血統が影響を及ぼすと考えている菊花賞。主に菊花賞や天皇賞(春)などを中心に、独断と偏見でチェック。
菊花賞出走馬の血統(やっつけ) 2010
アロマカフェ;
父は天皇賞(春)と菊花賞などを勝ったマンハッタンカフェ。ダンスインザダークなどと比べると2000m付近での活躍が目立つようにも思うが、母系にMachiavellianのメイショウドンタクが10天皇賞(春)3着など、産駒によってはこなせそう。
母の父ハートレイクは現役時に安田記念や京王杯SC勝ち。
母の母の父はサンシャインボーイでテスコボーイの直仔。
カミダノミ
父のファルブラヴはジャパンカップ勝ち。しかし、中山2200m開催での結果だけに、2400m以上では…。
母の父Kaldounは母の父としてファビラスラフィンを輩出しているが、数が少ない事もあってか、長い距離で結果は出ていない。
クォークスター
父は無敗の皐月賞馬アグネスタキオン。東京優駿(日本ダービー)や菊花賞には出走していない。産駒ではダイワスカーレットの有馬記念やディープスカイの東京優駿(日本ダービー)などまで。ただ、長距離に出走自体が少ないという事もあるので、母系次第ではやれる可能性が残るが…。
母の父はヘクタープロテクター。産駒は2000m付近での活躍が多いようだが、母の父としてはアドマイヤメインが菊花賞で3着がある。
母の母の父はノーザンテースト。種牡馬としても優秀だったが、母系に入っても活躍馬を多くだしている。ただ、長距離となると父系に長距離血統が欲しい。
ゲシュタルト:
父は前述のマンハッタンカフェ。
母の父エンドスウィープは産駒にアドマイヤムーンやスイープトウショウが2400mで対応しているが、母系にある程度長めの血統が見られるので、その辺りがポイントかと。母の父としては数が少ない事もあって、何とかもいえない。
母の母の父がSadler's Wells。直仔や母系よりも父系の孫に長距離連対馬が見られる。
コスモラピュタ:
父ロージズインメイはドバイワールドカップ勝ち。産駒は2009年デビューで、本馬が産駒で総賞金トップかと。
母の父はトニービン。産駒に東京で多くの活躍馬を出している。ジャングルポケットが天皇賞(春)2着で、その産駒にオウケンブルースリがいる。母の父としてはリンカーン、ドリームパスポート、フォゲッタブルなど菊花賞2着馬輩出。
母の母の父に前述のSadler's Wells。
サンディエゴシチー
父は前述のマンハッタンカフェ。
母の父にRahy。産駒にはジャパンカップで来日し3着したファンタスティクライトなどがいるが、日本では短距離を得意とする馬が多いようだ。
母の母の父にMr.Prospector。産駒には比較的マイル辺りでの活躍が目立つが、中には種牡馬として中長距離への適性を見せる産駒も見受けられる。
シルクアーネスト
父はグラスワンダー。有馬記念や宝塚記念を制したが、外国産という事もあって菊花賞や天皇賞(春)への出走が無かった。産駒ではセイウンワンダー(本馬と近い血統だが、母の母の父がリアルシャダイ)が菊花賞で3着している。
母の父には、菊花賞や天皇賞(春)の勝ち馬を多数出しているサンデーサイレンス。母系に入っても優秀で、アサクサキングスやソングオブウインドが菊花賞を制している。
母の母の父はニホンピロウィナー。ほとんどが中距離以下での活躍馬が多いが、母系の影響もあってか、菊花賞ではメガスターダムが3着がある。
シルクオールディー;
父は前述のマンハッタンカフェ。
母の父にKris S。産駒に有馬記念勝ちなどのシンボリクリスエス。
母の母の父はWoodman。母系に入っても長い距離での活躍は無い。
トウカイメロディ:
父チーフベアハートは産駒に天皇賞(春)を勝ったマイネルキッツ(母の父がサッカーボーイ)がいる。
母の父はジェネラス。英・愛ダービーなどを制したが、日本の長距離で特に目立った産駒は出ていない。
母の母の父は菊花賞や天皇賞(春)で連対馬を出しているリアルシャダイ。
トレイルブレイザー
父ゼンノロブロイはジャパンカップや有馬記念勝ちなどだが、天皇賞(春)2着がある。
母の父はフォーティーナイナー。
母の母の父はNijinsky。
ネオヴァンドーム;
父は2冠馬ネオユニヴァース。菊花賞は3着。
母の父は前述のトニービン。
母の母の父は前述のノーザンテースト。
ヒルノダムール:
父は前述のマンハッタンカフェ。
母の父はラムタラ。自身は海外の最高峰の2400m辺りのGⅠを3勝しており、長い距離に向いているとは思うが、活躍馬が少ない影響か特に高いレベルでの実績は無いようだ。
母の母の父はL'Emigrant。
ビートブラック :
父はミスキャスト。自身はキャリア3戦目で皐月賞に出走し6着し、プリンシパルSを勝利したが、故障しその後は伸び悩んだ。初年度産駒の本馬が中央では唯一の勝ち馬。
母の父はブライアンズタイム。産駒に3冠馬ナリタブライアン、マヤノトップガンなど。母の父としてもスリーロールスを出した。
母の母の父はRainbow Quest。産駒に天皇賞(春)を勝ったサクラローレルがいる。
ビッグウィーク :
父はバゴ。凱旋門賞やパリ大賞典などを勝利。初年度から本馬やオウケンサクラが出ている。
母の父は前述のサンデーサイレンス。
母の母の父はノーザンディクテイター。母の父としてウメノファイバーが有名。
ミキノバンジョー
父は前述のグラスワンダー。
母の父リヴリアは、皐月賞馬で天皇賞(春)2着のナリタタイシンを出し、母の父としてはテイエムオーシャンがいる。
母の母の父はトウショウボーイ。3冠馬ミスターシービーを出した。
リリエンタール:
父はMontjeu。凱旋門賞をエルコンドルパサーを破って勝利。ジャパンカップでは4着。
母の父はMonsun。
母の母の父はSalse。
レーヴドリアン・
父はスペシャルウィーク。自身が天皇賞(春)を勝ち、菊花賞2着で、産駒のフローテーションも菊花賞2着。
母の父はHighest Honor。母の父としては、父が違うものの本馬の兄弟姉妹などが活躍している。
母の母の父はバイアモン。
ローズキングダム・
父はキングカメハメハ。東京優駿(日本ダービー)などを勝ったが3歳で引退。乗り替わりもあった京成杯3着以外は勝利。産駒には阪神JF勝ちで3歳牝馬3冠を成し遂げたアパパネなど。
母の父はサンデーサイレンス。母が優駿牝馬2着などで、母の全弟ローゼンクロイツは菊花賞でディープインパクトの3着。
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