阪神1200mで行われるGⅡ「セントウルステークス」。
GⅡになってからは9回目だが、阪神改修時は旧中京開催だったので、阪神GⅡでは8回目。今年はスプリンターズSが新潟開催なので、その辺りでやや出走メンバー的にも違いがでてくる可能性も…。
海外調教馬の連対がありましたが、勝手が違うので日本調教馬をチェックします。
セントウルSの傾向 (過去5年の連対日本馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
ただ、該当するのは「OPへの出走が無く、重賞2戦阪神牝馬S10着とアイビスSD3着」のアルティマトゥーレのみ。
9戦して5勝2着1回3着1回で、新馬戦から3か月ぶりのさわらび賞7着と1000万勝ち直後に初重賞となった阪神牝馬S10着以外は3着以内と底を見せていなかった。
残り7頭の日本調教馬は「重賞連対」があり、「重賞2戦でアイビスSD1着と北九州記念3着」のエーシンヴァーゴウ以外には『
重賞複数連対』があった。まずはコレをチェックしたい。
(阪神GⅡで行われた2年延ばすと「芝重賞2戦でアイビスSD1着と北九州記念7着」のサンアディユと「ファンタジーS6着、フェアリーS5着、ファルコンS2着、桜花賞9着、北九州記念5着」の3歳時のカノヤザクラがいる。しかし、2頭は共に07年の出走馬で、カノヤザクラに関しては5馬身差の2着なので、出走メンバー次第の感は残る。残り2頭は「重賞複数連対」。ちなみに中京開催時のシーイズトウショウも該当していた。もう1頭は海外調教馬。)
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
ただ、1200mまでしか連対がなかったのは「1400m以上がダート1400m新馬7着のみ」のエーシンヴァーゴウだけ。
残り7頭の日本調教馬には『
1400m以上連対』があった。
最後に急な坂があるからか、少し長めで結果がでている方が良さそう。
(阪神GⅡ時の2年延ばしても4頭共に「1200m勝ち+1400m勝ち」があった。)
<コース>
「阪神連対」6頭、「初出走」2頭。
初出走の2頭は共に「中山連対」があり、直線の急な坂には対応できていたかと。
(阪神GⅡ開催の2年延ばすと「阪神C5着と8着(共に0.3秒差)、阪急杯5着と9着」のシンボリグラン、「桜花賞9着のみ」のカノヤザクラがいる。1戦か高いレベルで掲示板ならセーフか…。残りは「阪神連対」と「阪神芝初(ダート2勝)」。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」3頭。
600mは33.8、33.2、34.1、33.9、33.8で、開幕週らしく前が多い。
差しも2着止まりなので、やはり「先行有利」。
(阪神GⅡ以降の2年延ばしても「逃げ」1頭、「先行」2頭、「差し」1頭。33.5と33.4で前が多い。差しは2着止まり。)
<その他>
人気は7年で1番人気3連対、2番人気3連対、3番人気1連対。
5番人気が2連対、11番人気も2連対で、残りは4、6、7番人気。
ココ5年は出走メンバーの影響か、1~6番人気で安定している。
「上がり3ハロン3番手以内」は5年で7頭、7年で9頭。
距離が1200mで先行が有利という事もあり、位置取りがポイントになりそう。
海外調教馬や高松宮記念2着以来のスリープレスナイト、函館SS2着からと安田記念からのロードカナロア以外は「7月以降に出走」があった。
該当しない馬は「GⅠ3着以内」だったので、「休み明け」は実績次第か…。
近走は『2戦以内に重賞3着以上』が多い。
「OP勝ちの後、北九州記念5着」の3歳時のカノヤザクラ以外が該当しており、ココ2戦での「状態の良さ」がひとつのポイントになるかと。
以前は「中京1200m重賞」との相性が良かったが、改修されたので少し違いが出てくる可能性も。
ちなみに改修後は2年で3頭が「中京1200mGⅠ3着以内」があった。
同じく相性がいいとされるのは「新潟1000m重賞」。
7年で6頭が連対している「アイビスSD3着以内」を1頭は入れておきたい。
直線だけでも操作ができる『器用さ』が求められるコースなのかも。
鞍上は阪神GⅡ7回で「川田将雅」騎手の2勝がトップ。
「岩田康誠」騎手の2着2回が続く。
海外騎手もいるので、馬次第の感もあるが…。
年齢は7年で「4歳」5頭、「5歳」4頭、「3歳」3頭、「6歳」1頭、「7歳」1頭。
未対戦が多い3歳をどう判断するか…。
性別では「牡(せん馬):牝」は「7:7」の五分。
あまり牝馬だからという感じは受けない。
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