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天皇賞(秋)の傾向 2017
東京2000mで行われるGⅠ「天皇賞(秋)」。


昔は天皇賞(春)と同じく3200mだったが、ミスターシービーの頃から2000mに。「勝ち馬の名誉ために1度勝つと出走できない」という時代もあった。

以前は「大外不利」のコースとしても有名だったが、改修された03年以降はマシになっているとの事。不利の解消にともなって、ある程度の人気で決まる年が増えており、昔ほど荒れてはいない。
近年は「凱旋門賞への出走」が増えて、日程の影響で有力馬の参戦が少なくなっており、出走メンバーの手薄感は否めない。

2012年は中央自動車道?で事故があり、栗東トレセンから27日に東京競馬場へ輸送中だった数頭が通行止めの影響を受けた。「通常よりも+4時間または+1~2時間ほどかった馬」がいた。

3着は別記事「天皇賞(秋)3着の傾向 2017」で。


 天皇賞(秋)の傾向 (過去10年の連対馬データなど) 2017


【実績】
最低連対ラインは「OP勝ち」。

該当するのは重賞が…

「共同通信杯3着、毎日杯3着、東京優駿14着、毎日王冠3着」のスピルバーグ

元々、2戦目にフェノーエノに0.3秒差2着や3戦目にゴールドシップに0.3秒差3着のある馬だったが、1年3か月後の休み明けを経て条件戦から上がって行った。毎日王冠では前が開かず、あまり追えない中での3着で、当日5番人気と評価は高かった。

次点は「GⅢ勝ち」。

「毎日杯3着、皐月賞5着、セントライト記念4着、富士S1着、中山記念3着、OE2世C2着、毎日王冠7着」のステファノス

海外GⅠ2着もあり、休み明け以外はGⅡ以下で3着を外していなかった。

次々点は「GⅡ勝ち」。

「青葉賞1着、出遅れた東京優駿6着、出遅れた毎日王冠5着」のペルーサ

キャリアの少ない3歳で、3戦中2戦が出遅れ。

残り17頭は「GⅡ連対+GⅢ以上連対以上」。

「マイラーズC11着、札幌記念2着、毎日王冠2着」のアグネスアーク以外は「GⅡ以上2連対+重賞連対以上」。


「GⅠ」は「GⅠ連対」13頭、「GⅠ3着」1頭、「GⅠ初出走」2頭。

残りは…

「東京優駿14着のみ」のスピルバーグ
「NHKマイルC6着、東京優駿11着、輸送に4時間かかった天皇賞(秋)6着」のジャスタウェイ
「逃げて有馬記念5着、アクシデント後の休み明け宝塚記念9着」のトーセンジョーダン
「出遅れた東京優駿6着」のペルーサ



【距離】
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。

ただ、1800mまでだったのは2000m以上が…

「東京優駿11着、天皇賞(秋)6着、中山金杯3着、京都記念5着、中日新聞杯8着」のジャスタウェイ。

それ以外の19頭には「2000m以上連対」。
2000m以上が「札幌記念2着のみ」のモーリスとアグネスアーク、「皐月賞5着、セントライト記念4着、QE2世C2着」のステファノス以外の16頭は「2000m以上勝利」。

ちなみに2000mまでは2200m以上が…

「京都新聞杯7着のみ」のモーリス
「東京優駿14着のみ」のスピルバーグ
「菊花賞9着、宝塚記念5着、8着、4着」のカンパニー

13頭には「2200m以上連対」があった。



【コース】
「東京連対」19頭、「初出走」1頭。

「初出走」は「優駿牝馬を感冒、ヴィクトリアマイルを故障で回避」のダイワスカーレットで、「左回り」は「中京OP勝ち」があった

04年には「優駿牝馬4着のみ」のダンスインザムードがいる。



【脚質】
「逃げ」1頭、「先行」5頭、「差し」13頭、「追い込み」1頭。

1000mは60.8、60.6、60.7、58.4、57.3、56.5、59.1(稍重)、59.8、58.7、59.6(稍重)とマチマチ。
直線の長さもあって差しが多いが、ペースの割に前が粘れるので気を付けたい。

