福島1800mで行われる3歳ハンデGⅢ「ラジオNIKKEI賞」。
05年以前は「ラジオたんぱ賞」の名称で「別定戦」とちょっと条件が違っていた。過去には「2着馬」からスクリーンヒーローやソングオブウインド、別定戦時代にはカンパニーやタイキブリザードなどの後のGⅠ馬が出走している。1着もシンコウラブリイの92年まで戻れば…。以前は3週目に行われてきたが、昨年から開幕週の2日目になっており、少し違いがでてくるかも…。
11年は震災の影響で中山開催なので、除いて考えます。さらにハンデ戦になってからの福島開催分は全部でも7回分ですので、追加も2回分で。
ラジオNIKKEI賞の傾向 (過去5回の福島開催の連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「500万勝ち」。
5頭が該当しており、ハンデ戦という事もあって、出走ラインともとれる実績で通用する。
残りは「重賞連対」1頭と「OP連対」3頭、「1000万勝ち」1頭。
ただ、重賞に出走のなかった2頭を除く8頭に「
重賞で7着以内」があり、コレはクリアしてほしい。
(ハンデ戦2回分を追加しても「500万勝ち」3頭と「ダートOP2着」1頭。重賞出走がなかったのは2頭で、後は「スプリングS5着以内」。)
ちなみに重賞を除いて、OPではプリンシパルSで初乗り替わりで17着のサニーサンデーがいるだけなので、「OP出走で7着以内」というのはラインとして微妙な所。
<距離>
全馬に共通すのは「1400m以上連対」。
昨年「1400m2着で、1600m以上はNZT5着(0.3秒差)とNHKマイルC9着(0.5秒差)」のカシノピカチュウが連対。
1600mは2戦と少なく高いレベルである程度やれいたので、条件戦辺りならやれていた可能性は残る。
残りは「1600m以上勝利」だが、1600mまでは、1800m以上が「プリンシパルS8着のみ」のストロングガルーダ、「1800mは未勝利6着、2000mは3戦未勝利3着など」のサニーサンデー、「共同通信杯12着のみ」のレオマイスター。
4頭は「2000m以上勝利」。
(福島開催2回分延ばすと「1800m以上勝利」が4頭。)
<コース>
「福島連対」1頭、「初出走」9頭。
開催時期や競馬番組の影響もあって「初出走」が圧倒的に多い。
ただ、「直線の急な坂」もあって、出走のあった7頭は「中山」か「阪神」で連対があった。
残りは「中山3戦して未勝利3着、京成杯3着、山藤賞4着」のケイアイチョウサンと、「出走が東京と新潟のみ」のストロングガルーダなので、出走しているならこなせそうな気配はほしい。
(福島開催の2回を延ばしても「初出走」4頭。「阪神連対」2頭と「中山ダート連対」2頭。)
<脚質>
「先行、マクリ差し」5頭、「差し」3頭、「追い込み」2頭。
1000mは60.5、60.5、60.4、60.1、59.9であまり速くならなかった。
ペースも落ち着いた上に、コースも前目有利だと思うが、後ろが多くなっている。
昨年から開幕週だが、2頭とも「後ろから」だったので、やはりコースよりもハンデなどレース的な部分なのかも…。
<その他>
「人気」は1番人気1連対、2番人気2連対、3番人気1連対。
8番人気が2連対で、後は5、6、13、14番人気とハンデ戦らしく荒れる事も。
(福島2回分延ばしても2、14、5、2番人気。)
「ハンデ」は福島開催7回で52~57キロの平均54キロ。
中央値も54キロ。
ただ、52キロは南半球生まれで半年ほど遅く生まれたロックドゥカンブ。それを除くと53キロが一番軽量。
トップハンデは56~57キロだが、11頭で2着1回と劣勢。
4着が3頭なので微妙な感もするが、あまりお奨めできない。
ただ、昨年から開幕週で馬場は綺麗になるので、可能性は残る。
「上がり3ハロン3番手以内」は5年で6頭、7年で10頭。
後方からの多さを考えてもいい脚は魅力的。ただ、「最速」は2頭なので、早めに動いている方が多い。
展開などもあるが、残り600mで勝負が動くと考えていいのでは?
「鞍上」は「蛯名正義」騎手の2連対。
後はバラバラだが、やはり関東の騎手が多い。
コースなどの経験も大きく影響してくるレースと考えたい。
実績で「重賞7着以内」をひとつの基準と考えたが、細かくみると…
レースは「スプリングS」「青葉賞」「きさらぎ賞」「新潟2歳」「皐月賞」「ニュージーランドT」
着順は「4~7着」
ファルコンS2着のカシノピカチュウも「ニュージーランドT5着」があり、該当している。
新潟2歳S7着のストロングガルーダは2戦目以降に重賞への出走が無いので、「3歳1600m以上重賞4~7着以内」。
「上位人気で4着以下」に「重賞2~3着」が半分くらいいるので、ハンデも重たくならない「上位はないがその下あたり」がいい。
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