先週の秋華賞に続いて高速馬場で、レコード決着となった菊花賞は…
3番人気トーホウジャッカルはスタートで遅れたか、鞍上が押して押して前の方へ。7、8番手でも押して5番手で手綱を引く。元々内枠なので、前にマイネルフロストがいる状態。1周目の直線では6番手の最内。1コーナーを回って5番手に上がって、向う正面ではほぼその位置取り。残り600m付近で下がってき馬を交わして外に出て、そのまま4コーナーで先頭に並びかける。直線に入って追って追って先頭に立つと、ムチが入ってリードを広げる。残り200mでクビが高くなるが、後ろが近づいてきて追うと残り100m辺りからまたフォームが戻って突き離して優勝。
4番人気サウンズオブアースは少し遅れた程度のスタート。3、4番手くらいにいたが、少し外を見ながら下げていく。6番手辺りで若干クビを上げる仕草が一瞬見られたが7番手の中で落ち着く。前にゴールドアクターがいる状態。1周目の直線では内が開いている状態で、8番手を追走。1コーナーを回って最内に入るも前にハギノハイブリッドが入り10番手。向う正面で残り1000m辺りから仕掛けて内を進んでいく。前に馬がいたが、1頭下がっていったのを交わすとそのまま追って直線へ。最内を突いて追い出して3番手に上がるとムチが入る。ムチの連打で2番手に上がり、残り200mを切って並ぼうとするも突き離されて2着。
7番人気ゴールドアクターはまずまずのスタート。積極的に仕掛けて3番手に上がり、4番手で手綱を引く。前にはシャンパーニュがいる状態。1周目の直線でも4番手で外にトゥザワールド、内にトーホウジャッカルの中。1コーナーからコーナーリングの差と、1頭外から上がっていって6、7番手と下げる。勝負所では馬群の中で動けず、4コーナーでようやく追い出す。直線でバラけたトコロでムチが入って外目を追う。ジワジワと伸びて残り200mで4番手で、3番手に上がって前を追うもまったく差が縮まらず3着。
4着はタガノグランパ。5着はショウナンラグーン。1番人気ワンアンドオンリーは9着。2番人気トゥザワールドは16着に敗れた。
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予想は1着、3着、9着、16着。
敗因は他馬を上に見てサウンズオブアースを切った事。神戸新聞杯組でワンアンドオンリーとトーホウジャッカルの方が良かったので…。1~3着まではすべて近い位置取りの内にいた馬なので、あの辺りが「勝ち位置」だったのかも…。
解説の岡部幸雄さんの話では「スタートから1周くらいは、内に入れて我慢させられるか」がポイントだったようで、ワンアンドオンリーの横山典弘騎手も枠は内がいいとのコメントをしていたらしい。そういう情報はレース直前に聞いても…なす術なし。
そういう意味では人気馬2頭は厳しい競馬になったのかもしれない。トゥザワールドは途中で下がっていって、ゴール後に騎手が下馬しており、厩舎サイドのコメントがが待たれる。
レコード決着だが、今の京都は2歳戦でも出ているので、故障など脚に負担がかかる方が心配。
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予想候補が良い時は、後1頭が足りない…。
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