稍重開催となったヴィクトリアマイルは…
6番人気アドマイヤリードはそこそこのスタート。少しずつ下がって行く。13番手の内目を追走。残り1200mでは12番手に上がる。800mを切って仕掛けて、内を通って一気に差を詰めて番手を上げる。直線に入ってから再び外の馬場のいい所へ移動すると、追い出して、残り400mでは6番手。前が狭かったが、ソルヴェイグとスマートレイアーの間に突っ込む。残り200mで少し接触するが、弾き返して間を割って抜け出すと、鞍上が鞭を抜いて左ムチが入る。先頭でリードを広げてゴールし、優勝。
11番人気デンコウアンジュはいいスタート。少しして隣の馬とぶつかったか、挟まれて後ろに下がって鞍上が2度ほど状態を後ろにする仕草があった。残り1200mでは11番手。600mを切って鞍上が仕掛けると、4コーナーから直線で一気に外へ。クリノラホールを散らしながら、追い出す。追って追って加速し、ムチが入って残り200mで7番手辺り。大きなアクションで追って左ムチを入れると差を詰めてゴール板手前で2番手に上がって2着。
7番人気ジュールポレールもそこそこのスタート。少し仕掛けて前の方へ。7番手の内を追走。1000mを切って6番手に上がる。残り800mを切って内から1頭上がって7番手。4コーナーでは内を突いた馬たちに交されて10番手。内へ進路を取ってムチを連打。前が開いて、外目にムチと追いで残り200mで5番手。外から1頭に一気に交わされるが、追い続けて内の馬を交わして3着。
4着は3~4番手のスマートレイアー。5着は逃げたソルヴェイグ。
1番人気ミッキークイーンは7着。2番人気ルージュバックは10着で、「略…後方からの競馬になってしまった。外に出せず、中を突く形になって、伸びがひと息だった」と戸崎騎手のコメント。3番人気レッツゴードンキは11着で、「3コーナーで力むところがあってパワーを使ってしまった。行けるなら行こうとも考えていたし、考えていた通りの競馬はできたけど…」と岩田騎手。
※前日の雨の影響もあったか、今回は17頭全馬が向う正面では内から6~7頭分のエリアに入らず。3コーナーを過ぎる頃は数頭が内に入るも、直線では全馬がかなり外を走っていました。
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予想は2着、6着、7着、9着。
敗因はアドマイヤリードとジュールポレールの輸送と東京初出走を気にした事。
優駿牝馬15着では調教後から-6キロだったアドマイヤリードが、調教後422キロだったので、今回調教後±0で出走するとは思わず…。「GⅠ1戦のみ」を厳しく見て評価を下げたのもマズかった。
ジュールポレールも前走から-2キロで出走。コチラは3着ラインでクリアしていたが、使われてきた分で上積みなどで他を上に見た部分もあった。
デンコウアンジュも馬体重は気になったが、調教後の馬体重464キロと減りを計算に入れての仕上げで、前走から±444キロでの出走と判断は良かったが…。
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ミッキークイーンは調教師は「分からない」。騎手も「略…直線で手前を3回くらい替えて、いつものいい反応がなかった。…略…延びる手応えはあっただけに分からない。申し訳ない」との事。
クイーンズリングは「略…馬場が合っていなくてかわいそうだった。昨日よりはマシだったけど、前走に続いて不向きな馬場だったね…」との事。
ウキヨノカゼは「略…外から張られる形になってしまった」。
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傾向で多かった「4歳」が上位独占…。人気で「11番人気」と「12番人気」が併せて5連対だったが、「11番人気」が2着。馬を見ずに傾向を見た方がよかったようで。
稍重でしたが、過去10年でも最も遅いペース。行く馬がおらず、馬場もあり、逃げが5着、3番手が4着に粘れる展開もあった…。
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先週に続いて最も人気薄の2着は狙えているだけに…残念。
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