札幌ダート1700mで行われるGⅢ「エルムステークス」。
15年は8月の1回札幌6日目、14年は開幕週の2日目で7月末に行われたが、97年からは9月上旬、06年辺りから中旬、12年から8月末に行われていた。一昨年は札幌のスタンド改修工事の影響もあって函館開催、09年は新潟開催だった。
開催時期が違いますが、札幌開催分のデータを載せることに。今年は3着も載せておきます。
エルムSの傾向 (札幌開催10回の連対馬+3着馬データから) 2017
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上出走なし」のリッカルド
次点は「OP2着」。
「OPは2戦して2着と5着、ダート重賞はJCD3着と平安S3着」の05年時のジンクライシス
次々点は「OP勝ち」。
「(ダート)重賞初出走」のローマンレジェンド(12年時)とマコトスパルビエロ
「重賞5戦してエルムS3着やアンタレスS4着など」のクリークパッション
「重賞2戦で根岸S3着とブリーダーズG4着」の10年時のオーロマイスター
残り14頭には「重賞連対」があった。
03年も「1600万勝ち」で「OP5戦3着、ダート重賞エルムS8着、平安S15着、シリウスS5着」のトシザボスがおり、消えるタイミングでリッカルドが出現。
(3着は「OP2着」。重賞は「ラジオたんぱ賞15着のみ」。次点は「OP勝ち」で、「エルムS3着、ブリーダーズG3着、浦和記念5着」と「浦和記念5着のみ」だが、同じ馬。残り7頭は「重賞連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
ちなみに「1700m以下初」のクリノスターオーと12年時のローマンレジェンドがいる。
なお、05年に「1700m勝利」で、1800m以上が「端午S11着のみ」の3歳時のパーソナルラッシュがいる。
(3着は「1700m以上連対」。1700m以上が「1700mOP1戦2着、1800mは芝GⅢ15着」。残りは「1800m以上勝利」。ちなみに1800m勝利で、1700m以下が「1600m500万4着と芝3戦」が1頭いる。)
<コース>
「札幌連対」10頭、「初出走(芝除く)」8頭。
残りは15年連対の…
「エルムS6着のみ」のジェベルムーサ
「エルムS8着のみ」のグレープブランデー
共に前年の1戦のみ。
札幌ダート重賞がコレしかないので、中央開催をメインに走ってきた馬には縁遠いコース。
(3着は「札幌連対」6頭、「初出走」3頭。残り1頭は「OP6着のみ」。)
<脚質>
「先行」13頭、「マクリ差し」7頭。
だいたい1000mの通過は60.5、59.0、58.8(不良)、59.3、60.7、60.3、59.6、61.2(稍重)、59.9、60.0。
直線が短い事もあって、「4コーナーまでにある程度の位置まで上がっていない」と厳しい。
(3着は「逃げ」4頭、「先行」2頭、「マクリ差し、差し」3頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
1番人気2連対、2番人気5連対、3番人気3連対。
4番人気3連対、5番人気3連対、7番人気3連対。残りは8番人気。
頭数が11~13頭の平均12.5頭と落ちつく影響もあってかあまり大きな荒れは無い。
3着は1、7、10、1、6、3、1、5、8、1、10番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は17頭。
先行やマクリが多いが、上がりは速い馬が多い。
ダート戦で直線が短いもあって、4コーナーまでに早い位置取りが求められる事も影響しているかと。
(3着は10頭中6頭が該当。)
「年齢」は…
「5歳」7連対、「4歳」5連対、「6歳」4連対、「7歳」3連対、「3歳」1連対。
4歳と5歳が中心だが、3~7歳と幅広く絡む。「3歳」は9月開催時だったのですが…。
(3着は「5歳」と「6歳」が3頭、「4歳」2頭、「3歳」1頭、「9歳」1頭。)
「鞍上」は「岩田康誠」騎手の4連対。
現役では「横山典弘」騎手、「吉田豊」騎手の2連対と続く。
(3着は騎手の重複はない。)
「札幌」のレースだが、札幌10回で20頭中10頭に「東京ダート重賞3着以内」があった。
残りは「東京重賞不出走」9頭と「東京GⅠ1戦(11着)のみ」なので、出走数が多いならチェックしておきたい。
(3着は「東京重賞3着以内」は1頭のみ。8頭は「東京重賞出走なし」で、残りは「東京GⅠ8着のみ」)
札幌開催10回で3頭が「複数年連対」。
札幌ダート重賞は1つしかないので、巧者に取っては結果が出やすいのかと。
(3着だと3回のエーシンモアオバーがいる。ちなみにこの馬は函館開催の13年にも連があり、馬券圏内に4回絡んだ。)
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