中山2200mで行われる古馬GⅡ「オールカマー」。
昨年は中山のスタンド改修の影響で新潟開催だった。中山開催10回分の連対馬をチェックしてみる。
オールカマーの傾向 (中山開催10回の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OPが若葉S13着のみ、重賞が新潟記念10着のみ」のヴェルデグリーン
「OP7着と12着、重賞8戦して新潟記念3着や関屋記念4着など」のトーセンダンディ
それ以外の18頭は「重賞連対」。
内13頭は「重賞連対+重賞連対」で、残りは5頭は「重賞連対+重賞3着」と2回ほど結果が出ている必要がある。
さらに「GⅡ以上連対+重賞3着以内」12頭、「GⅢ連対+GⅡ3着」4頭で、残り2頭が「GⅡ出走無しでGⅢ連対+GⅢ3着」なので、『
GⅡ3着以内』も重視したい。
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでだったのは…
「2000mが重賞5戦してGⅢ3着など、2200mは500万10着のみ」のトーセンダンディ
次点「2000m連対」。
2000mまでだったのは…
「2200m以上出走なし」のヴェルデグリーンとダイワファルコンとグラスボンバー
「重賞GⅡ3戦3着、4着、10着、2400mは東京優駿12着のシルクネクサス
残り15頭には『
2200m以上連対』があった。
有馬記念に代表されるように、中山は少しくらいの距離実績が無くてもこなせるコースなので、余地は残る。
<コース>
「中山連対」16頭、「初出走」1頭。
残りは…
「日経賞4着のみ」のアーネストリー
「新馬15着とオールカマー3着」のシンゲン
「ディセンバーS7着のみ」のトーセンダンディ
中山に連対が無かった馬は「中山GⅡ3着」のシンゲン以外に「阪神連対」があり、直線の急な坂をクリアしていた。腰が甘い?タイプは坂が苦手な場合もあるので、気を付けたい。
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」8頭、「マクり差し、差し」9頭。
1000mは59.6、61.4(重)、60.5、60.0、61.0、61.8、61.0、61.5、64.9(稍重)、61.3(稍重)とあまり速くはならない。
4コーナーまでにある程度進出している馬も多く、かなり後方からでは難しい。
<その他>
中山10回での「人気」は…
1番人気5連対、2番人気4連対、3番人気1連対。
4番人気4連対、5番人気2連対、6番人気2連対、9番人気2連対。
頭数が落ちつく年もあってか、1~6番人気までがほとんど。大きな荒れを期待するのは少し難しいか。
3着は1、6、2、6、2、8、7、6、6、3番人気。
「上がり3ハロン3番手内」は10年で11頭。
逃げ馬の多さもあるが、先週のセントライト記念よりも少ない。
古馬という事もあって粘り切れる部分もあるようで、仕掛けるタイミングがポイントになる。
「鞍上」は「蛯名正義」騎手の2勝がトップ。
「横山典弘」騎手と「勝浦正樹」騎手の1勝2着1回、「池添謙一」騎手の2着2回などが続く。
同日に神戸新聞杯がある影響か、あまり偏りは少ない。
「年齢」は「5歳」が8連対でトップ。
「6歳」6連対、「4歳」4連対、「7歳」2連対と続く。
主要GⅡでは無いという事か、「4歳」よりも「5、6歳」が多い。
(昨年の新潟開催は「6歳」と「4歳」だった。)
性別は「牡馬のみ」。しかし、5回は出走自体が無く、1頭ずつ出走して3着が2回ある。
昨年の新潟開催では4頭が出走してラキシスが連対しているし、今年もGⅠ馬2頭などが出走してくるので、出走メンバー次第では今後傾向が変わってくる可能性も。
10年で14頭が「
中山1800m以上のGⅡ3着以内」があった。
残りは5頭が「中山重賞への出走自体なし」と「16000万勝ち直後の初重賞(初輸送)だった日経賞4着のみ」のアーネストリー。
ひとまずはコレをチェックしてみたい。
「6月以前の出走」は20頭中8頭。
使われてきた馬の方が少し多い。7頭は「GⅠから」なのでその辺りの判断がポイントか。
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