京都1400mで行われる2歳牝馬GⅢ「ファンタジーステークス」。
過去の勝ち馬からアストンマーチャン、ラインクラフト、スイープトウショウ、ピースオブワールド、プリモディーネなどGⅠ勝ち馬を出している。近年は勝ち馬ではないが、2着ローブティサージュや3着ホエールキャプチャなどが後にGⅠ馬になっている注目の1戦。
14年から京都4週+1週目。2000年から日曜日開催だったが、2010年にの土曜開催に戻り、12年から4週+2週目に。
ファンタジーSの傾向 (過去10年の連対馬データから) 2015
<実績>
2歳重賞らしく最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
「新馬勝ち直後(重賞取り消し含む)」のローブティサージュとホーマンフリップ
「新馬2着、未勝利1着、新潟2歳S8着、ききょうS3着、デイリー杯2歳S6着」のモズハツコイ
「新馬1着、新潟2歳S3着、デイリー杯2歳S7着」のサウンドリアーナ
「新馬3着、未勝利1着」のアンチュラス
「新馬2着、未勝利1着」のマルモセーラ
「新馬1着、ききょうS5着、デイリー杯2歳S6着」のタガノエリザベート
「新馬2着、未勝利3着、1着」のベストクルーズ
「新馬1着、小倉2歳S5着、デイリー杯2歳S6着」のワンカラット
次点は「500万2着」。
「新馬1着、りんどう賞2着」のダノングラシアス
「新馬3着、未勝利1着、りんどう賞2着」のオディール
次々点は「500万勝ち」。
「新馬2着、未勝利2着、1着、りんどう賞1着」のエイムアットビップ
残り8頭は「OP以上連対」。
内5頭は「重賞連対」。
よく絡んでいたGⅡ出走組だが、昨年から来週にデイリー杯2歳Sが移動するので、該当する馬はいなくなる…。
<距離>
全馬に共通するのは「
1200m以上勝利」。
ただ、1200mまでは1400m以上が…
「初出走」のクールホタルビ、ベルカント、アイムユアーズ、イナズマアマリリス、アストンマーチャン、ラッシュライフ
「ききょうS5着とデイリー杯2歳S6着」のタガノエリザベート
「デイリー杯2歳S6着のみ」はワンカラット
それ以外の12頭には「1400m以上連対」があった。
ちなみに「1800m1戦1勝」のローブティサージュ、「1500mと1800m勝ち」のイクスキューズで「1400m以下出走なし」で連対。
<コース>
「京都連対」5頭、「初出走」11頭。
残りは…
「デイリー杯2歳S6着のみ」のモズハツコイ、タガノエリザベート、ワンカラット
「デイリー杯2歳S7着のみ」のサウンドリアーナ
京都開催が10月からで、東京と違って6月は阪神なので、出走している馬は少ない。
さらに、昨年からデイリー杯2歳Sが翌週になり、難しいコースという事でもないので、出走しているなら結果は求められる。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」11頭、「差し」6頭、「追い込み」1頭。
800mは47.3、45.8、45.9、45.9、46.6、46.5、48.9、45.6、46.0l、46.4で少し速くなる事もあるが、前の方が多い。
昨年から1週繰り上がっての開催で、微妙に違いが出てくる可能性も…。
<その他>
「人気」は1番人気3連対、2番人気2連対、3番人気1連対で上位は苦戦。
4番人気6連対でトップ。5番人気2連対、7番人気2連対、8番人気2連対で、残りは13、14番人気。
未対戦の馬も多いので上位人気だけで決まる事は少ない。
3着は3、15、10、1、5、3、2、2、1、10番人気。
10年で二桁は30頭中5頭で、平均配当は馬連8355年、3連複2万8970円と荒れ気味。
以前は比較的堅めだったが、
上位人気が苦戦し始めているのが「08年から」で、考えやすいのは「阪神ジュベナイルFの開催が1週延びた」事辺りかと…。
ローテーションの変化などもあって、仕上げやレース選択に変化がでているとも考えられる。
「上位人気で4着以下」だったのは10年で…
「2戦2勝」
「1戦1勝」
「重賞連対」
「OP勝ち」
「りんどう賞組」
など(重複もあり)。
「2戦2勝」は10年で連対は0頭(3着は2頭)。
重賞やOP、りんどう賞勝ちだが、この時期は「未対戦」も多く、「レース間隔が開いた」り、「コースや距離の違い」などもあって、キャリアのある?無敗馬としてはリスクがある。
同じく「重賞連対」も同じような理由があるので、実績だけでは危うい。
「1戦1勝」もいるが、上位人気では10年で0連対(3着0頭)。
阪神1400や1600m、京都の1600mや1400m(芝ダートとも)などの新馬勝ちが人気を集める事があると少し注意したい。さすがに11年前の京都1400m勝ちのラインクラフトはあっさり勝ったが、新馬でのパフォーマンスも良かった。逆に上位人気ではない1勝馬が絡んでいるので、細かく見ての判断が求められる。
キャリアも少ないという事で、アクシデントひとつで大きく崩れる可能性も高い。
ただ、昨年から前週にアルテミスSが、デイリー杯2歳Sが翌週に移っており、その影響で出走馬のレベルに変化が出てくる事は考えられる。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で11頭。
先行勢の多さもあるが、該当する馬は少な目。
ただ、「連対時に上がり3ハロン3番手以内」とある程度の脚を持っており、ただ、粘り込むタイプでは厳しい…。
鞍上は「武豊」騎手の3連対3着2回がトップ。
「川田将雅」騎手の2連対、「四位洋文」騎手の3着2回が続く。
他はバラバラだが、ココ4年連続(連対3人3着1人)で「外国人ジョッキー」が絡んでおり、人気薄でも気を付けたい。
10年で20頭15頭は「中央(芝)で4着以下が無い」。
残り「新馬1着、GⅢ8着、OP2着、GⅢ13着」1頭と「新馬か未勝利勝ちの後、重賞かOPへ出走して5着か3着など、そしてデイリー杯2歳Sで6着か7着」4頭で、500万への出走が無かった。※デイリー杯2歳Sが翌週へと移行したので条件変化するかも…。
「500万以下」で大きく崩れているのはマイナスかと。
出走自体がない年もあるが、2011年に「関東馬」アイムユアーズがようやく優勝。
18年間で「勝ち馬」1頭(2着2頭、3着2頭)だが、輸送技術の向上や栗東留学(そのまま滞在)などもあり、増える可能性はある。
ただ、12年にアルテミスSが出来た上に、京王杯2歳Sが同日になったので、関東馬の出走自体が減っていく事も考えられる。
輸送経験などは阪神JFに向けて利点はあると思うので、注目したい。
20頭中「10月か9月出走」が16頭。
「6月出走、9月取り消し」や「7月や8月出走」も絡んでいるが、使われてきた方が多い。
3着も10頭中7頭が該当。
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