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フェブラリーSの傾向 2017
東京ダート1600mで行われる古馬GⅠ「フェブラリーステークス」。

その年にJRAで行われる初めてのGⅠ。97年にGⅠに昇格して21回目。12月にチャンピオンズCができ、ドバイ遠征もあり、交流GⅠが整備されたこともあって、いいメンバーが揃うという印象はあまりなくなってきた。

3着は別記事「フェブラリーS3着の傾向 2017」にします。


 フェブラリーSの傾向 (過去10年の連対馬データから) 2017


【実績】
最低連対ラインは「ダート重賞勝ち(交流含む)」。

ただ、「重賞1勝のみ」だったのは…

「重賞2戦して武蔵野S3着と根岸S1着」のモーニン
「兵庫チャンピオンS1着のみ」の14年時のコパノリッキー
「JDD1着、武蔵野S11着、浦和記念3着、川崎記念3着」の10年時のテスタマッタ
「ピーターパンS1着、BCクラシック12着、JCD6着」のカジノドライヴ

いずれも4歳で、重賞の出走が少なかった。

次点は「重賞勝ち+重賞連対」。

「東京優駿18着、JDD1着、JBCクラシック2着、JCD8着、東京大賞典3着、川崎記念3着」のサクセスブロッケン
「重賞6戦してGⅢ2勝、南部杯3着(東京開催)など」のシルクフォーチュン

4歳でGⅠにしか出走しなかった前者はいいとして、6歳の後者は少しメンバー的に恵まれた感は残る…。

残り14頭には「重賞勝ち+重賞2連対以上」。
内9頭は「重賞勝ち+重賞4連対以上」と高い実績。

20頭中15頭は「GⅠ連対(ダートGⅠ初1頭含む)」。
後は「GⅠ出走無し」のモーニンと14年時のコパノリッキー、「JCD14着とチャンピオンズC10着」のインカンテーション、「GⅠ1戦してマイルCS南部杯3着」のシルクフォーチュン、「BCクラシック12着とJCD6着」のカジノドライヴ。



【距離】
全馬に共通するのは『1600m以上勝利』。

1600mまでは

「1800m以上出走無し」のモーニン

1800mまでだったのは1900m以上が

「出走無し」のインカンテーション、シルクフォーチュン、10年時のエスポワールシチー
「BCクラシックのみ」のカジノドライヴ

次点「1870~1900m」は2000m以上が

「不出走」のコパノリッキーとトランセンド

残り13頭には「2000m以上連対」があった。

中央ダートGⅠは2戦しかなく、中距離を得意とする馬もココへ出走してくる事も多かった。直線も長いし、少し長い距離でやれている方がいい。



【コース】
「東京ダート連対」16頭、「初出走(芝連対含む)」1頭。

残りは…

「500万4着のみ」のインカンテーション
「武蔵野S6着のみ」のトランセンド
「ジャパンカップダート(東京開催時)10着のみ」のフリオーソ

インカンテーションは2年以上前の初関東遠征時、トランセンドは1年以上前のレースで出遅れもあり、フリオーソは4年も前のレースに加え、地方馬で中央ダート出走が初めてだった。

3頭共に「3歳時の成績1戦のみ」で、「左回り連対」があった。



【脚質】
「逃げ」1頭、「先行」11頭、「差し」7頭、「追い込み」1頭。

1000mは58.4、60.0、60.6、58.6、58.7、60.1、59.2、58.8(稍重)、59.1、58.9(不良)。

時計の速さや直線の割に「前が残る」。
2頭とも後ろだったのは07年(不良馬場)と12年で、出走メンバー的に微妙な感はあった。



【前哨戦】
「川崎記念(1、1、3、3着)」4頭、「東京大賞典(5、5着)」4頭、「東海S(1、3、1着)」3頭、「根岸S(1、3、1着)」3頭、「旧JCD(1、1着)」2頭、「チャンピオンズC2着」1頭、「旧・平安S」1頭、「1600万1着」1頭、「フェアウェルS9着」1頭。

着順は「GⅠ5着以内」、「GⅡとGⅢは3着以内」がメイン。「1600万勝ち」のカジノドライヴは海外GⅡ勝ちでローテーション的にやや例外。「フェアウルS(OP)」9着のコパノリッキーは長期離脱明けの2走目なので崩れていたのも仕方なしかと。

ちなみに前哨戦としての「旧・平安S」は「東海S」に、12月のGⅠ「JCD」は「チャンピオンズC」に変わっている。



【その他】
「人気」は1番人気5連対、2番人気3連対、3番人気4連対。

5番人気2連対、7番人気2連対で、残りは4、6、9、16番人気。
14年の16番人気コパノリッキーは、過去にベストウォーリア(3番人気)に圧勝していたのだが、長期の故障離脱から復帰2戦で復調気配も見えなかったのが影響していた所もあった。

通常時は「1~7番人気」中心で、大きく荒れる事はあまりない。



上位人気で4着以下に敗れたのは…

「初ダート」
「後方からのレース(出遅れ含む)」
「距離不安」
「競走中止」

などで、故障などレース中の事に関しては仕方がない部分もあるが、戦前から怪しい馬もいた。
過剰人気になるケースには注意したい。



「上がり3ハロン3番手以内」は10年で15頭。

さすがに「逃げ」は該当していないのだが、「先行の多さ」の割には該当馬が多い。
実績馬は2番手の競馬でも上がりが速くなるので、力のある馬なら前からでも脚は使える。



「年齢」は…

「4歳」6連対
「5歳」7連対
「6歳」3連対
「7歳」2連対
「8歳」2連対

ダートという事もあり、高齢馬も絡んでいるが「2着止まり」で、「勝ち馬」が「5歳」5勝、「4歳」3勝、「6歳」2勝と、やはり中心は「4歳と5歳」。



「鞍上」では「幸英明」騎手3連対がトップ。


現役では「M.デムーロ」騎手、「武豊」騎手、「岩田康誠」騎手、「内田博幸」騎手の2連対が続く。
馬同様に関西所属の騎手が多い。



20頭中10頭が「東京ダート重賞連対」。

残りは「東京ダート重賞」が…

「1戦のみ」4頭
「出走無し」5頭
「5戦してフェブラリーS4着や5着など」1頭

「実績+コース」の併せ技で「東京ダート重賞」もチェックしたい。



需要はなさそうですが…

フェブラリーSなどは『生粋のダート戦ではないっ!』。

枠にもよりますが「スタートして短くても150mほどは芝」を走る。
10年で20頭中8頭が『芝連対』があるのも頷(うなづ)ける。

残りは「芝不出走」、「3戦未勝利5着など」、「新馬5着のみ」、「地方馬で共同通信杯7着とスプリングS11着」、「東京優駿18着のみ」、「芝4戦未勝利6着2回など」「新馬4着、未勝利7着、毎日杯7着」と、出走が少ない事が多い。


さらに「芝とダートの境目がコースに対して斜め」になっており、「外の方が芝を走る距離が長い」。

内外は30mほどらしいが、先行争いや走破時計に影響を及ぼしてもおかしくない。
10年で勝ち馬は「内3:外7」で「外が多い」。

芝部分でのアドバンテージがある方が結果が出やすいと考えてもよさそう。



「所属」は「関西17:関東2:地方1」。

関東馬は輸送は少ないし、騎手も慣れていると思うのだが、関西馬が優勢。今後は芝のように関東馬の活躍馬も多くなってくるのか…。




by a_doctrinaire | 2017-02-13 10:00 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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