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ジャパンカップの傾向 2014
東京24000mで行われるGⅠ「ジャパンカップ」。


海外馬を招いて、日本競馬のレベルupなどを目的に行われ始めた。ただ、国際グレード化や諸事情もあって、当初の意味合いとは変わってきている。

元々、「馬場の違い」や「かなりの輸送」や「検疫」などの問題も大きかったが、ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンの開催時期の変更などもあって、近年は海外からの有力馬の参戦はかなり少ない。

加えて、日本馬も凱旋門賞への挑戦が増えた事で、有力馬が順調に出走するケースも減ってきている。


 ジャパンカップの傾向 (過去5年の連対馬データを中心に) 2014


【実績】
最低連対ラインは「GⅡ以上2勝+GⅡ以上3着以上」。

該当するのは…

「フローラS1着、ローズS1着、優駿牝馬3着など」のデニムアンドルビー
「菊花賞1着、京都大賞典1着、神戸新聞杯3着など」のオウケンブルースリ

残り8頭は『GⅡ以上2勝+重賞勝ち+GⅠ連対+GⅡ以上連対以上」。

GⅠは9頭が「GⅠ連対」、残り1頭は「GⅠ3戦して3着、4着、5着」。

(5年延ばすと最低ラインは「GⅡ勝ち+GⅢ2着+GⅡ3着」。9頭は「GⅡ以上勝利+GⅡ以上3連対以上」。GⅠは9頭が「GⅠ連対」。残り1頭は「GⅠ初出走」。)



【距離】
全馬に共通するのは「2000m以上勝利」。

2000mまでなのは2200m以上が…

「優駿牝馬3着、エリザベス女王杯5着」のデニムアンドルビー

出走メンバーがかなり手薄な感もあったし、例外と考えたい。

それ以外の9頭に『2400m以上勝利』があった。

(5年延ばすと「2200m以上連対」。2200mまでだったのは、2400m以上が「稍重の東京優駿7着のみ」のアドマイヤムーンと「東京優駿8着と菊花賞4着」のコスモバルクがいる。他にも「2200m勝ち、東京優駿2着など」のハーツクライや「2000m勝ちで、東京優駿3着や菊花賞2着」のドリームパスポートもおり、その辺りでも可能性はある。残り6頭は「2400m以上勝利」だった。)



【コース】
「東京連対」9頭。

残り1頭は「天皇賞(秋)4着とジャパンカップ5着」のオウケンブルースリ。
高いレベルで掲示板があり、左回りは「中京勝利」や「新潟勝利」と結果が出ていた。

(5年延ばしても「東京連対」8頭、「初出走」1頭。残り1頭は「東京優駿3着のみ」のドリームパスポート。ちなみに「中京勝ち」があり、左回りでも連対があった。)



【脚質】
「先行」5頭、「差し」4頭、「追い込み」1頭。

1000mは62.4、60.2、61.8、60.7、59.0で開催時期やレベルを考えると遅め。
直線の長さもあって、ペースの割には後ろからも通用しているが、勝ち馬を考えても「前有利」。

(5年延ばしても「先行」5頭、「差し」4頭、「追い込み」1頭。1000mは61.8、60.1、61.1、58.3、59.4でペースが速かったのは1度だけ。)

ブエナビスタ、ディープインパクト、ゼンノロブロイが勝った年以外は「勝ち馬が2着より前め」で競馬をしており、力が抜けていない限りは「先に動いた方が勝っている」事が多い。



【前哨戦】
「天皇賞(秋)」6頭、「凱旋門賞2着」1頭、「秋華賞1着」1頭、「菊花賞2着」1頭、「エリザベス女王杯5着」1頭。

天皇賞(秋)の着順は「1着~4着」。

(5年延ばすと「天皇賞(秋)1着~6着」5頭、「菊花賞2着と4着」2頭、「凱旋門賞失格」1頭、「アルゼンチン共和国杯1着」、「英チャンピオンS5着」。)

天皇賞(秋)組は「ぶっつけで6着」以外は「4着以内」。



【その他】
10年で1番人気7連対(3着2回)、2番人気4連対(3着2回)、3番人気2連対(3着1回)。

4番人気2連対、5番人気2連対で、残りは6、7、9番人気。
実績の高さもあってか、あまり大きな荒れはない。ただ、上位人気が3着を独占したのは10年で2回のみ。

1番人気の4着以下は海外馬デインドリーム(3.3倍)のみだが、輸送などを考えると過剰人気だったかと。
3.4倍の2番人気ブエナビスタが勝っており、1番人気はあまり3着を外さない。



「上がり3ハロン3番手以内」は5年で7頭、10年で16頭。

先行馬が多い割には該当馬が多いのは、やはり実力の成せる業かと…。
該当しない馬も「33.9~34.3」と速いケースと、「2番人気2着だが0.5秒差」と出走メンバーの怪しい年だった。

前からでも良い脚が使えるタイプが多いし、勝ち馬も2着より前が多い。
実力やペースを考えても「良い脚を使える馬」を選びたい。



日本馬が20頭中19頭だが、鞍上は「海外騎手」が10人。

この時期に短期騎手免許の来日が増えている事も多いが、実力上位馬が集まるレースだけに、最後は騎手の力量がモノを言うとも考えられる。
より騎乗技術の高い海外騎手に依頼が行くのも当然か…。


ちなみに10年で「岩田康誠」騎手の4連対がトップ。
「C.ルメール」騎手の3連対、「武豊」騎手と「O.ペリエ」騎手の2連対が続く。



海外馬の連対は10年で1頭のみ。

ブリーダーズカップの時期移行や輸送や検疫などもあって、海外馬の一流馬の出走が少ない事があげられる。
現状が改善して、今後に有力馬が出走してくるかは分からないが、馬場適性が合うかどうかが大きい。



年齢は10年で…

「4歳」9連対
「3歳」6連対
「5歳」4連対
「6歳」1連対

さすが「充実の4歳」と呼ばれる事もあってやや抜けている。
以前と比べると出走しやすくなってきている3歳も増加。5歳は実績が高いかキャリアが少な目なら問題はなさそう。



10年で11頭が『3歳東京2400mGⅠ連対』。

距離とコースが同じという部分もあるが、3歳の頃から日本のトップを争うような素質を持っている事もジャパンカップで上位を狙うためには必要。

「優駿牝馬3着」のデニムアンドルビー、「東京優駿3着」のドリームパスポート、「東京優駿7着」のアドマイヤムーン、「東京優駿4着」のコスモバルク以外は「3歳東京2400mGⅠに出走が無かった」。




by a_doctrinaire | 2014-11-26 02:11 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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