阪神2000mで行われる古馬GⅠ「大阪杯」。
「魅力ある競走を提供するため」という事で、今年2017年からGⅠに昇格。「ドバイミーティング」などの影響もあって、何とか国内の盛り上がりを期待したようで…。
以前は天皇賞(春)の前哨戦のGⅡとしてヒルノダムールやメイショウサムソンが本番も勝利。他にも連対したドリームジャーニーやエイシンデピュティが宝塚記念を制しており、春のGⅠに向けて有力馬が出ていた。
昇格で出走メンバーは増えるとは思うが、ドバイに行く馬は挑戦すると思うので、ハイレベルになるかどうかは…。
大阪杯の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2017
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
ただ、該当するのは…
「1600万とOPに出走が無く、重賞はセントライト記念5着のみ」の4歳ダークシャドウ
のみ。
残り19頭は「重賞連対」。
GⅡが「弥生賞4着、青葉賞5着、神戸新聞杯5着」の12年時のショウナンマイティ、「毎日王冠8着のみ」のエイシンデピュティ、「中山記念4着のみ」のシャドウゲイト以外の16頭には『GⅡ連対』があった。
ちなみに「GⅠ連対」は10頭。
(3着は「1600万勝ち」。「OP5着と6着、重賞4戦して日経新春杯4着、鳴尾記念5着など」のメイショウオウテ。それ以外は「重賞複数連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでだったのは…
「天皇賞(秋)14着降着(8位入線)のみ」のエイシンデピュティ
「菊花賞9着のみ」のカンパニー
共にGⅠで出走が1戦のみなので、数を走っていないならセーフ。
残り18頭は「2000m以上勝利」。
(3着は全馬が「2200m以上勝利」。)
<コース>
「阪神連対」15頭、「初出走」4頭。
残りは…
「新馬4着のみ」のフェデラリスト
05年に「マイラーズC4着のみ」のカンパニーと「毎日杯4着、6か月ぶり神戸新聞杯7着、1600万5着」のマッキーマックスがいる。
(3着は「阪神連対」9頭。残りは「宝塚記念9着のみ」のトーセンジョーダン。)
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」7頭、「差し」9頭、「追い込み」1頭。
1000mは61.1、61.1(不良)、60.5、61.5、65.2(稍重)、59.3、60.3、60.0、59.6、62.2であまり速くはならない。GⅠになってどうか…。
コース的には前が有利な部分もあるが、頭数が少なくなる事もあり、後方からでも通用している。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」3頭、「差し」5頭、「追い込み」1頭。)
<その他> ※GⅠ昇格なので、違ってくる可能性も高い…。
1番人気6連対、2番人気4連対、3番人気1連対。
6番人気3連対で、残りは4、5、7、8、9番人気。
前哨戦GⅡ→GⅠの昇格なので、使ってきた馬や仕上げが変わるので、人気馬が増える可能性はある。
3着は4、6、1、5、2、3、1、4、4、8、5番人気。
上位人気で4着以下だったのは…
「GⅠ上位馬」
「GⅡ連対馬」
「前年の勝ち馬」
「中山巧者(阪神連対や出走無し)」
「前年のGⅠ以来の休み明け」
「牝馬」
などだった。
連対馬にも該当している場合もあるが「過剰人気」も見られ、「単勝人気だけ」で判断するのは危うかった。ここから始動する馬も多く、体調面は特にポイントだったのだが…さすがにGⅠ昇格で臨戦過程や仕上げ、面子などが違うかと。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で14頭。
実績の高さもあってか上がりの速い馬が多いが、「最速」5頭、「2番手」7頭、「3番手」3頭。
コースや脚質を考えると早めに動いている方がいい。勝ち馬は10頭中8頭が該当。
(3着は10頭中7頭該当。)
ペースによるが、「流れを読める騎手」か「流れに乗れる馬」を狙いたい。
「鞍上」は3連対の「武豊」騎手と「浜中俊」騎手がトップ。
現役では「横山典弘」騎手、「池添謙一」騎手らの2連対が続く。
(3着は「池添謙一」騎手2回、「四位洋文」騎手2回。)
※以前まであげていた牡馬58キロ(旧59キロ)ですが、GⅠになった事で斤量差はなくなります。
「年齢」は…
「4歳」9連対3着3回
「5歳」7連対3着2回
「6歳」3連対3着5回
「7歳」1連対
若い方が多いが、年齢が高いのがダメというワケでは無い。
性別は「牡18:牝2」(3着は「牡8:牝2」)。
「馬番」は10年で「3番」4連対がトップ。
「7番」「8番」「11番」の3連対、「6番」「9番」の2連対と続く。
8~15頭で平均12頭と頭数が落ちつきますが、偏りはあるような…。
(3着は「2番」「4番」「6番」「8番」が2回ずつ。)
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