念勝ちだが、皐月賞2着で菊花賞5着。
母の父は現役のサンデーサイレンスのライバル。
「シェーンヴァルト」
ジャングルポケット×シェーンクライト(エリシオ)
父は菊花賞4着だが、天皇賞(春)2着で、産駒に菊花賞馬オウケンブルースリがいる。
「スリーロースル」
ダンスインザダーク×スリーローマン(ブライアンズタイム)
父は菊花賞馬で、東京優駿(日本ダービー)2着。
母の父はナリタブライアンやマヤノトップガンなど菊花賞馬を出した。
「セイウンワンダー」
グラスワンダー×セイウンクノイチ(サンデーサイレンス)
父は有馬記念2勝など、外国産馬でもあって菊花賞や天皇賞(春)に出走していない。
「セイクリッドバレー」
タニノギムレット×ホーリーブラウン(フジキセキ)
父は東京優駿(日本ダービー)勝ちだが、秋に故障で引退。
母の父は産駒ドリームパスポートが菊花賞2着。
「トライアンフマーチ」
スペシャルウィーク×キョウエイマーチ(ダンシングブレーヴ)
父は菊花賞2着だが、天皇賞(春)勝ち、昨年2着のフローテーションを出した。
母は桜花賞馬、ローズS勝ちなど。
「ナカヤマフェスタ」
ステイゴールド×ディアウィンク(タイトスポット)
父は菊花賞は8着だが、天皇賞(春)2着。JC2着、宝塚記念2着、天皇賞(秋)2着など。
「フォゲッタブル」
ダンスインザダーク×エアグルーヴ(トニービン)
父は前述。
母は天皇賞(秋)、優駿牝馬など。半姉アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2勝ほか。
「ブレイクランアウト」
Smart Strike×キュー(フレンチデピュティ)
「ポルカマズルカ」
ディンバーカントリー×ダンシングサンデー(サンデーサイレンス)
父の産駒アドマイヤドンは菊花賞4着。
伯父に菊花賞馬ダンスインザダーク、菊花賞3着のエアダブリン、叔母に優駿牝馬などを勝ち、菊花賞5着のダンスパートナー、ヴィクトリアマイルや桜花賞のダンスインザムード。
「ヤマニンウイスカー」
マンハッタンカフェ×マダニナ(Sadler's Wells)
父は前述。
「リーチザクラウン」
スペシャルウィーク×クラウンピース(Seattle Slew)
父は前述。
「
ロードアイアン」
ステイゴールド×キヌガサダンサー(アジュディケーティング)
父は前述。
ついつい血統だけで選びたくなってしまいますが、実績なども考慮せねば…。