阪神2200mで行われるGⅠ「宝塚記念」。
JRA上半期最後の大一番。ただ、盛り上がりに欠ける年も多い。開催2週目だったが、今年も昨年同様に4週目に行われる。
宝塚記念の傾向 (過去5年の連対馬データから) 2012
【実績】
最低ラインは「GⅡ以上勝利+重賞勝ち+重賞連対」。
ただ、GⅡ出走が1戦のみだったナカヤマフェスタを除く9頭に『
GⅡ以上勝利+GⅢ以上勝ち+GⅡ連対以上』があった。
05年には「GⅡ勝ち、GⅠ2着、GⅡ2着」、04年は「GⅡ2勝(GⅠ3着)」でも絡んでいるので出走メンバーのレベル次第で少しは下げる事は出来る。
加えて、6頭には「GⅠ勝ち」があった。
残りは、GⅠが「2戦して宝塚記念3着と天皇賞(秋)3着」のアーネストリー、「3戦して皐月賞8着、東京優駿(日本ダービー)4着、菊花賞12着」のナカヤマフェスタ、「6戦して皐月賞6着、東京優駿(日本ダービー)10着や宝塚記念4着、天皇賞(秋)6着など」のサクラメガワンダー、「1戦して天皇賞(秋)14着降着」のエイシンデピュティ。
「1戦のみかGⅠ4着以上」の実力で、3頭が「前哨戦勝利」、残り1頭は「半年以上の休み明けで前哨戦3着」と「状態が良ければ、少しくらい足りなくてもやれる」と考える。
【距離】
最低連対距離は「2000m」。
該当するのは「2200m以上が初めて」のエイシンデピュティのみで、その他9頭には『
2200m以上連対』があった。
さらに2400m以上が「東京優駿(日本ダービー)10着のみ」のサクラメガワンダー以外には「2400m以上連対」があるので、主にコチラを中心に考えたい。
【コース】
「阪神連対」が9頭、「初出走」1頭。
8頭は「阪神重賞連対」で、残り1頭は「阪神重賞がGⅠが宝塚記念3着のみ」なので、高いレベルでの結果が出ているのはプラス。
【脚質】 ※昨年は4週目、その他は2週目
「逃げ」1頭、「先行、マクリ差し」7頭、「差し」2頭。
1000mの通過は58.7、60.0(稍重)、59.0、60.6(重)、57.5(稍重)だが、コース的に「前が有利」。
4コーナーでは真ん中より前にいる馬がほとんど。ただ、上がり3ハロン最速馬が絡んでおり、どこからでも良い脚が使えるタイプが良いのかも…。
【前哨戦】
「天皇賞(春)」3頭、「金鯱賞」3頭、「ヴィクトリアマイル」2頭、「クイーンエリザベスC」1頭、「メトロポリタンS」1頭。
昨年あっさりやられたので、着順は特に問わない方が良いのかも…レベル低いほど結果が求められるが。
共通するのは「4月末以降に出走がある」というトコロで、「休み明けはマイナス」と考える。
【その他】
人気は、1番人気は3連対、2番人気が2連対、3番人気が2連対で上位が7割。
残りは6番人気、8番人気、5番人気なので、メンバー次第だが…。
1番人気で連を外したのはディープスカイの3着とウオッカの8着。
大きく負けたウオッカだが、3歳時でしかも馬場も悪かったのでさすがに厳しかった。ファン投票もあって過剰人気の可能性も考えられる。
奇しくもその時は2番人気と3番人気が連対している。
「状態が良ければ、そこそこの実績でも勝てるレース」かと。
出来と展開で決まる部分が大きいので、1番人気が5年勝てていないと考えている。
出走メンバー次第だが、少し実績で劣るタイプを狙うのも一つか…。