函館2000mで行われるハンデGⅢ「函館記念」。
2010年以前は「4週+4週」の2回4日目で、7月末に行われていた。昨年は開催時期は早まって7月15日に開催されたが「3週+3週」の2回6日目。今年は7月14日だが「3週+3週」の2回4日目。
09年には札幌で行われており、函館開催時を参考にみてみます。
函館記念の傾向 (函館開催の過去5回分の連対馬データを中心に) 2013
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは「重賞初出走、OPは2戦して福島テレビ杯3着など」のトランスワープ、「重賞は6戦して中日新聞杯3着、OPは5戦して5着が最高」のイケトップガン。
次点は「OP勝ち」で、「重賞7戦して共同通信杯3着、小倉大賞典2位入線、新潟大賞典4着など」のマイネルスターリー、「重賞4戦して新潟大賞典3着、京都金杯5着など」のフィールドベアー。
残り6頭には「重賞連対」があった。
出走があった馬には「
重賞3着以上」があったので、まずはコレはクリアしてほしい。
少し延ばすと「OP勝ち、重賞1戦福島記念9着のみ」のエリモハリアー、「OP2着、重賞は菊花賞14着のみ」のブルートルネード以外は「重賞連対」。ただ、「重賞1戦以下はセーフ」としたい。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
ただ、1600mまでだったのは「1600m3連勝後に故障し、1年以上休養。2000m以上は復帰戦に福島民報杯4着と目黒記念7着」のトーセンキャプテンのみ。それ以外には『
2000m以上連対』があった。
4年延ばしても「2000m以上勝利」。ちなみにトーセンキャプテンと「2000mGⅢ2着、3着2回、2000mGⅡ4着など」のマヤノライジン以外「2000m以上勝利」があった。
<コース>
「函館連対」5連対、「初出走」3頭。
残りは「未勝利12着とOP5着」のイケトップガンと「巴賞4着のみ」のトーセンキャプテン。
函館で連対が無かった5頭中4頭には「阪神連対」か「札幌連対」があった。残り1頭は「札幌2戦1000万3着と10着」なので、芝が近いと言われる競馬場で連がある方がいい。
4年延ばしても「函館連対」か「初出走」。「函館だけでなく、札幌と阪神にも出走が無し」のエアシェイディ以外の「初出走」に「札幌」か「阪神」で連があった。
<脚質>
「先行」4頭、「差し」6頭。
1000mは59.1、59.7、57.8、59.0、63.0。
馬場の傷み具合などが違ってくると思うが、どの程度なのかはやってみない事には何とも。今までは広い競馬場ではないが、後ろからが通用していた。
9年で見ると「逃げ」も2頭絡んでいる。
<その他>
ハンデは52~57キロで平均54.7キロ。中央値は55キロ。
牝馬ロフティーエイムの52キロがあるので、平均は少しあがってくるかと。
トップハンデは…
12年 57.5 コスモファントム 6番人気8着
11年 58 マイネルスターリー 1番人気8着
10年 58 シャドウゲイト 4番人気10着
08年 57.5 エリモハリアー 6番人気4着
07年 57.5 アドマイヤフジ 1番人気4着
となっており、03年のエアエミネムの58キロ1番人気1着まで3着もなく苦戦中。
人気は1番人気2連対、2番人気1連対、3番人気全滅。
残りは4番人気3連対、7番人気、8番人気、9番人気、12番人気。
ハンデ戦という事もあって、荒れる事もある。
ただ、06年以前の4年は1番人気3連対と2番人気3連対と上位2頭は強かった。
馬番は函館開催9年で…
6連対の「4番」、3連対の「3番」、2連対の「5番」と「6番」と『3~6番が多い』。
18頭中13頭を占めており、内の「1番と2番」が無いのもワケありか…。
ちなみに残り5頭は「8~12番」が1連対ずつ。
10頭中7頭が「上がり3ハロン3番手以内」。
先行勢にはあまり当てはまらないが、良い脚が使える馬が1頭は絡むのでチェックしておきたい。
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