阪神2000mで行われるGⅢ「鳴尾記念」。
昨年からココへ移ってきたが、それまでは12月の阪神開催で改修後は1800m、改修前は2000mで行われていた。99年以前はGⅡ、97~99年までは宝塚記念の前哨戦として6月開催と、「都合のいい扱い」はお約束?
条件的に近いですが、さすがに97~99年とは状況が違うので、参考にはすべきではないと考えます。
「有馬記念前の重賞」と「宝塚記念前の前哨戦」という意味では、12月開催になった「旧・金鯱賞とトレード」されたカタチ。GⅢとGⅡの違いはありますが、ひとまず出走馬の実績的には近いモノがあるかと。開幕週の馬場で2000mGⅢという部分では「旧・朝日CC」が近いと思いますので、そちらも参考までに…。昨年は一応条件に当てはまったので、引き続いて載せておきます。
鳴尾記念の傾向? (昨年の3着までのデータを中心に) 2013
<実績>
昨年は連対ベースで「GⅡ3勝、GⅢ1勝、GⅡ2着」のトゥザグローリーが1着。「大阪杯1着、鳴尾記念2着」のショウナンマイティが2着。3着は
「きさらぎ賞1着、セントライト記念2着」のトーセンラー。
旧・金鯱賞の8割が該当する「
GⅡ連対+重賞連対」はクリアしていた。
残り2割の最低ライン「重賞2着」。
旧・朝日CCも7割は「GⅡ連対+重賞連対」。
最低ラインは「1600万勝ち、重賞4戦してGⅡ5、GⅢ5着など」。残りは「GⅢ2着」と「GⅢ勝ち+GⅢ2着」。
出走メンバー次第では低くても問題無さそう。
特に今年は、昨年出走していたショウナンマイティやナカヤマナイト、さらにココへ来るか?と思っていたダークシャドウも安田記念へ向かっており、メンバーの手薄感は否めない。
<距離>
昨年の3着までに共通するのは「2000m以上連対」。
2着ショウナンマイティは「2000m勝利」でそれ以上は「青葉賞5着、神戸新聞杯5着、菊花賞8着」。3着のトーセンラーは「1800m勝ちで2200mが2着止まり」で、菊花賞で3着はあるものの2000mは「500万3着2回、皐月賞7着、新潟大賞典11着」だった。勝ったトゥザグローリーは「1600~2400mを1ハロンずつに勝利」があった。
阪神2000mGⅢの旧・朝日CCは「1800m以上勝利」。
1800mまでだったのは「2000mが未勝利5着、500万3着、大阪杯9着」のミッキードリームと「2000m以上は東京優駿(日本ダービー)15着」のブレイクランアウトで、それ以外には「2000m以上勝利」があった。
連対までの2頭を考えても「
2000m以上勝利」は欲しい。
<コース>
1着と2着は「阪神3連対以上」でし、「阪神重賞連対」まであった。
3着のトーセンラーは「2戦目のエリカ賞3着のみ」で、それ以来の競馬だった。
旧・朝日CCは「阪神連対」5頭、「初出走」2頭。
残りは「7戦してGⅡ5着や500万4着2回など」、「新馬8着とOP3着」、「GⅢ7着とOP5着」。「OP以上掲示板」でこなせそうな気配だった。
直線の急な坂があるので、苦手な場合はロスがあるので、その辺りには注意したい。
<脚質>
昨年は勝ち馬が「2番手先行」、2着は「差し」、3着は「先行」。
1000mの通過は62.3秒。ショウナンマイティの能力や10頭立てという部分もあって差しも決まったが、前有利な時計だった。
旧・朝日CCの改修後5年は「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」3頭。
1000mの通過は61.1、61.2、61.0、59.8、62.1と平均ペースより遅いが開幕という事を考えるとさらに遅かったのでは?
メンバーの能力に影響されるが、基本は前が有利。
<その他>
昨年の人気は2番人気、1番人気、5番人気。
旧・金鯱賞は、1番人気は4連対、2番人気2連対、3番人気1連対で上位が多かった。
宝塚記念に向けての1戦という事で、ある程度実績のある馬が連対するので、その影響かと。
旧・朝日CCも1番人気が4連対、2番人気1連対、3番人気2連対。
4番人気も2連対と、出走馬のレベルもあってか上位人気が強めだった。
「上がり3ハロン」は、連対馬が「33.2で2番手」と「32.9で最速」。3着は33.4で4番手以下。
旧・朝日CCでも10頭中9頭は「上がり3ハロン3番手以内」。
脚質では「先行勢が有利」だが、「尚且つ良い脚が使えるタイプ」がいい。
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