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朝日杯フューチュリティSの傾向 2014
阪神1600mで行われる2歳GⅠ「朝日杯フューチュリティステークス」。


新たに阪神で行われるという事で、距離・脚質・コースなどを中山1600mと阪神1600mを比較してみます。
(昨年までの同世代対戦のトライアルや重賞の連対馬データで)


91年に2歳牡馬の頂点を決める位置づけとされたが、04年からは牝馬も出走可能に。08年から旧・JCダートの阪神移行にともなって1週延びて3週目に。さらにクラシックへの直結を考えてのホープフルSのGⅠ昇格狙いや中山1600mのコースの公平性や安全性などもあってか…今年から阪神1600mで行われる。


今回は過去10年の連対馬でまとめてみます。


 朝日杯フューチュリティSの傾向 (※過去10年の連対馬データから) 2014


【実績】
最低連対ラインは「新馬勝ち」。

該当するのは…

「新馬1着、東スポ杯2歳S4着」のゴスホークケン

ただ、「前走が骨膜のアクシデントで調教不足」の報があった。

次点は「500万勝ち」。

「OP以上出走なし」のアジアエクスプレス、ショウナンアチーヴ、アルフレード
「函館2歳S4着、クローバー賞3着、札幌2歳S4着、」のロゴタイプ
「デイリー杯2歳S3着」のスーパーホーネット


次々点は「OP連対」。

「OP勝ち、札幌2歳S3着、東スポ杯2歳S9着」のマイネルロブスト
「OP2着、小倉2歳S5着、京王杯2歳S3着」のレッツゴーキリシマ
「OP勝ち、東スポ杯2歳S3着」のドリームジャーニー

上のクラスに出走があるなら『重賞4着以上』があった。
※コレが阪神に変わってレースがしやすくなって継続されるかがポイント。

残り11頭は「重賞連対」。



【距離】 ※今年から阪神コースに
従来の中山1600mで全馬に共通するのは「1400m以上連対」。

1400mまでは10年で

「1400m新馬1着、京王杯2歳S2着」のリアルインパクト
「1200m新馬1着、函館2歳S1着、京王杯2歳S2着」のフィフルペトル
「1200m新馬1着、小倉2歳S5着、ききょうS2着、かえで賞1着、京王杯2歳S3着」のレッツゴーキリシマ

いずれも「1500m以上初」。

次点は「1500m勝ち」。

1600m以上が…

「デイリー杯2歳S7着のみ」のグランプリボス
「1800m新馬4着とデイリー杯2歳S3着」のスーパーホーネット

残り14頭は「1600m以上連対」。
1600mが「デイリー杯2歳S2着のみ」のローレルゲレイロ以外は「1600m以上勝利」。

ちなみに「1800mのみ出走で勝利」のコディーノとローズキングダム、「2000mと1800m勝ち」のフサイチリシャールは「1600m以下初」だった。


今年から阪神に変わりますが、阪神ジュベナイルFは3着まで「1400m勝ち、1600m以上初」がセーフなので、その辺りが牝馬特有のモノなのか牡馬にも当てはまるかが今後の注目…。


※中山1600mと阪神1600mの主要2、3歳戦では…

中山1600mは…

朝日杯FSが「1600m以上連対」は7割5分(1頭以外は勝利)、「1500m勝ちか1400m勝ち」が2割5分
フェアリーSは距離延長後5回で全馬「1600m以上勝利」
アネモネSでは7割ほどが「1600m以上連対」、3割が「1400mか1200m勝ち」
ニュージーランドTは8割方「1600m以上連対」(3頭以外は勝利)、2割弱が「1400m勝ちか1200m勝ち」
(11年の春は震災の影響で中山開催が中止・代替などになっているので、それを除いて10回分)

改修後の阪神1600mでは…

阪神ジュベナイルFでは8割が「1600m以上勝利」、2割が「1400m勝ち、1600m以上初」
アーリントンCは8割ほどが「1600m以上連対(1頭以外は勝利)」、2割は「1400mか1500m連対」
チューリップ賞は8割強が「1600m以上勝利」、1割少しが「1400m勝ち」
桜花賞は9割強が「1600m以上勝利」、残りが「1400m勝ち」

阪神の方が1割ほど「1600m以上勝利や連対」が、多く見られる。




【コース】 ※今年から阪神に
「中山勝利」4頭、「初出走」16頭。

出走可能な開催を考えるとココ4年でも10レース以上はある。中山はOP1戦で、500万勝ちが出走ラインになるのがネックになっている事もあるだろうが、中山新馬・未勝利勝ち→東京500万以上勝利なども考えられるだけに少なく感じる。

ただ、1週前の阪神ジュベナイルFの関東馬の活躍もそうだが、関西馬の活躍や札幌・東京デビュー組の強さなどもあり、出走していてダメなのは直線の坂もあって問題はあるが、この時点では「コース連対がある」程度では大きなプラスとは言えないかと…。


改修後の阪神ジュベナイルFでも「阪神連対」2頭、「初出走」14頭と結果がでている馬は少ない。

ちなみに3歳戦になると中山1600mでも阪神1600mでも「3着か1戦以下」はセーフ。




【脚質】 ※今年から阪神開催

中山1600mは…

朝日杯フューチュリティSは「逃げ」2頭、「先行」10頭、「差し」7頭、「追い込み」1頭。
フェアリーSは5年で「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」3頭。
アネモネSは「逃げ」1頭、「先行、マクリ差し」10頭、「差し」9頭。
ニュージーランドTは「逃げ」2頭、「先行、マクリ差し」13頭、「差し」3頭、「追い込み」2頭。