逃げたのはダイワスカーレットのみなので、やや例外とみたい…。



【前哨戦】
「毎日王冠(7、3、2、9、1、5、1、2、2着)」9頭、「宝塚記念(9、3、2、5、2着)」5頭、「京都大賞典1着」1頭、「札幌記念(2、1着)」2頭、「セントライト記念1着」1頭、「安田記念11着」1頭、「大阪杯1着」1頭。

着順は「毎日王冠」が1~9着、「宝塚記念」は2~9着で、ステファノスの毎日王冠7着、エイシンフラッシュの毎日王冠9着、14年時のジェンティルドンナの宝塚記念9着、安田記念11着のリアルスティール以外は「重賞5着以内」。



【その他】
「人気」は1番人気7連対、2番人気3連対、3番人気全滅。

5番人気が4連対、7番人気4連対で、残りは4番人気と10番人気。
「3番人気は連で鬼門」気味だが、「1~7番人気」で決まる事が多いので、その辺りまで可能性は残る。



「1番人気で連を外した」のは…

先行して差された3着のイスラボニータ
包まれて4着のブエナビスタ
届かず3着のウオッカ

2頭が「5歳牝馬」。近年人気になりやすい牝馬だが、牡馬よりも繊細と言われるだけに、展開やアクシデントの影響を受けやすいのかと。
残り1頭は「3歳牡馬」だが、乗り替わりでアタマ差3着と他の要因もあったように感じるが。



4着以下に敗れた上位人気は10年で14頭中7頭が「4~6着」と惜しい馬も多い。

ただ、アクシデントもあるが、

「脚質が合わず」
「距離適性が微妙(短い、或いは長い)」
「実績不足」
「休み明け」

など「過剰人気」も見受けられた。
実績や適性次第では、危うい人気の馬もいるので、見極めが大切。



「上がり3ハロン3番手以内」は10年で15頭。

切れるタイプが多いが、馬場の良さもあってか「当日の位置取りが普段より前目」という馬も多い。
10年で「最速」7頭、「2番手」2頭、「3番手」6頭で早めに動く方がいいようだが、ココ5年で上がり最速が3勝、残り2年が最速が2着で、「前目に行った人気馬目がけて突っ込む」という展開。



「鞍上」では10年で現役で「武豊」騎手の2勝がトップ。

「M.デムーロ」騎手と「北村宏司」騎手、「戸崎圭太」騎手の2連対が続く。
ただ、20連対中6連対の「海外騎手」だが、以前と比べると来日する騎手も増えてきており、上手い騎手ならココでもコワイ。



距離の近さとレースのレベルもあってか「その年の宝塚記念出走組」が約半分の9頭を締める。

「阪神大賞典を取り消して以来の1月からの休み明け9着」のトーセンジョーダン以外は「宝塚記念1~6着」。
距離2000mや輸送距離(関東馬)の短縮などの要素もあって、連対しやすいのかと…。

2015年にラブリーデイが、2000年のテイエムオペラオー以降ひさしぶりに「その年の宝塚記念勝ち」から天皇賞(秋)勝ち。
凱旋門賞への挑戦も影響して出走していないケースが多いのだが、久しぶりに結果を出した。



年齢は10年で…

「4歳」10連対
「5歳」7連対
「3歳」2連対
「8歳」1連対

8歳馬カンパニーは故障もあって、年齢の割にはレース数を使っておらず、馬も若かった。
本格化の時期などは馬によって違うが、『4歳か5歳』をまずチェックしたい。



20頭中16頭に「東京GⅡ以上2着以内」。

残りは東京GⅡが…

「東京優駿4着と安田記念11着」のリアルスティール
「毎日王冠7着のみ(富士S勝ち)」のステファノス
「東京優駿14着、毎日王冠3着」のスピルバーグ
「東京コース出走無し」のダイワスカーレット

適性とレベルを考えるとクリアしてほしい。



出走は多いが、2年連続連対はジェンティルドンナのみ。

連+3着のステファノス、エイシンフラッシュ、ペールサ、ウオッカ、3着2回のイスラボニータはいるが…。詳しくは3着馬の傾向にて。



by a_doctrinaire | 2017-10-24 00:35 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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