福島1800mで行われる3歳ハンデGⅢ「ラジオNIKKEI賞」。
05年以前は「ラジオたんぱ賞」で別定戦とちょっと条件が違う。過去には2着馬からスクリーンヒーローやソングオウウインド(別定時代にはカンパニーやタイキブリザード)などGⅠ馬が出ており、その辺りにも注目したい。11年は震災の影響で中山開催なので、それ以外の5回分を参考に考えます。ハンデ戦で福島開催なのは6回分です…。
今までは3週目の6日目だったが、東京の開催の変更で今年は(から?)開幕週の2日目に行われる。
ラジオNIKKEI賞の傾向 (福島開催の過去5回分の連対馬データを中心に) 2013
<実績>
最低連対ラインは「500万勝ち」。
ハンデ戦という事もあって、出走ラインとも取れるこの程度でも通用する。
細かく見ると短距離やダートなど条件は違うが、「OP勝ち」1頭、「OP2着」が4頭いる。他も「1000万勝ち」があって、ある程度上のクラスでやれていた。
ただ、『
重賞初出走』の3頭(1000万以上初2頭とOP以上プリンシパルS17着のみ1頭)以外の7頭には『
重賞7着以内』があり、出走があるならコレくらいはほしい。
重賞初出走は、「500万勝ち直後」で「1000万以上初」の2頭。後1頭は「1000万以上がプリンシパルS17着のみ」のサニーサンデーだが、プリンシパルSのみ乗り替わりがあって言い訳が出来る?
ハンデ戦にかわっての残り1回も「500万勝ち」で「重賞3戦4着など」と「重賞初出走」。
<距離>
全馬に共通するのは「
1600m以上勝利」。
1600mまでだったのは、1800m以上が「プリンシパルS8着のみ」のストロングガルーダ、「1800mが未勝利6着、2000mが3戦して未勝利3着など」のサニーサンデー、「共同通信杯12着のみ」のレオマイスター。
7頭には「1800m以上勝利」があった。
ハンデ後の残り1回も「2000m以上勝利」が2頭なので、1800m以上は勝っていてほしい。
<コース>
「福島連対」は1頭、残り9頭は「初出走」。
開催時期や競馬番組の影響もあって、初出走が圧倒的に多い。
ただ、「直線の急な坂」もあって、出走のあった8頭は「中山」か「阪神」で勝利している。残りは「東京」と「新潟」にしか出走がなかったストロングガルーダ。
1回延ばしても「阪神500万2着」と「中山ダート勝ち(芝は中山も阪神も出走無し)」で、「連対」でもいい可能性が残る。
<脚質> ※今年は(から?)開幕週に変更
「先行、マクリ差し」7頭、「差し」3頭。
1000mの通過は60.5、60.4、60.1、59.9、60.0だった。
コースは先行有利だが、今年は開幕週の2日目に変更になるので、「より前有利」になる可能性が高い。
1年延ばすと60.5(重)で、先行と差し。
<その他>
ハンデは52~57キロで平均54キロ。中央値は54.5キロ。残り1年延ばしても54キロが2頭。
「トップハンデ」は12年が56キロで3番人気サンレイレーザー11着と4番人気アーデント12着、10年が57キロの13番人気ガルボで8着、09年が57キロで3番人気のイコピコ4着、08年は57キロで6番人気2着のノットアローン、10番人気サブジェクトの8着、07年は57キロで9番人気ゴールドアグリで14着、06年は56キロで1番人気のトウショウシロッコの4着。
ノットアローン以外は苦戦中だが、馬場が綺麗になるので、「今までよりも斤量の負荷はマシになってくる」事も考えておきたい。
「人気」は1番人気1連対、2番人気3連対、3番人気1連対と、半分は上位人気。
残りは5、6、8、13、14番人気と荒れる年もある。ただ、ハンデ戦という事もあって人気割れで配当が高くならない事も多い。
2番人気の方が1番人気より絡んでいるが、いずれも「2番人気の方がハンデが軽」かった。
2頭が共に連を外した年は「1番人気と2番人気のハンデが同じ」。ただ、3着はあったりするのだが…。
実績で「重賞7着以内」を一つのラインとしたが、細かく見ると「スプリングS」、「青葉賞」、「きさらぎ賞」、「新潟2歳S」、「皐月賞」、「ニュージーランドT」で、着順が「4~7着」となっている。
新潟2歳S7着のストロングガルーダは2戦目以降に重賞への出走がなく「3歳1600m以上の重賞」で、ハンデも重くならない「上位はないがその下あたり」が狙い目か…。
「上がり3ハロン3番手以内」は6頭。
コースの影響もあって「最速」は1頭のみと、上がりが良いだけでは通用していない。
今年開幕週の日曜日と条件が替わるので、変化はありそうだが…。
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