東京ダート1600mで行われるGⅢ「武蔵野ステークス」。
以前はジャパンカップダート(JCD)の前哨戦として盛り上がったが、「JCDの阪神移設」「交流GⅠの充実」「みやこS新設」などで、少し関連が薄れていた。しかし、昨年からJCDは「チャンピオンズC」として中京開催なので、左回りを考えても結びつきが回復する可能性も…。
2010年からは日曜開催でエリザベス女王杯と同日になっている。
武蔵野Sの傾向 (過去10年の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OPが端午S4着、重賞はレパードS3着のみ」のイジゲン
「OP以上出走なし」のキクノサリーレ
「OPが阿蘇S5着、重賞マーキュリーC3着のみ」のエイシンロンバート
次点は「OP勝ち」。重賞が…
「ユニコーンS5着とプロキオンS7着」のワイドバッハ
「アンタレスS6着」のエアハリファ
「ダート重賞初」のガンジスと10年時のダノンカモン
「プロキオンS3着と6着、カペラS12着」のナムラタイタン
残り12頭は「重賞連対」。
<距離>
全馬に共通するのは「1400m以上勝利」。
1600m以上が…
「芝1800mの新馬16着のみ」のシーキングザベスト
次点は「1600m連対」。
ただ、「1600mが芝500万2着とNHKマイルC9着」のガンジス以外には『
1600m以上勝利』があり、コチラがメインになりそう
1800m以上連対14頭だが、1600m以下がココ5年に多いので、以前ほど長い距離で結果が出ていなくても問題はないかと。
ちなみに「1700m以上連対」で、1600m以下が「ダービー卿CT15着のみ」のベルシャザール、「出走なし」のワンダーアキュートが「1600m以下連対なし」で絡んでおり、距離短縮をクリアしている。
<コース>
「東京連対」18頭、「初出走」2頭。
初出走の2頭とも「中京連対」があり、左回りはクリアしていた。
ちなみにワンダーアキュートは「芝は青葉賞9着」があった。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」8頭、「追い込み」1頭。
1000mは58.1、58.9、60.6、59.2(稍重)、60.8、58.8、59.3、59.8(不良)、59.0、57.5で、ペースは速いがダートらしく前が残る。
<その他>
「人気」は1番人気6連対、2番人気2連対、3番人気1連対。
4番人気4連対、5番人気2連対、6番人気2連対、残りは7、9、11番人気。
ある程度の人気で決まっているので、あまり大きくは荒れないかと。
3着は11、7、6、3、9、8、1、6、8、7、11番人気。
荒れるとすると3着の可能性が高い。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で13頭。
前からの競馬が半分くらいを占めているが、連対時には良い脚を使っている馬が多い。
ダートという事もあって「位置取りと仕掛け」がポイントになりそう。
生粋ではない「東京ダート1600m」なんですが…
出走メンバーのレベルもあってかフェブラリーSと違って、「芝連対馬」は10年20頭中5頭。
さらに枠の「内:外」も「12:8」で内の方が多い。
その辺りはGⅠとの違いか…。
年齢は10年で…
「5歳」8頭
「3歳」6頭
「4歳」3頭
「6歳」3頭
斤量の影響などもあって3歳が多い。ただ、出走しない年もあるが、成長か気性の問題なのか4歳よりも5歳が多い。
「鞍上」は「三浦皇成」騎手の3連対がトップ。
現役では「武豊」騎手や「蛯名正義」騎手の2連対が続く。
2010年からエリザベス女王杯と同日になっており、影響が出てくるかと。
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