札幌1800mで行われる牝馬限定GⅢ「クイーンステークス」。
以前は旧エリザベス女王杯や秋華賞のトライアルとして秋の中山開催だったが、2000年から札幌にも移って古馬も出走可能となった。一昨年は開幕2週目で行われたが、それまではほとんどが開幕週だった。09年は函館改修の代替をやって引き続きの札幌開催だった。
昨年は札幌競馬場の改修工事のために函館で行われたので、除いて考える。
クイーンSの傾向 (過去5年の札幌開催連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは「1600万は7戦して3着など、OPは不出走、重賞は阪神牝馬S15着のみ」のピエナビーナス。ただ、この年は函館の代替の続きで馬場が例年とは違ったか…。
次点は「1600万2着」。
「1600万は2戦2着と8着、OP出走なし、重賞は福島牝馬S6着のみ」のラブフール
残り8頭は「
重賞連対」。
細かくみると「重賞勝ち」5頭と「重賞2着2回以上」2頭、「重賞2戦してGⅢ2着とGⅠ4着して故障」。
(5年延ばしても「1000万勝ち、1600万以上不出走」のエルノヴァ以外は「重賞連対」。前述同様に「重賞勝ち」か「重賞2着2回以上」。「重賞2着1回」では危ういか…。
<距離>
全馬に共通するのは「1500m以上連対」。
1500mまでだったのは前述のピエナビーナス。「1600mは3戦して新馬5着、1800mは3戦して1600万6着が最高」だった。
ただ、やや条件が違う時なので、例外とみたい。
次点は「1600m連対」で、1800m以上が…
「優駿牝馬4着のみ」のアイムユアーズ
「優駿牝馬6着のみ」のアプリコットフィズ
「優駿牝馬3着のみ」のレジネッタ
「
3歳、1600m連対、1800m以上が前走2400mGⅠのみ」だった。
残り6頭には「
1800m以上連対」があるので、まずはコレをクリアしてほしい。
(5年延ばしても「1600m以上連対」。1800m以上が「クイーンS4着、秋華賞12着、エプソムC4着」のデアリングハートと「優駿牝馬10着のみ」の03年時のオースミハルカ。残り8頭は「1800m以上連対」。)
<コース>
「札幌連対」5頭、「初出走」5頭。
芝が洋芝なので、「函館」で結果がでている方がいい。
それ以外では「阪神」も連対が多いが、関東馬の場合は「桜花賞9着と中山牝馬S(阪神代替)3着」や「桜花賞5着のみ」くらいでもいいかも。
(5年延ばすと「札幌連対」7頭、「初出走」2頭。残りは「クイーンS4着のみ」のデアリングハート。札幌連対がなかった馬は「函館連対や「阪神連対」があるか、「阪神JF5着、桜花賞4着、阪神牝馬S8着」だった。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」5頭、「差し」2頭、「追い込み」2頭。
1000mは60.2、58.4、60.6、60.1、60.9であまり速くならないが後ろからでも通用する。
(5年延ばしても「逃げ」3頭、「先行」5頭、「(マクリ)差し」2頭。1000mは60.2、58.2、59.2、60.0、61.4。)
<その他>
1番人気4連対、2番人気2連対、3番人気1連対。
10番人気2連対、残りは11番人気。
(5年延ばすと1番人気1連対、2番人気2連対、3番人気1連対。5番人気2連対と6番人気2連対で、7番人気と10番人気。)
近年は上位人気が多いが、二桁人気も絡んできたりするので難しい。
「上がり3ハロン3番手以内」は5回で4頭、10回で10頭。
先行勢が多い事もあって、上がりはあまり速くない。
後ろからも届いているが、早めに動いた方が結果に繋がる。
「馬齢」は5回で「3歳」4連対、「4歳」1連対、「5歳」4連対、「6歳」1連対。
「3歳:古馬」は「4:6」だが、09年には3歳の出走自体がなく、数字以上に3歳が活躍している。
ただ、5年延ばすと「3歳」2連対、「4歳」5連対、「5歳」3連対で、以前は4歳が強かった。
10回で勝ち馬では3歳と4歳が4勝ずつだが、連対でみると5歳が1つ抜けていたりする。
「鞍上」は「池添謙一」騎手、「川島信二」騎手の2勝ずつがトップ。
次点は「武豊」騎手の2連対。
3場開催という事もあり、人気薄では若手の活躍もあるので、鞍上だけで切るのはコワイ。
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