中山1800mで行われる古馬牝馬のハンデGⅢ「中山牝馬ステークス」。
2014年は2着が同着。2011年は震災の影響で阪神で代替開催だった。
中山牝馬Sの傾向 (中山開催過去10回分の連対馬21頭のデータから) 2016
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは…
「1600万が7着と4着、OPはターコイズS6着のみ、重賞も愛知杯5着のみ」のマイネカンナ
次点は「1600万勝ち」。
OP以上が…
「出走無し」のケイアイエレガント
「エリザベス女王杯15着のみ」のオールザットジャズ
「OPは9着と3着、重賞は8戦中山牝馬S3着、福島牝馬S3着、福島記念3着、ローズS4着など」のヤマニンベルメイユ
残り17頭には「重賞連対(ダート含む)」があった。
※重賞1戦以下か3着はセーフ。ただ、ダート重賞連対のウェディングフジコは芝はOP勝ち、重賞5戦して愛知杯6着やマーメイドS7着、エリザベス女王杯8着など、その辺りでも可能性は残る。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
ただ、1600mまでだったピンクカメオは1800m以上が「優駿牝馬5着、ローズS4着、秋華賞14着、クイーン賞5着」。
高いレベルである程度走れていた。
残り20頭は『
1800m以上勝利』があるので、まずはコレをクリアしてほしい。
<コース>
「中山連対」10頭、「初出走」6頭。
残りは…
「フラワーC5着のみ」のキャトルフィーユ
「中山牝馬S4着のみ」のマイネイサベル
「500万15着とOP6着」のマイネカンナ
「京成杯AH6着のみ」のマイネサマンサ
「フラワーC3着のみ」のメイショウオスカル
コチラは「2戦以下か3着」はクリアしている。
ちなみに中山に連対が無かった11頭中9頭には「阪神連対」があり、直線の急な坂には対応していた。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」7頭、「差し」11頭、「追い込み」1頭。
1000mは59.2、60.4、61.3、61.5(重)、58.6、60.5(稍重)、60.8、60.8(重)、60.1、62.3で馬場を考えると少し速めか。
後ろからの方が多いが、ペースの影響や馬場、ハンデもあってかどの位置からも通用している。
<その他>
1番人気は3連対、2番人気2連対、3番人気2連対。
4番人気4連対、8番人気3連対、残りは6、7、9、10、13、15番人気。
上位人気が苦戦しているので荒れ模様だが、ハンデ戦なので人気割れはする。
ちなみに3着は5、(2着同着でなし)1、11、9、11、3、12、8、10番人気。
上位人気で4着以下に敗れのは…
「GⅠ4着以内」「4歳」「12月2週以前に出走」
が多くみられる。特にホエールキャプチャ、ジェルミナル、アサヒライジング、トールポピーら人気馬は3つとも該当していた。実績の高さで人気を集めるが、「仕上がりの難しさ」などが影響していると考える。
人気で馬券に絡まなかった馬の半分が「約3か月以上ぶりの出走」。ただ、14年にマイネイサベルが「エリザベス女王杯からの直行」で勝って、03年のレディパステル以来となった(上位人気ではなかったが)。
他にも「後方からの競馬」というのあった。連対馬に「差し」や「追い込み」がいるのだが、上位人気の場合はあまりお奨めできない…。
「ハンデ」は51~56.5キロで平均54.0714キロ。中央値は54キロ。
あまり重くならないが、牝馬という事もあり、よく言われる「+2キロ」計算で考えたい。
54キロ以下が半分以上を占めている。
トップハンデは54~57キロで、のべ21頭出走して4連対(3着2回)。
昨年が54キロで4頭と例年とは少し違う結果。55.5キロ以上は苦戦しているが、2頭が勝利なので判断が難しい…阪神1600mGⅠ勝ちが共通しているので実績は高かった。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で11頭。
半分ほどしか該当しておらず、後方からの数を考えると少ない。
直線が短い事やハンデもあって、早めに動くタイプの方がいい年もある。
年齢は…
「5歳」7連対
「6歳」7連対
「4歳」6連対
「7歳」1連対
4~6歳は大きく変わらないが、「上位人気4着以下」では「4歳」13頭、「5歳」7頭、「6歳」1頭なので、6歳が有力という事になるか…。
「鞍上」は現役では「蛯名正義」騎手、「田中勝春」騎手、「吉田豊」騎手の2連対。
ハンデの影響はあると思うが、若手の台頭はそれほど多くない。
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