中京1200mで行われれる古馬GⅠ「高松宮記念」。
改修して新しくなってからは5回目。13年から1月に中京開催が増えているので、2012年とは若干違っていますが、4回分の3着までを中心に考えてみます。改修時は「阪神開催」でした。
ただ、12頭だけでは少ないので、実績やその他は「以前の高松宮記念の連対馬」、コースや脚質などは「新・中京1200mの1000万以上の連対馬」のモノも参考に載せておきます。
高松宮記念の傾向 (過去4年3着まで+旧コース分+α) 2016
【実績】
連対馬8頭に該当するのは「重賞2連対以上」。
芝重賞1戦のスノードラゴン以外は「重賞2勝以上」。
ちなみに3着4頭は「重賞勝ち」。重賞5戦1勝の13年のハクサンムーン以外は「重賞勝ち+重賞連対」。
阪神開催時や旧・中京時代の6年延ばすと…
最低連対ラインは「OP勝ち」。
「重賞8戦してNHKマイルC3着、セントウルS3着、マイルCS5着など」のキンシャサノキセキ
次点は「重賞勝ち」。
「重賞5戦で東京新聞杯1着、阪急杯3着、富士S3着、朝日CC4着、京都金杯5着」のスズカフェニックス
残り10頭は「重賞2連対以上」、内9頭は「重賞3連対以上」。
【距離】
連対馬8頭に共通するのは「1400m以上連対」。
「1200m以下初」のコパノリチャードや「1200m2着」のサンカルロがおり、「1200勝ちが無い」馬もいる。
海外馬エアロヴェロシティが1400m2着だが、日本馬は「1400m以上勝利」だった。
3着4頭も「1400m以上連対」。内3頭は「1200m勝ち」あり。
直線の長いコースでは少し長めで結果が出ているタイプが多いので、その影響か。
「新・中京1200m(1000万以上高松宮記念除く)の連対馬」62頭では…
46頭が「1400m以上連対」で、16頭が「1200mまで」。
ちなみに中京1200mGⅢ「CBC賞」の8頭も「1400m以上連対」。
【コース】
連対馬は「中京連対」1頭、「(新)中京(ダート除く)初」6頭。
残り1頭は「高松宮記念3着」のロードカナロア。
2012年は3月に新装なので2頭とも「新・中京初」。共に旧コースで「1連対」と「GⅠ1戦」と中京への輸送はクリアしていた。
3着4頭は「初出走」2頭、「中京連対」、「ファルコンS11着のみ」。
『左回り』は3着まで12頭で…
日本馬は「NHKマイルC8着のみ」のコパノリチャード、12年の「初出走」と13年の「高松宮記念3着のみ」のロードカナロア、「クロッカスS7着とファルコンS11着」の14年時のハクサンムーン以外が「左回り連対」。
「新・中京1200m(1000万以上高松宮記念除く)の連対馬」62頭では…
「新中京連対」21頭
「新コース初出走」14頭
「新中京3着」9頭
残りは「3戦以下」で、3戦は「4着2回、8着1回」のみ。
ちなみにCBC賞では「新中京連対」4頭、「初出走」2頭、「GⅠ3着とGⅢ11着」「GⅠ5着のみ」。
【脚質】
「逃げ」1頭、「先行」6頭、「差し」5頭。
600mは34.0、34.5(不良)、34.3、34.5。
馬場が変わった事もあり、勝ち時計も改修後は遅くなっている。特に新装直後は他のレースも時計がかかっていた。
「新・中京1200m(1000万以上高松宮記念除く)の連対馬」62頭では…
「逃げ」3頭、「先行」22頭、「差し」32頭、「追い込み」5頭。
600mも33.3~35.7で、同じく時計はあまり速くならない。
【前哨戦】
「阪急杯」4頭、「オーシャンS」4頭、「シルクロードS」3頭、「チェアマンズスプリント」1頭。
連対馬は「阪急杯」と「オーシャンS」が多い。
着順は「阪急杯1、1、3着」、「オーシャンS2、2、4、9着」、「シルクロードS1着」、「チェアマンズスプリント2着」。
阪神開催時や旧・中京時代の6年延ばすと…
連対馬は「阪急杯」6頭、「オーシャンS」2頭、「スプリンターズS」1頭、「シルクロードS」1頭、「阪神牝馬S」1頭、「中山記念」1頭。
【その他】
「人気」は1番人気1連対、2番人気2連対、3番人気2連対。残りは4、6、8番人気1連対。
3着は3、1、10、1番人気。
1番人気が3年連続3着以内で、上位人気がある程度来ている。
阪神開催時や旧・中京時代の6年延ばすと…
1番人気3連対、2番人気全滅、3番人気1連対。4番人気4連対と6番人気2連対で、残りは5、13番人気。
3着は11、3、15、1、2、3番人気。
過去10年で見ても7割近くを「1~4番人気」が占めており、スプリンターズSでも10年で7割ほどが「1~3番人気」なので、スプリント戦はあまり大きくは荒れないかと。
「上がり3ハロン3番手以内」は12頭中6頭が該当。
5頭が連対馬なので、良い脚が使えるタイプはいい。ただ、勝ち馬3頭中2頭は該当していないので、使えないのが悪いワケでは無い。
「新・中京1200m(1000万以上高松宮記念除く)の連対馬」62頭では37頭が該当。
「年齢」は…
「5歳」2勝3着1回、「6歳」2着4回、「4歳」1勝3着3回、「7歳」1勝。
阪神開催時や旧・中京時代の6年では…
「5歳」7連対3着1回、「6歳」2連対3着1回、「4歳」1連対、「7歳」1連3着1回、「8歳」1連対3着1回。
以前は「NHKマイルC4着以上」や「東京新聞杯連対」、「安田記念2着」など『東京1600m重賞』との相性は良かった。「左回りの高いレベル」という部分では共通しており、その辺りで近いモノはあったが、ココ4年は該当していない。
新・コース2年の勝ち馬は共に「スプリンターズS勝ち」だが、コレは実力の高さが大きい。
3着までで見ると「シルクロードS1着」、「阪急杯1着」、「函館スプリントS1着」「京阪杯1着」などが共通しており、その辺りはチェックしてみたい。
…