阪神1400mで行われる古馬GⅢ「阪急杯」。
高松宮記念の前哨戦という位置づけで、12年から導入された「1キロ減じます…」にGⅡ同様の措置が取られているはず。06年から1400mの別定戦になったが、以前は1200mやハンデ戦など条件が違う時期も。今のような条件になったのは9年分ですので、それを参考にしています。07年は1着同着だった。
今年は過去10年でまとめてみます。
阪急杯の傾向 (過去9年の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
OP以上が…
「シルクロードS8着のみ」のマジンプロスパー
「OPは葵S5着、重賞5戦して阪神牝馬S3着、ヴィクトリアマイル6着など」のスプリングサンダー
「マーガレットS7着のみ」のコスモシンドラー
次点は「OP2着」。
「重賞6戦して函館SS4着や6着」のブルーショットガン
残り14頭は「重賞連対」。
ただ、「重賞が札幌2歳S12着、キーンランドC2着、スプリンターズS3着、京阪杯6着」のビービーカルダン以外は「重賞2連対以上」。
「重賞連対馬」では無かった12年と06年は「3番人気が重賞連対なし」で共通しており、出走メンバーのレベルもあった。メンバー次第では条件をシフトするのがいいかと。
<距離>
全馬に共通するのは「1400m以上連対」+「1400m連対」。
1400mが2着までだったのは
「1400m2着(0.1秒差)、1600m2着」のロードカナロア
「1500m2着(0.3秒差)など」のビービーガルダン
残り16頭には「1400m以上勝利」があった。
阪神1400m重賞は、暮れのGⅡ阪神Cや3歳春のGⅡフィリーズRで「1400に出走のない1200m連対馬」でも通用しているので可能性は残るが、1400mになって9年間「1200mまで」の連対はない。
<コース>
「阪神連対」15頭。
残りは…
「阪神C4着のみ」のガルボ
「1000万7着と13着」のビービーガルダン
「500万4着、1000万4着、OP7着」のコスモシンドラー
2戦以上で連の無かった2頭が共に「関西馬」なので、あまり気にする必要はないのかも…。
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」8頭、「差し」7頭。
600mは44.9、45.6、45.8、44.8、46.2、45.7、46.1、45.7、46.3(不良)で、開幕を考えるとペースは遅い。
その影響もあってか前の方が多い。
<その他>
9年で1番人気は3連対、2番人気3連対、3番人気5連対。
4番人気3連対で、残りは5、7、8、11番人気。
1、2番人気が少し苦戦しているが、3、4番人気が補填?しており、距離もあってか大きく荒れる事はないかと。
崩れ方でも1番人気がもっとも大きく、2、3番人気の方が掲示板を確保しやすかったりする…。
上位人気で4着以下だったのは競走中止もいるが、「GⅠ3着以内」「以前の連対馬」「1400m以下連対なし」「阪神連対なし」「後方からの競馬」などが多い。
4着や5着が多いので判断が難しくはなるが、上位人気というだけで狙うのは危いかと。
「上がり3ハロン3番手以内」は9年で10頭。
前が多い事と距離を考えてもあまり該当してない。
半分以上なので、ある程度の脚は使えた方がいいが、展開を早めに動く馬を入れておきたい。
「鞍上」は「岩田康誠」騎手の3連対がトップ。
「浜中俊」騎手の2勝や「四位洋文」騎手と「吉田豊」騎手の2連対が続く。
「年齢」は…
「5歳」8連対
「4歳」5連対
「6歳」2連対
「8歳」2連対
「7歳」1連対
スタートの重要性もあってか、年齢が高くてもやれている。
ちなみに18頭中「牝馬」は2頭。
開幕週という事もあってか9年で「内13:外5」で「内有利」。
「馬番」も1~15番で…
「2番」4連対
「4番」3連対
「1番」と「3番」2連対
など内が多い。
前走は「年明け出走組」が多い。
「京阪杯」からの11月末からが1頭、開催時期が変わる前と後の「阪神C」4頭を除く13頭が「年明け出走」。
上位人気で4着以下に敗れた馬に「10月や11月出走」が見られるので、「実績馬ではない限り、使われてきた馬の方が有利」。
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