比較的堅い結果が多い京都1600mのGⅠ戦マイルCS。
マイルチャンピオンシップの傾向 (過去5年の連対馬データから)
<実績>
最低ラインは「重賞勝ち+重賞2着」。
ただ、8頭に「GⅠ連対」、1頭が「GⅠ3着」。
唯一該当しないハットトリックは、重賞連勝後にアクシデントもあって、調子が悪い状態で挑戦した安田記念15着のみ。一走前の天皇賞(秋)では上がり最速32.6で、0.4秒差の7着とメドはたっていた。
GⅠで結果が出ている方が良い。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝ち」。
しかし、本格化してから1800m以上に出走の無かったデュランダル以外が該当する『1800m以上勝ち』を中心に見たい。
<コース>
「京都連対」が8頭、「初出走」が1頭。
残り1頭も「秋華賞4着のみ」と、こなせない馬はマイナス。
<脚質>
「先行」3頭、「差し」6頭、「追い込み」1頭。
ここ5年、前半の1000mのペースは58.4より速く、逃げ馬の連対は無い。
2、3番手で粘った3頭もすべてダイワメジャー1頭が出したモノで、この速いペースでは、かなり力がないと「前での競馬は厳しい」かと。
やや差し有利な傾向にあるが、「かなり後方からの競馬は危険」と見る。
<その他>
複数年同じ馬が連対しており、データに偏りがあるかもしれないが、古くはダイタクヘリオスやタイキシャトル、最近ではデュランダルやダイワメジャーが連覇しており、スーパーホーネット、エイシンプレストン、バンブーメモリーらも2年連続2着しており、「傾向のなせる業」とも取れる。
ここ5年は、4番人気までで決着しており堅く収まっているのだが、2番人気が連に絡んでいない。
休み明けと海外馬を除くと、4着、4着、3着と上位に入るのだが、1番人気が強いので逆転を願っての過剰人気になっているのかもしれない…。
ちなみに「1番人気」4頭、「3番人気」2頭、「4番人気」4頭となっている。