京都2000mで行われる2歳GⅢ「京都2歳ステークス」。
以前からこの時期に2歳OPとして行われてきたが、昨年からGⅢに格上げ。年末にあったラジオNIKKEI杯2歳Sを潰してホープフルSをGⅡにした事もあって、『ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス』となっている。
2001年までは1800mで開催。OP時にはエピファネイアやヴィクトワールピサ、エイシンチャンプ、アドマイヤドンら後のGⅠ馬が勝ち馬に名を連ねる。古くはナリタブライアンの名も。距離の部分大きいが「弥生賞と結びつきが強い」ように感じる。
京都2歳Sの傾向 (昨年のラジオNIKKEI杯3着まで+OP時10回の連対馬データから) 2015
<実績>
昨年は…
「新馬5着、未勝利1着、野路菊S5着、黄菊賞1着」のベルラップ
「新馬1着、野路菊S1着」のダノンメジャー
「新馬2着、未勝利1着」のシュヴァルグラン
OP時の10回分では最低ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
「新馬勝ち直後」10頭
「未勝利勝ち直後」5頭
残りは…
「デイリー杯2歳S4着、萩S9着」のアグネスドリーム
「デイリー杯2歳S10着」のダンツアトラス
「コスモス賞4着、札幌2歳S8着、萩S7着」のマーベラスカイザー
後は「萩S(OP)2着」2頭、「重賞連対」2頭。
<距離>
昨年は…
1着と3着に「2000m勝ち」、2着は「1800m勝ち、2000m出走なし」。
OP時の10回分で、全馬に共通するのは「1800m以上連対」。
「中央で1800mOP2着と重賞2着」のイクゼキュティヴ
「萩S2着や未勝利2000m3着」のドリームパスポート
以外の18頭は「1800m以上勝利」で、出走があれば「2000m勝利」。
<コース>
昨年は1着と3着が「京都勝ち」、2着は「初出走」。
OP時の10回分は「京都勝ち」12頭、「初出走」5頭。
残りは…
「デイリー杯2歳S4着と萩S9着」のアグネスドリーム
「デイリー杯2歳S10着のみ」のダンツアトラス
「萩S7着のみ」のマーベラスカイザー
連を外したのはOP以上なので、条件戦辺りでは結果がほしい。
<脚質>
昨年は…
1000mは63.1(稍重)で、8頭と少頭数だった事もあるが…
1着「先行(3番手)」、2着「差し(6番手)」、3着「追い込み(7、8番手)」。
OP時の10回分は…
「逃げ」3頭、「先行」8頭、「差し」6頭、「追い込み」3頭。
1000mは60.8、64.1、61.4、62.4、63.6、61.4、62.5、63.8、61.9、64.8と遅いが、5~10頭と少頭数になる事から後方からでも届く。
<その他>
「人気」は昨年は6→2→5番人気。
OP時の10回では1番人気7連対(3着2回)、2番人気3連対(3着1回)、3番人気1連対(3着2回)。
4番人気2連対、5番人気3連対、8番人気2連対。残りは7、9番人気。
「1番人気」は3着以内が多いが、他の上位人気は微妙…頭数の割に7~9番人気が絡んでおり、判断が難しいトコロはある。
「上がり3ハロン3番手以内」は「3番手」→「2番手」→「最速」。
OP時の10回では18頭。
「逃げ」で該当していない2頭以外はすべて「3番手以内」。
ペースが遅く、いわゆる「ヨーイドン!」になる事が多い。
全馬が「勝利時に上がり3番手以内」をクリア、逃げたエーシングングン以外には「勝利時に上がり2番手以内」。
鞍上は「ビュイック」騎手→「小牧太」騎手→「内田博幸」騎手。
OP時の10回は「武豊」騎手の4連対がトップ。
「福永祐一」騎手、「池添謙一」騎手の2連対が続く。
関西の騎手が多いが、重賞になって違ってくる可能性も…。
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