京都1600mで行われる2歳GⅡ「デイリー杯2歳ステークス」。
以前は秋の京都1回の2週目、12年と13年は開幕週で行われていた。昨年からから4週(祝日含む9日)+2週目の土曜日に変更された。実績やコースなど連対馬に違いが出る可能性もあり、実績に関しては近い時期のファンタジーSや京王杯2歳Sを参考に載せておく。
デイリー杯2歳Sの傾向 (過去10年の連対馬データから) 2015
<実績> ※昨年から1ヶ月遅い開催になっています。
最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
細かくみると…
「新馬勝ち直後」5頭
「未勝利勝ち直後」6頭
「新馬5着+未勝利1着+野路菊S5着」のエイシンアポロン
「新馬8着+未勝利1着+野路菊S3着」のキャプテントゥーレ
「新馬1着+新潟2歳S6着」のタケミカヅチ
残りは「OP1着」か「重賞連対」。
※昨年から開催が1ヶ月近く遅くなっている。
昨年の2014年は、連対が「未勝利勝ち直後」、3着が「OP勝ち」。
以前のデイリー杯2歳Sは10年で「OP以上連対」が3割程度だが、京王杯2歳Sは5割、ファンタジーSでも500万連対以上が5割を超えており、実績馬の比率が上がる可能性がある。
ただ、昨年からココ3週で2歳重賞が4つになっており、出走馬の分散があるだけに…。
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
1200mまでだったのは…
「1400m以上初」のホウリアアキコ、クラウンレガーロ、ローレルゲレイロ。
3頭とも「1200m重賞連対」で共通していた。
次点は「1400m」。
「新馬勝ち直後で、1500m以上初」のクラレント
次々点は「1500m」。
「新馬勝ち直後で、1600m以上初」のレーヴディソール
残り15頭は「1600m以上連対」。
ちなみに10年で4頭が「1600m以下出走なし」の距離短縮で初めてをクリア。マルカシェンクの「2000m新馬勝ち直後」というのもある。
<コース>
「京都連対」4頭、「初出走」16頭。
開催が1ヶ月移った昨年は2頭が絡んだ。
改修工事の影響もあって11年や06年には「京都開催」があったが、通常開催だと「2歳戦が始まって初めての京都開催」だったので、連闘でない限りは出走は無い。12年と13年に関しては開幕週なので出走自体が不可能。
ちなみに「初出走」の場合は「阪神勝ち(他場勝ち含む)」8頭、「小倉勝ち」4頭、「札幌勝ち」2頭、「新潟勝利」1頭、「函館勝ち」1頭。
<脚質>
「逃げ」1頭、「途中逃げ」1頭、「先行」7頭、「差し」11頭。
1000mの通過は61.1、57.9、60.4、59.7(稍重)、59.0、58.8、57.9、61.0、59.3、62.6(稍重)。
昨年から4週使った後の2週目なので、今後は傾向も変わってくる可能性が。
頭数も以前は11~13頭だったのが9頭と減っており、近い週に2歳重賞が混在している影響が出ている。
ちなみに13年以前は開幕2週目か開幕週に行われており、時計を額面通り?受け取らない方がよかった。
<その他>
「人気」は1番人気7連対、2番人気3連対、3番人気4連対と上位人気が多い。
5番人気3連対、6番人気2連対で、残りは4番人気とあまり荒れていない。
昨年は9頭だったが、今年は登録時点では多いので、その辺りで変化が出てくる可能性も。
3着は1、4、2、3、2、2、8、7、5、4番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で14頭。
以前は開幕週か2週目だったので、前が有利で逃げや先行馬が該当しないこともあった。
昨年は少頭数に加えて、スローで3頭ともが該当したが、今年がどうなるか…。
10年で19頭が「連対時に上がり2番手以内」。残り1頭は「逃げて2番手から」のダイアモンドヘッドの「1戦して上がり4番手」。
10年で「鞍上」は「小牧太」騎手と「池添謙一」騎手の3連対がトップ。
「岩田康誠」騎手、「福永祐一」騎手、「武豊」騎手の2連対が続く。
ある程度、2歳馬を依頼される騎手は決まっていたりするので、その辺りから狙ってみるのもひとつかと
一昨年あげていた「OP出走組」と「新馬・未勝利勝ち直後組」だが、開催時期の変更もあって傾向に変化が出る可能性もあるため割愛する。
昨年は「未勝利で2着」が出たが、それまでの10年では「未勝利は1着」。
新馬で2~6着があっても2戦目には初勝利をあげており、早い勝ち上がりが多かった。開催が遅くなった事で出走馬に幅が出た事もあるが、9頭という出走頭数も影響したか…今後に注目したい。
昨年以外は10月開催だが、20頭中17頭が「9月以降に出走」。
残りは「7月新馬勝ち以来」2頭と「8月の函館2歳S2着以来」1頭。
6週後になって変わってくるかもしれないが、レース間隔が開いた馬は2割ほどだった。
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