札幌1200mで行われるGⅢ「キーンランドカップ」。
01年まではOP戦、05年までは1000万特別に落ち?て、06年から重賞になり今年で9回目。昨年はスタンド改修のために函館で開催された。札幌で開催された8回分を見ていきたい。
キーンランドCの傾向 (札幌開催の過去5回の連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「OP2着」。
該当するのは「OPがクローバー賞2着、重賞は札幌2歳S12着のみ」の08年時のビービーガルダン。
残り9頭には『
重賞連対』があるので、コレをチェックしたい。
しかも6頭は「重賞勝ち+重賞連対」で、残りが「重賞1戦2着」、「重賞連対+重賞3着など」、「重賞連対+重賞4着など」。重賞連対ともう少し結果がほしい。
ただ、09年はモルトグランデが2位入線ながら8着降着。実績は「重賞5戦してシルクロードS3着やオーシャンS6着など」だった。「重賞3着」で可能性がある事になるが…。
(札幌2回分延ばすと「OP勝ち、重賞4戦してフェアリーS10着、フィリーズR5着、桜花賞10着、アイビスSD3着」のクーヴェルチュールがいる。残り3頭は「重賞複数連対」なので、やはりある程度のやれている方がいい。)
ちなみに函館開催の昨年は「重賞2着+重賞3着など」と「OP勝ち、重賞初出走」。
<距離>
全馬に共通するのは「1200m勝利」。
ただ、「1400m以上連対」もクリアしており、少し長めの距離でやれている方がいいかも。
(札幌開催の2回分延ばすと「1200m勝ちまで」のクーヴェルチュールがいるが、3歳で「1400m以上がマリーゴールド賞4着、フィリーズR5着、桜花賞12着」と高いレベルで出走が少なかった。それ以外の3頭は「1400m以上連対」。)
<コース>
「札幌連対」5頭、「初出走」3頭。
残りは「キーンランドC3着(同タイム)のみ」のパドトロワ、「UHB杯5着(0.1秒差)のみ」のドラゴンウェルズ。
2頭とも僅差なので、ある程度やれそうな気配はあった。数を走っているなら連がほしい。
札幌に連対の無かった馬には「函館連対」か「阪神連対」があった。
(札幌開催の2回分延ばしても「札幌連対」か「初出走」。)
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」7頭、「差し」1頭。
600mは33.5、33.0、33.7、33.8、33.9となっている。
09年は5週目、12年は6週目開催だった。
(札幌開催の2回分は「先行」2頭、「差し」2頭。600mは33.9と33.5だった。)
<その他>
札幌開催7回で…
1番人気は2、1、4、3、3、11、2着。
大きく崩れたローレルゲレイロは3歳で東京優駿11着からという部分もあったかと。
2番人気は7、9、1、1、2、2、3着。
一昨年は乗り替わり、その前は「札幌は芝が初、阪神と函館連対なし」と不安もあった。
3番人気は1、15、8、5、5、3、4着と苦戦中。
残りは4番人気2連対、6番人気2連対で、13番人気と16番人気。
人気薄では「1600m重賞2着」や「1000m重賞3着」など「1200以外の重賞で結果」が出ていた。
ちなみに函館開催の昨年は4番人気と1番人気だった。
「上がり3ハロン3番手以内」は札幌5回で6頭、7回でも7頭。
他のレースに比べて該当する馬が少ない上、「2、3番手のみで最速がいない」という事もあって、いい脚だけを使って連対出来るレースではない。
脚質的にも前が多いので、後ろからの馬を狙うのは少し難しいかも。
年齢では札幌開催7回で「6歳」5連対でトップ。
「5歳」と「4歳」3連対で、「3歳」「7歳」「8歳」が1連対ずつ。
ちなみに函館開催の昨年は5歳と4歳だった。
性別は14頭中「牡(せん):牝」は「8:6」で少し牡馬有利。
函館開催の昨年は共に牝馬だったので、開催違いを除けば五分五分。
牝馬も十分通用している。
「函館スプリントS勝ち」は…
札幌開催時で7、1、1、3、3、2、3着。
3着を外したのは松山弘平騎手から三浦皇成に乗り替わったドリームバレンチノのみ。
函館→札幌だが相性はいい。
ちなみに函館開催だった昨年は函館スプリントS勝ちのパドトロワが、アイビスSD10着を挟んで14着だった。
今年はガルボが出走しないので該当馬はいないが…。
札幌開催分の7回(14~16頭立て)で、14頭中10頭は「8番から外」。
「5番」の3連対と「2番」の1連対があるので、内がダメという事ではないが、外が多い。
今年も「2番」が連対した12年と同じ4週+2週なので、該当しないかもしれないが、芝の状態には気を付けたい。
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