良馬場では10年で最も遅いペースだった中山記念は…
3番人気ネオリアリズムのスタートはまずまず。ジワっとあがって行って3、4番手。コーナーを利して3番手に上がって2コーナーへ。鞍上の膝が伸びて、手綱を引いて行きたがるのを抑える仕草。しかし、残り1000mの手前辺りから、マイネルミラノ共に上がって行き、2番手につける。前とは1、2馬身後方を追走していたが、残り600mで外からロゴタイプが上がって3番手。4コーナーでは内を回って直線に入ると同時に外に出すためかムチが2発入る。追って2番手に上がると、ムチと追いで残り100mを切って先頭に立ち、そのままリードを保ってゴールし、優勝。
8番人気サクラアンプルールもスタートはそこそこ。9番手で1周目のゴール板を通過。向う正面で1頭上がって10番手に。鞍上が手綱を引いていたが、内から上がって行き8番手で残り1000m。残り600m辺りか仕掛けて最内を回る。直線でも最内を狙って追って、少し鞭を右に持ち替えるのに手間取ったが、すぐに右ムチが入る。200mを切って4番手で、またしても鞭を抜くのに引っかかったのか手綱を持ち直す。その間にも3番手に上がり、ようやくムチを入れて追い出す。連打で1頭捕まえて、追うも2着。どうした典さん?
7番人気ロゴタイプのスタートもまずまず。仕掛けて、先頭に立つ。手綱を引いて、1馬身ほどのリードで逃げる。残り1000mを切って外からマイネルミラノが上がり、内からネオリアリズムが上がって3番手に下がる。残り600mで仕掛けて2番手に上がる。4コーナーで先頭に並びかけ、追いだして先頭に立つ。ムチを入れて粘ろうとするも、力尽きたかあっさり2頭に交されて3着。
4着は1番人気アンビシャス。スタートで内の馬と接触して少し後方に。5着はヴィブロス。2番人気リアルスティールは8着だった。
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予想は4着、5着、6着、8着。
敗因はペースの読み違い。前から行きたい馬が3頭ほどいたので、もう少し流れるかと思ったのですが、かなりのスロー…。ネオリアリズムとロゴタイプを脚質でパスしただけに。
サクラアンプルールは重賞実績がなく、予想候補にも入れず。京成杯勝ちのプロフェットに先着していたので、GⅢで連対くらいは考えても良かったか…。
アンビシャスはペースの割には頑張っており、やはり能力は高い。ヴィブロスはもう少し前で競馬をしてほしかった…。ツクバアズマオーも位置取りもあって、ペースが違えば…。
昨年もピリっとせず評価を下げたリアルスティールは「直線でハミをかむところがなかったし、まだもう一歩という感じ。次は叩いてピリッとしてくるんじゃないか」との騎手コメントに対して、矢作師は「(敗因は)ちょっと分からない…(略)」との事。やれるようには仕上げていて、コレだったのか…。
近年はGⅠでも超スローもあるだけに、展開は考えを改める必要はありそう。
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2着は無かったものの、またしても5頭目、6頭目が上位に…。
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