東京2500mで行われる古馬ハンデGⅡ「目黒記念」。
以前は2月開催だったが、97年に6月、00年に5月に行われていた。11年を除いて06年から東京優駿(日本ダービー)と同日に行われている。12年から「3歳以上」から「4歳以上」に変更されており、07年には3歳馬が2着している。
目黒記念の傾向 (過去5年の連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは…
「1600万が7着と12着、OP以上不出走」のイケドラゴン
次点は「1600万勝ち」。
「OP不出走、重賞は天皇賞(春)10着のみ」のトウカイパラダイス
「OP不出走、重賞は青葉賞3着のみ」のハートビートソング
「OPはプリンシパルS10着、重賞はダイヤモンドS6着と阪神大賞典8着」のコパノジングー
次々点は「OP連対」。
「OP勝ち、重賞6戦ダイヤモンドS3着、神戸新聞杯4着、日経新春杯5着など」のスマートロビン
「OP2着、重賞は5戦して目黒記念6着など」のキングトップガン
4頭には「重賞連対」があった。
(5年延ばしても「1000万勝ち」。「1600万不出走、OPは3戦して4着、3着、3着、重賞はセントライト記念8着のみ」の06年のポップロック。「1600万勝ち」は「OP不出走、青葉賞12着、神戸新聞杯4着、菊花賞6着、天皇賞(春)4着」のホクトスルタンと「OP3着、朝日CC7着、菊花賞3着、日経賞3着」のオペラシチー。残り7頭は「重賞連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「2200m以上連対」。
2200mまでだったのは…
「2400mが芝500万3着、ダート500万8着、2500mが1000万7着」のイケドラゴン
次点「2400m勝ち」は…
「2500m以上が天皇賞(春)10着のみ」のトウカイパラダイス
「2500m以上初」のハートビートソング
「2500m以上がダイヤモンドS6着と阪神大賞典8着」のコパノジングー
残り6頭には「2500m以上連対」。
(5年延ばすと「2000m連対」。2000mまでは「2200m以上に出走なし」のココナッツパンチがいるが、3歳が出走可能な頃ので「キャリア3戦」だったので、当てはめにくい。古馬は「2200m勝ち、2400m以上初」のトレジャー。8頭が「2500m以上連対」。)
<コース>
「東京連対」6頭、「初出走」2頭。
残りは「芝4戦してGⅡ6着、OP6着2回など」のキングトップガンと「青葉賞3着のみ」のハートビートソング。
東京3着以内のない3頭には「中京連対」があり、「左回り連対」はクリアしていた。
(過去5年延ばすと「東京連対」6頭、「初出走」2頭。残りは「目黒記念5着のみ」のアイポッパーと「東京優駿(日本ダービー)6着のみ」のチャクラ。ちなみに前者は「中京連対」、後者は「東京優駿(日本ダービー)6着とGⅠ1戦のみ」。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」3頭。
だいたいになるが、1000mは58.6、58.3、59.4、62.7、61.6(不良)で少し速くなる。
直線は長く、ペースの割に、前が残る。
(5年延ばすと「逃げ」1頭、「先行」2頭、「差し」7頭。1000mはだいたい59.4、61.9、59.9(稍重)、59.5、56.9(稍重)。)
仮柵移動後は明らかに「前」が多くなっている。
<その他>
1番人気は3連対、2番人気1連対、3番人気全滅。
7番人気2連対で、残りは4、5、8、9番人気。
(5年延ばすと1番人気3連対、2番人気1連対、3番人気3連対。残りは4、5、16番人気。)
「上がり3ハロン3番手以内」は5年で4頭、10年で13頭。
Cコース仕様になった影響がモロにでている。
レース内で速い脚を使うよりも、良い位置でタイミングよく仕掛けるのがいい。
ハンデは5年で51~57キロで平均54.9キロ。中央値は55.5キロ。
10年で51~58.5キロの平均55.3キロ。中央値は56.0キロ。
58.5キロがいるが、51キロが3頭と軽い馬も多く絡んでいるので、判断が難しい。
トップハンデは57.5~58.5キロで、のべ11頭で2連対と苦戦中。
ココ5年でも2頭が上位人気で飛んでいる。
鞍上では10年で「横山典弘」騎手、「武豊騎手」の2連対くらいで後はバラバラ。
ハンデの影響もあり、人気薄が絡む事もあり、リーディング上位にこだわる必要はないかも。
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