昨日、駅から歩いて家に向かっていると、団地の近くで三毛猫を見かけた。
後姿だったが、腰をしなやかに揺らしながら歩いている。
三毛猫はほとんどがメスという事なので、パリコレなどで華麗にウォーキングするモデルはあんな感じなのだろうか?などと思っていたのだが…
……
…
次の瞬間!
目の前の三毛猫が平伏(ひれふ)した!
両手(前足)を伸ばして、腰を落として、地べたに這いつくばっているではないかっ!?
ちょうど木の前で。
エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
と思って、携帯電話のカメラを手にしようとした瞬間、コチラに気づいたようで、立ち上がると…
塀の上に上がって、「モデル歩き」で行ってしまった。
まるで、大名行列が急遽通ったのに気がついたのか、はたまた、どこぞのご老公が印籠を出させた直後か?と思うような出来事。
世の中には様々な珍しい動物がいるとは思うのだが、「平伏した猫」というのを見たのは初めて。
あまりの出来事に不思議に思っていたのだが、周りを確認して、理由が分かったような気がした。
平伏した猫の前には『木』が立っていたのだが…
その木は根っこ?が地面から出ていた。
おそらくその猫は、『爪とぎ』をしようとしていたのではないだろうか?
猫が壁や柱で爪をとぐという話は聞いたことがある。
野良猫であろう、その猫が爪とぎをする木の根っこ辺りが地面から出ており、「とごう」とした瞬間に後ろに気配を感じて止めた所を目撃したということかと…。
理由はどうあれ、『木に土下座する猫』を見たという事実?は変わらない。
あくまで思い込みなのだが、コッチが楽しむのは勝手。
何がどうなって、どんなシチュエーションが生まれるかは分からないモノで、世の中まだまだ面白い事が転がっているのかもしれない。