中山1600mで行われる3歳牝馬GⅢ「フェアリーステークス」。
以前は1200mで2歳12月開催だったが、09年から1600mになって3歳のこの時期になった。ココ2年は3日目だが、それまでは4日目だった。
今年で6回目となり、過去5年分の連対馬がしっかり使えます。+αで3着も載せておきます。
フェアリーSの傾向 (過去5年の連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「未勝利勝ち」。
細かくみると「新馬勝ち直後」4頭、「未勝利勝ち直後」2頭、「500万3着」1頭、「500万勝ち」3頭。
ただ、「500万3着」のスピードリッパーは「1800m3戦連対して、400m距離短縮のサフラン賞3着(0.2秒差)」で距離的な部分もあったかと。
それ以外は「500万勝ち」か「初勝利直後」なので、まず「
500万勝ち」か「
上のクラスに出走なし」を選びたい。
ちなみに「500万勝ち」の3頭はいずれも「阪神ジュベナイルF出走組(10着、9着、6着)」とGⅠに出走している500万勝ちは相性が良い?
3着は「新馬4着、未勝利勝ち、芙蓉S勝ち、阪神JF8着」、「新馬勝ち、500万2着」、「新馬勝ち、札幌2歳S3着、エリカ賞7着」、「新馬勝ち、萩S2着、黄菊賞1着」、「新馬勝ち、くるみ賞3着、ホープフルS11着」で、少し劣るタイプもやれている。
<距離>
全馬に共通するのは『
1600m以上勝利』。
さらに5頭は「1800m以上連対」があり、「1800mのみに出走」のコスモネモシンや「1600mに出走ありで連対なし」のマイネエポナもおり、少し長い距離だけで連対していてもセーフ。
3歳牝馬限定1600m重賞のクイーンCやチューリップ賞などでも「1400m連対」がラインで、同じ1600mの3歳GⅡニュージーランドTでも少ないが「1400m連対(長めでそれなりにやれていたが)」もあるだけに、コレは珍しいかと。
3着は「ダート1400m勝ち、1200m2着」のダイワミストレス、「1500m勝ち、1800m3着、2000m7着」のアドマイヤセプターがいる。それ以外の3頭は「1600m勝ち」。3着は可能性があるが、連は1600m以上で結果がほしい。
<コース>
「中山連対」3頭、「初出走」6頭。
残り1頭は「新馬8着のみ」のマイネエポナ。
時計も遅めで混戦だった2012年なので、少し例外と見たい気もする。
キャリアの少ない時期だけに、あまり中山連対などにこだわる必要はなさそうだが…。
3着は「中山連対」3頭と「初出走」2頭と中山率は高い。
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」3頭。
800mは47.7、47.8、45.1、45.0、48.6で、ココ2年は1日早くなっている分か時計は遅め。ちなみに新設時や条件変更初回などは極端にペースが落ちる事がある。
コース的には前が有利だが、中山は12月も使っていた影響もあってか差しも決まる。ただ、かなり後方からでは厳しい。
3着は「逃げ」1頭、「先行」3頭、「差し」1頭。
<その他>
1番人気2連対、2番人気1連対、3番人気1連対。
残りは4、5、7、10、11、14番人気とキャリアの少なさもあって、荒れる時も多い。
3着は2、5、2、1、10番人気。
上位人気で4着以下に敗れた馬は「阪神1600m1着」、「阪神1600m2着、京都1600m1着、東京S3着」、「東京1600m3着、1400m1着、東京1600m2着」、「新潟1800m1着、東京1400m3着、1着」、「東京1600m1着」2頭、「京都1600m2着、阪神1600m1着」、「東京1600m2戦2勝」。
かなり出遅れた馬、途中からハナに立った馬、後方から届かなかった馬もいるが、「中山初出走」が共通している。
危ういと考えた東京からの直行だが、昨年は連対2頭ともに「東京新馬勝ち直後」。1頭だけ該当していたアプリコットフィズと同じなのでその辺りは可能性がありそう。
「上がり3ハロン3番手以内」は5頭。
先行勢の強さやコース的なモノもあって、あまり上がりは速くない。
3着も1頭だけなので、早めに動いているほうがいい。
5年で連対では同じ騎手が見当たらない(3着まで含むと「田中勝春」、「北村宏司」騎手らあるが)。
出走馬の実績の無さや人気薄が絡む影響もあるのかもしれないが、ジョッキーの力よりも展開や馬の力が大きく影響するのかも…。
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