新潟2000mで行われるハンデGⅢ「新潟記念」。
12年から新潟2歳Sと入れ替えで最終週に開催しており、馬場の違いがでてくる可能性も。今年は3着もチェックしておきます。
新潟記念の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2017
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上が京成杯3着、弥生賞3着、皐月賞16着」のアデイインザライフ
「OP以上が京都新聞杯3着のみ」の09年時のサンライズベガ
「OP出走なし、重賞は七夕賞3着とエプソムC5着のみ」のマイネルキッツ
「OP以上出走なし」のトウショウヴォイス
次点は「OP連対」。
「OP勝ち、重賞4戦して中日新聞杯3着など」のマイネルミラノ
「OP1戦すみれS2着、重賞は青葉賞7着」のクランモンタナ
「OP勝ち、重賞は七夕賞3着と天皇賞(春)17着」のユメノシルシ
10年で見ても1戦のクランモンタナ以外は「重賞3着以内」をクリアしていた。出走が少ないならその程度でも可能性はある。
残り13頭は「重賞連対」。
「重賞1戦1勝」のトランスワープ以外には「GⅢ連対+GⅢ4着程度(1頭は入線5着降着)」があり、ある程度出走しているなら重賞連対に加えて、もう少し実績がある方がいい。
(3着の最低ラインは「1600万勝ち」。「OPは白富士S7着、重賞は5戦して新潟記念4着や新潟大賞典6着など」と「OP以上がモンゴル大統領賞16着のみ」。残り8頭は「重賞連対」。うち7頭は「重賞連対+重賞3着以内」。残りは「重賞4戦して重賞連対+重賞6着2回など」が2頭。)
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
1600mまでだったのは…
「1800mが1000万7着、2000mが1000万10着」のトウショウヴォイス
1800mまでは2000m以上が…
「紫苑S3着や愛知杯3着、札幌記念4着など」のコスモネモシン
残り18頭は「2000m以上勝利」があった。
平坦コースという事もあり、ちょっと足りないくらいや出走が少ないならセーフ。
(3着は全馬が「2000m以上連対」。「京成杯2着で、皐月賞5着や弥生賞4着、札幌記念5着、中山金杯3着、函館記念3着など」のメイショウレガーロ以外は「2000m以上勝利」。)
<コース>
「新潟連対」10頭、「初出走(ダート除く)」8頭。
残りは…
「新馬8着と未勝利3着」のマイネルミラノ
「前年の新潟記念4着のみ」のエクスペディション
掲示板くらい走っているなら問題はなさそう。
新潟に連対が無かった馬の内、「エプソムC7着と中日新聞杯18着」のアルバートドック、「左回りが前述1戦のみ」のエクスペディション以外には「東京連対」か「中京連対」の『左回り連対』があった。
(3着は「新潟連対」7頭、「初出走」3頭。06年には「新潟記念3着と新潟大賞典12着」のヴィータローズ。)
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」8頭、「追い込み」1頭。
1000mは58.5、58.8、59.0、59.9(稍重)、60.4、60.9、60.6、61.8、58.8、58.1で、ココ4年は最終週に移っている(が、逃げと先行が4頭絡んでいる)。
直線が長く、馬場が悪い割には平坦な影響や騎手心理もあってか「前が絡む」。特に新潟2歳Sとは違って最後方からは少ない。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」3頭、「差し」5頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
「人気」は、1番人気2連対、2番人気3連対、3番人気全滅と上位が苦戦中。
5番人気が4連対とトップで、6番人気2連対、9番人気3連対や10番人気3連対と人気薄も複数回絡んでいる。
残りは7、8、16番人気。
3着は9、13、3、7、8、3、4、12、14、7番人気。
1番人気は「1走前に七夕賞2着や小倉記念の2、3着」で「上がり3番手以内」が多い。
前走が小回り重賞ながら後方の競馬で上位に来て、直線が延びるココで人気が後押されたカタチ。
ただ、当日の位置取りが「ハイペースの逃げ」や「スローペースで後方から」など難しいレースをしている事が多い。
対して連対馬は、「前走大敗」や「人気馬よりも上がりや着順で劣って」おり、早めに動く競馬を意識しなければならないタイプが目についた。
他の上位人気で僅かな差で4~6着もおり、ハンデや枠、位置取りなどで4着以下に敗れるケースも。
「ハンデ」は10年で52~58キロの平均55.3キロ。中央値は56キロ。
3頭ほどが「52キロ以下」で、同じく「56.5キロ以上」も4頭とある程度幅があるので絞りづらい。
ちなみに11頭が「前走と同斤量」と多く、「増」が5頭、「減」が4頭。
(3着は53~57キロで平均55.2キロ。中央値は55キロ。)
トップハンデは57.5~58キロでのべ13頭で2連対。
苦戦しているが、馬次第の感は否めない…。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で7頭。
直線が長い新潟コースではあるが、上がりは全体的に速いので、レース中3番手以内よりも「仕掛けるタイミング」が重視される。
以前から減ってきていたが、ココ4年は最終週だが特に増えた様子はない。
(3着は10頭中8頭が該当と連と比べると多い。)
「年齢」は「5歳」の9連対がトップ。
「7歳」の5連対、「4歳」の3連対、「6歳」の3連対はある程度横並び。
ちなみに性別は「牡(セン馬含む)18:牝2」と牡馬が多い。
(3着は「5歳」5頭、「6歳」3頭、「4歳」1頭、「7歳」1頭。性別は「牡(セン馬含む)9:牝1」。)
「鞍上」は10年で現役で「横山典弘」騎手と「吉田豊」騎手の2連対が複数。
後はバラバラで、3場開催の影響もあって騎手で狙うのは難しいかも。
「馬番」は10年で「5~9番」に20頭中11頭と集中。
レースをしやすい枠かもしれないので、1頭はその辺りから選びたい。
16年と14年は2頭とも外枠で、最終週に変わった影響か?
(3着も10頭中6頭が「5~9番」。ちなみに16年の12番と14年の15番で、連対ともに外が増えてきている感も…。)
近走は10年で16年のアデイインザライフ以外は「7月以降に出走」。
「休み明け」はあまりお奨めできない。
対して着順はあまり良くなくてもいいケースが目立つので、状態の把握が必須かと…。
(3着は16年のロンギングダンサーと15年のファントムライトの5月以外は「7月以降に出走」。)
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