札幌1800mで行われる牝馬限定GⅢ「クイーンステークス」。
以前は旧エリザベス女王杯や秋華賞のトライアルとして秋の中山開催だったが、2000年から札幌にも移って古馬も出走可能となった。12年は開幕2週目で行われたが、それまではほとんどが開幕週だった。09年は函館改修の代替をやって引き続きの札幌開催だった。
13年は札幌競馬場の改修工事のために函館で行われたので、除いて考える。
クイーンSの傾向 (札幌開催過去10回の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは…
「1600万は7戦して3着など、OPは不出走、重賞は阪神牝馬S15着のみ」のピエナビーナス
「1600万以上出走なし」のエルノヴァ
次点は「1600万2着」。
「1600万は2戦2着と8着、OP出走なし、重賞は福島牝馬S6着のみ」のラブフール
重賞1戦程度なら下のクラスからでも通用することも…。
次々点は「OP勝ち」。
「重賞10戦して秋華賞3着、エリザベス女王杯3着、マーメイドS3着など」のアロマティコ。
残り16頭には「重賞連対」があった。
<距離>
全馬に共通するのは「1500m以上連対」。
1500mまでだったのは…
「1600mは3戦して新馬5着、1800mは3戦して1600万6着が最高」のピエナビーナス
平坦なコースという事もあって可能性は残るが、09年は函館開催を札幌で行っていただけに鵜呑みにしづらい。
次点は「1600m連対」で、1800m以上が…
「優駿牝馬4着のみ」のアイムユアーズ
「優駿牝馬6着のみ」のアプリコットフィズ
「優駿牝馬3着のみ」のレジネッタ
「クイーンS4着、エプソムC4着、秋華賞12着」のデアリングハート
4歳デアリングハート以外は「
3歳、1600m連対、1800m以上が前走2400mGⅠのみ」だった。
残り15頭は「
1800m以上連対」。
<コース>
「札幌連対」9頭、「初出走(ダート除く)」10頭。
残り1頭は「クイーンS4着のみ」のデアリングハート
芝が洋芝という事もあり、札幌連対が無い10頭中4頭は「函館連対」。それ以外では「阪神」も連対が多いが、関東馬の場合は「桜花賞9着と中山牝馬S(阪神代替)3着」、「桜花賞5着のみ」、「阪神JF5着や桜花賞4着など」でセーフ。
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」10頭、「差し」5頭、「追い込み」2頭。
1000mは57.8、60.2、58.4、60.6、60.1、60.9、60.2、58.2、59.2、60.0でペースはたまに速くなる。
コースは前の方が有利だが、14頭立てもあってか後方からも届いており、侮れない。
<その他> ※札幌10回の連対馬を中心に
「人気」は1番人気4連対、2番人気5連対、3番人気2連対。
5番人気2連対、6番人気3連対、10番人気3連対、で残りは11番人気。
二桁人気が4頭おり、実績を考えても人気薄も可能性はある。
3着は1、3、4、3、6、6、12、5、7、3番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は10頭。
前からの馬が多い事や直線の短さもあってか該当馬は少ない。
残り600mよりも前に勝負所があると考える。
「年齢」は…
「5歳」9頭、「3歳」5頭、「4歳」5頭、「6歳」1頭
3着まで見ても「5歳」がトップなので、まずはココをチェックしたい。
ただ、勝ち馬では「4歳」4勝、「3歳」3勝、「5歳」2勝、「6歳」1勝となっており、3連単で買うなら少し考える必要がありそう。
「鞍上」は「池添謙一」騎手の2連対が複数。
他がバラバラで、3場開催という事もあって、騎手では狙いにくいか…。
…