函館1200mで行われる2歳GⅢ「函館2歳ステークス」。
96年以前は札幌の方が開催が早かったが、97年以降は函館が先に開催されており、それ以降は2歳世代で初めて行われる中央重賞に。
函館4週+4週の8週目に行われる事ほとんどだったが、12年から3週+3週の6週目に(12年は日曜、13年と14年は土曜、15年は日曜開催)。それにともなってラベンダー賞が無くなった。開催日数だけで言うと函館4週+2週の6週目だったラベンダー賞と同じで、OP戦がなくなった事で出走メンバーの経験的にもラベンダー賞出走馬と近い経験に。参考までに以前のラベンダー賞の傾向も載せてみます。
09年は札幌代替開催だったので、除いて考える。ちなみに2013年はスタンド改修の札幌の代替開催を見据えて芝が短かったのか時計が速かった。
函館2歳Sの傾向 (過去4+6年の連対馬データを中心に) 2016
<実績>
13年から「新馬勝ち、或いは未勝利勝ち」。
開催時期が変わって、OP戦もないので、地方馬でない限りは1勝馬しか出走が無い。それ以前は「ラベンダー賞3着以内」というのもあった。
ちなみに「新馬勝ち」6頭と「未勝利勝ち(新馬は2着か5着)」2頭。
ラベンダー賞函館4回では「地方馬デビュー勝ち+α」以外は「新馬勝ち」か「新馬2着→未勝利1着」。
<距離>
13年以降の8頭では「1000m勝ち」1頭と「1200m勝ち」7頭。
ラベンダー賞函館5回でも「1000m勝ち」か「1200m勝ち」。ただ、旧・函館2歳Sと比べると「1000m勝ち」の率が高かった。
函館開催10回だと「1000m勝ちまで」2頭、「1200m以上勝利」18頭。
<コース>
13年以降の8頭は「函館勝ち」。
それ以前の12頭は「函館連対」だが、「ラベンダー賞2着のみ」のマイネショコラーデ以外は「函館勝ち」。
以前と比べると他場の新馬戦が増えたので「初出走」の可能性はある。
ラベンダー賞函館5回でも地方馬や「阪神勝ちのみ」、「京都ダート勝ち」など「初出走」がいた。(札幌開催時は「福島勝利」も)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」9頭、「差し」10頭。
600mは34.1(稍重)、34.1、33.7、34.1、34.1、35.0、33.6、35.8(重)、34.2、34.1。
コース的には前が有利だが、最終週を考えると差しも決まる。
ラベンダー賞函館5回では「逃げ」3頭、「先行」6頭、「差し」1頭。600mは34.3、34.5、34.1、34.9、33.7。
<その他>
「人気」は、1番人気4連対、2番人気3連対、3番人気3連対。
5番人気4連対、11番人気2連対で、残りは4、6、7、9番人気。
3着は10、2、8、2、4、3、5、2、8、1番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は函館10回で17頭。
該当しないのは「逃げ」と「2番手」のみなので、基本はいい脚が使える方がいい。
16頭に「勝利時に上がり最速」、「勝利時に2番手」1頭。
「鞍上」は函館開催10回で…
「三浦皇成」騎手、「四位洋文」騎手、「木幡初広」騎手の2連対が複数。
ただ、他はバラバラで3場開催の影響は出ているかと。
函館10回分で「牡7:牝13」で「牝馬有利」。
この時期はまだ「同斤量」で行われているのだが、「仕上がりの早い」「暑さにも強い」という部分もあるのかと…。
元々古馬になっても短いトコロでは通用しやすいので、そこでも利はありそう。
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