改修後の阪神1600mは…

阪神ジュベナイルFは「先行」4頭、「差し」10頭、「追い込み」2頭。
アーリントンCは「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」2頭、「追い込み」1頭。
チューリップ賞は「逃げ」4頭、「先行」6頭、「差し」3頭、「追い込み」1頭。
桜花賞は「逃げ」1頭、「先行」4頭、「差し」6頭、「追い込み」3頭。


中山はコース特性などがでているが、さすがに開催時期の違いも大きく、直線の長くなった阪神1600mでも開幕週や仮柵移動後などは前が残る。

やはり阪神ジュベナイルFを参考にして、1週後を想定するのがよろしいかと。



【前哨戦】
「東スポ杯2歳S組」6頭、「京王杯2歳S」6頭、「デイリー杯2歳S2着」1頭、「札幌2歳S1着」1頭、「新潟2歳S1着」1頭、「500万特別1着」5頭、

着順は「東スポ杯2歳S組」が不良馬場と急きょ乗り替わりの9着のマイネルロブスト、アクシデントで調教不足4着のゴスホークケン以外は「3着以内」、「京王杯2歳S組」は休み明け5着のマイネルレコルト以外は「3着以内」。

今年から重賞になった「いちょうS(来年からはサウジアラビアロイヤルC)」と開催時期の替わった「デイリー杯2歳S」などローテーションに変化も見られるので、その辺りを注目したい。



【その他】
1番人気は10年で3連対(3着4回)、2番人気5連対(3着1回)、3番人気2連対(3着1回)。

4番人気3連対、5番人気3連対、7番人気が2連対で、残りは6、10番人気。
上位人気が微妙で、4番人気と5番人気辺りが補っているというのは、1週前の阪神ジュベナイルFでも同じで、「2歳GⅠの傾向」と言ってもいい。
ただ、レースのしやすそうなこの時期の阪神に変わるので、違いが出てくる可能性はある。



上位人気で4着以下だったのは…

「重賞連対の連対率100%」
「2戦2勝のOP勝ち」
「東京スポーツ杯2歳S組」

「後方からの競馬で届かず」
「折り合いを欠く」
「故障」

など。人気を集める要素は分かるが、2歳で未対戦も多く、アクシデントひとつで大きく崩れる事はあるので、注意しておきたい。
ちなみに「東スポ杯2歳S組」や「後方から」は、今年から阪神で中山よりも直線も長く、レースがしやすくなるので、変わってくる可能性もある。「東スポ杯2歳S2着馬は10年で3着止まり」を敗れるか…。




「上がり3ハロン3番手以内」は…

朝日杯フューチュリティSは10年で16頭
フェアリーSは5年で5頭
アネモネSは10回で15頭
ニュージーランドTは10回で11頭

阪神ジュベナイルFは8年で13頭
アーリントンCは7年で11頭
チューリップ賞は7年で10頭
桜花賞は7年で11頭

中山よりも阪神は少し多いが、朝日杯FS自体は他より多めなので、さらに当日に上がりが求められる?

ちなみに阪神ジュベナイルFも朝日杯フューチュリティSも「連対時上がり3ハロン2番手以内」をクリアしている。




鞍上は10年で「M.デムーロ」騎手の2勝、「蛯名正義」騎手と「後藤浩輝」騎手の2連対。
後はバラバラで、20人中6人が「海外騎手」、7人「関西騎手」、6人が「関東騎手」だった。

阪神ジュベナイルF、アーリントンC、チューリップ賞、桜花賞の昨年までの改修後連対馬では現役で…

「福永祐一」騎手6連対
「四位洋文」騎手5連対
「M.デムーロ」騎手、「蛯名正義」騎手、「池添謙一」騎手が4連対
「内田博幸」騎手、「武豊」騎手、「藤岡佑介」騎手の3連対
「岩田康誠」騎手、「小牧太」騎手、「藤田伸二」騎手の2連対

ただ、阪神ジュベナイルF→チューリップ賞→桜花賞という路線があるので、そのまま受け取るのは…。




出走がある場合、実績と距離の併せ技になるが…

「1400m以上GⅡ3着以内、1600mGⅢ勝ち、1800mGⅢ4着以内」

がラインだった。

牡馬という事を考えるとアーリントンCの

「1400mGⅡ4着以内、1600mGⅢ連対、1800mGⅢ4着か1800mOP3着以内」

に近いモノがあるが…。

コース変更が影響がでるかもしれないので、今後をチェックしていきたい。




次週にホープフルS(旧・ラジオNIKKEI杯2歳S)がある影響で、メンバーが分かれやすい。

今年から中山2000mと皐月賞と同じコースになるので、有力馬が向かう可能性は高い。ただ、旧・ホープフルSが微妙だったので、あの流れがどう変わるか…。

対して、コチラは阪神に変わってレースがしやすくなると思われるので、その辺りでメンバーが以前より強化されてもいい。




by a_doctrinaire | 2014-12-15 13:52 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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