中山3600mで行われるGⅡ「ステイヤーズステークス」。
障害競走を除いて、平地競走で最も長い重賞。
ステイヤーズSの傾向 (過去10年の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは1600万以上が……
「神戸新聞杯9着、1600万5着」の12年時のファタモルガーナ
「神戸新聞杯7着、1600万3着」イグアス
「OPは白百合S4着、重賞は6戦して弥生賞5着やアルゼンチン共和国杯3着」のコスモヘレノス
次点は「1600万勝ち」。OP以上が…
「OPは6戦してカシオペアS3着やアンドロメダS4着、重賞は3戦して日経賞8着、目黒記念16着、朝日CC3着」のゴールデンメイン
「OP6着と3着、重賞はアルゼンチン共和国杯15着」のエアジパング
「日経新春杯5着、宝塚記念10着、京都大賞典7着、アルゼンチン共和国杯9着」のマキハタサイボーグ
残り14頭が「重賞連対」。
この内、「クイーンS2着で、GⅡ以上がエリザベス女王杯3着、JC8着、目黒記念4着、オールカマー3着」のエルノヴァ以外には『GⅡ連対』があった。
<距離>
全馬に共通するのは「2000m以上勝利」。
2000mまでだったのは2200m以上が…
「青葉賞10着、セントライト記念17着、アルゼンチン共和国杯3着」のコスモヘレノス
次点は「2400m」。
「2500mGⅡ12、5、7、札幌日経OP4着、菊花賞9着、天皇賞(春)6、13着」のユニバーサルバンク
「2500m以上初」のイグアス
「大阪ハンブルグC5着と目黒記念4着」のエルノヴァ
残り16頭は「2500m以上連対」でコレがメインになりそう。
ただ、半分以上の11頭には「3000m以上連対」があり、1頭は入れておきたい。
<コース>
「中山連対」11頭、「初出走」3頭。
残りは…
「ステイヤーズS3着のみ」のデスペラード
「GⅡ3戦してオールカマー3着など」のユニバーサルバンク
「セントライト記念3着のみ」のフォゲッタブル
「日経賞8着のみ」のゴールデンメイン
「1600万11着のみ」のマキハタサイボーグ
「1600万4着のみ」のアイポッパー
6頭とも「GⅡ3着か1戦」なので、出走が少ないか後少しで連だった。
ちなみに「中山連対」がなった馬には「阪神連対」か「福島連対」があり、直線の急な坂はクリアしていた。
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行、マクリ差し」17頭、「差し」2頭。
1000mは64.5、60.5、63.0、61.0(不良)、61.1、65.9(稍重)、64.0、64.0、61.5、65.1で、速くない。
「開幕週」に加えて、「直線の短い」中山コース、さらにペースが落ちつく「長丁場」なので4コーナーである程度の位置に進出していないと厳しい。
<その他>
「人気」は10年で1番人気5連対、2番人気3連対、3番人気1連対。
4番人気が5連対、6番人気2連対で、残りは5、7、8、13番人気。
少し上位人気が苦戦しているが、「1~6番人気」が8割方なので、あまり大きくは荒れない。
3着は1、7、2、12、3、2、11、5、4、2番人気。
二桁人気が2割ほど来ており、荒れるなら3連複か…。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で17頭。
逃げや2、3番手が該当しない(している馬もいる)くらいで、マクリの多さを考えても、残り600mの脚がいい馬を狙いたい。
鞍上は10年で「横山典弘」騎手と「北村宏司」騎手の3連対がトップ。
「吉田豊」騎手と「O.ペリエ」騎手の2連対で続く。
ちなみに現役では横山典弘騎手は4勝をあげている。
ココ3年は金鯱賞、以前は途中から鳴尾記念と同日で、騎手は分かれる。
年齢は10年で…
「4歳」5頭
「5歳」4頭
「3歳」4頭
「6歳」4頭
「8歳」1頭
「9歳」1頭
「10歳」1頭
高齢馬も絡んでおり、他のレースと比べると折り合いが重視されることもあり、そういった部分では侮れない。
長距離のGⅡという事もあって…
「阪神大賞典」
「菊花賞」
「ステイヤーズS」
辺りの連対馬との相性が良さそう。
前哨戦では「アルゼンチン共和国杯組」が11頭と多い。
着順はあまり気にする必要はないようだが…。
…