中山1600mで行われる3歳牝馬GⅢ「フェアリーステークス」。
以前は2歳12月に1200mで行われていたが、09年から3歳のこの時期に1600mになった。今年で5年目なので、頭数が少ない。昨年は開催時期が遅いが、中山1600mの「菜の花賞」の「OP時(06~08年)」を参考に載せたが、今年は、4年分の連対馬と参考までに3着馬にしてみます。
フェアリーSの傾向 (過去4年の連対馬8頭+3着馬4頭のデータから) 2013
<実績>
最低連対ラインは「未勝利勝ち」。
細かく見ると「未勝利勝ち直後」2頭、「新馬勝ち直後」2頭、「500万3着」1頭、「500万勝ち」3頭。ただ、1800m3戦から400m短縮となったサフラン賞3着(0.2秒差)のスピードリッパーは距離もあったかと。それ以外は「500万勝ち」か「初勝利直後」なので、まずは「500万勝ちか未知の可能性」を選びたい。
ちなみに「500万勝ち」の3頭はいずれも「阪神ジュベナイルF出走組(10着、9着、6着)」で、ココではGⅠに出走した500万勝ちは一味違う?ようで。
3着は「新馬勝ちで500万2着」、「新馬勝ち、GⅢ3着、500万7着」、「新馬勝ち、OP2着で500万勝ち」、「新馬勝ち、500万3着、OP11着」で、「3戦以下で、500万やOP以上で惜しい」内容だった。
<距離>
8頭すべてに該当するのが「1600m以上勝利」。
しかも内5頭は「1800m以上連対」と長めで結果が出ている馬が多い。
同じ牝馬限定のクイーンCやチューリップ賞でも「1400m連対」がセーフで、中山1600mの3歳戦ニュージーランドTでも少ないが「1400m連対(長めでそこそこやれていたが)」もあっただけに、珍しいかと。
3着の最長連対は「1400m」、「1500m」、「1800m」、「1600m」。1400mまでのダイワミストレスは「ダート1400m新馬勝ちと黒松賞2着の2戦」で、1500mのアドマイヤセプターは「札幌2歳S3着」があった。それでも3着止まりというのは、連対距離の成せる業なのかもしれない…。
<コース>
「中山連対」は3頭、「初出走」4頭。
残り1頭は昨年「新馬8着のみ」のマイネエポナ
ただ、12年は大接戦だったので、微妙な気もするが…。
関西馬に限らず、関東馬でも初めてでも絡んでおり、トリッキーなコースだが、素質などで対応できるレースなのかと。
3着は「中山連対」2頭と「初出走」2頭で五分。
<脚質>
「先行」4頭、「差し」4頭。
1000mの通過は60.3、57.1、56.8、60.9とマチマチ。
馬場の状態を考えるとある程度差しも通用する。ただ、かなり後方からでは厳しく、ある程度の位置につけている必要はある。前が速くなっても前で決まっており、コース的には前が良い。
3着は「逃げ」1頭、「先行」2頭、「差し」1頭で、60.9秒と遅かった09年は逃げが粘った。
<その他>
1番人気は4、1、3、1着で上位付近には来ている。
2番人気は1連対(16、3、2、9着)、3番人気も1連対(1、14、4、6着)。
残りは4、14、7、11番人気で、「1番人気以外は少し微妙」な感がある。
上位人気で4着以下に敗れた馬は「東京1600m3着と1400m1着」、「新潟1800m1着、東京1400m3着、1着」、「東京1600m1着」2頭、「京都1600m2着、阪神1600m1着」、「東京1600m2戦2勝」。
かなり出遅れた馬や、途中から逃げた馬、後方から届かなかった馬もいるが、「中山初出走」が共通している。
特に上位人気の東京→中山の直行は6頭中アプリコットフィズ1頭で、苦戦中。
「上がり3番手以内」は8頭中5頭。
上がり最速は1連対、2番手が2連対なので、良い脚だけが使えてもレースが終わっている可能性が。
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