阪神1400mで行われる3歳牝馬GⅡ「フィリーズレビュー」。
桜花賞のトライアルで3着までに優先出走権が与えられる。改修後は08年3着のレジネッタが本番で勝利している。
<実績>
最低連対ラインは「未勝利勝ち」。
該当するのは「未勝利勝ちに5戦かかり、6戦目にエルフィンS9着」のサウンドバリアーのみ。
次点は「500万勝ち」で、「クイーンC4着」のフレンチカクタス、「阪神JF4着とファンタジーS4着」のラナンキュラス、「芝は3戦して函館2歳S13着、紅梅S4着とエルフィンS4着」のアイアムカミノマゴ、「芝は2戦して函館2歳S9着とファンタジーS9着」のベストオブミー。
残りは「OP連対」2頭と「重賞連対」3頭。
8頭に『
OPか重賞で4着以上』があり、コレをまず考えたい。
残り2頭はOP以上が「OP9着のみ」と「重賞2戦して両方9着」なので、混戦ならその辺りでセーフなのかもしれないが…。
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
1200mまでしか連対が無かったのは1400m以上が「紅梅S4着とエルフィンS4着」のアイアムカミノマゴと「ファンタジーS8着、紅梅S6着、エルフィンS4着」のマイネレーツェルで、共に「1600mOP4着」と高いレベルの少し長い所で良い競馬があった。
残り8頭は「1400m以上連対」で、「新馬勝ち以外はすべて重賞で1400mはGⅢ2着のみ」のワンカラット以外には「1400m以上勝利」があった。
10年で見ると「1400m以上初」での連対はあるが、「6戦して未勝利勝ち以降3連勝で重賞勝ち」と「2戦2勝」とある程度の実績か未知の魅力があった。
単純に走っていないだけでは怪しいかと。
加えて『
1600m以上にしか出走がない馬が連に絡めていない』。
上位人気になった11年のドナウブルー、10年のテイラーバートン、09年のミクロコスモス、06年のサンヴィクトワール、05年のディアデラノビアなどが連を外しており、『
逆の距離の壁』や「求められるモノの違い」を感じる。
ちなみに、11年「1400mはサフラン賞3着」のスピードリッパーが2着になり、「連がない」から「出走がない」にかわった。ただ、出走がなかったが05年にエアメサイアが3着に入っているので、可能性はあるが。
<コース>
「阪神連対」は2頭止まりで、「芝初出走(ダート1戦含む)」が7頭。
残り1頭は「阪神ジュベナイルF12着のみ」のワンカラット。
5年延ばしても「GⅠ1戦のみ(3~10着)」が3頭いるので、GⅠでの敗戦は気にしなくてもいい。07年は「阪神は500万で4着と6着」のアマノチェリーランで対応できているので、2戦程度ならセーフか。
<脚質>
「先行」4頭、「差し」6頭。
同じ桜花賞トライアルでもペースの落ち着くチューリップ賞とは違って、800mと1000mの通過は46.1で58.0、45.9で57.9(稍重)、47.1で58.9、46.3で58.5、46.7で58.3と速くなる。
その影響もあってか02年を最後に逃げ馬は苦戦している。
阪神改修後に「2、3番手」から抜け出して勝っているのは、「ファンタジーS連対→阪神JF→フィリーズR組」。
今年は有力馬に1頭該当する馬がいるようですが、位置取りはどうなのか…。
<その他>
1番人気は2連対、2番人気は全滅、3番人気が2連対。
残りは6番人気2頭、7番人気、8番人気、9番人気、11番人気。
上位人気で敗れた馬には、前述の「出走1600mのみ」、「芝初出走」、「後方から届かず」、「前走逃げ」、「阪神JF3~5着から」などが目につく。
若くてキャリアも少ない3歳牝馬という事もあって、「スタート」や「折り合い」などが上手く行かない場合もあり、崩れることをおぼえておきたい。
5年で3頭に「ダート連対」、10年で6頭に「ダート3着以内」があった。
出走メンバー次第だが、「ダートでも連」がある馬を入れてみるのも一つか…。
チューリップ賞と比べると「ローカルデビュー」や「ローカル勝ち」が多い。
「函館」や「小倉」、「福島」など小回りの競馬場で結果が出ており、地方に出走がない場合はトリッキーで有名な「中山」や「阪神の直線の短い距離」で連があった。
コーナーの上手さみたいなモノが関係しているのではないかと。
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