有馬記念3着の傾向 (過去10年の3着馬データから) 2017
【実績】
最低連対ラインは「GⅢ勝ち+GⅡ2着」。
該当するのは…
「青葉賞2着、東京優駿7着、ラジオNIKKEI賞5着、マイルCS7着、中日新聞杯1着」の3歳時のトゥザグローリー
残り9頭は「GⅡ勝ち+GⅡ以上2連対+重賞3着以内」。
内5頭は「GⅠ2連対+GⅡ2連対以上」。
GⅠは「GⅠ連対」6頭、「GⅠ3着」2頭、「GⅠ4着や5着など」1頭、「GⅠ7着2回」1頭。
【距離】
全馬に共通するのは「2000m以上勝利」。
「2000m勝ちまで」に該当するのは…
「東京優駿6着、オールカマー9着、宝塚記念4着、有馬記念3着、宝塚記念12着」の07年のダイワメジャー
次点は「2200m勝ち」で…
「2400m以上出走なし」の08年のエアシェイディ
「有馬記念3着とジャパンカップ5着」の09年のエアシェイディ
同一馬の複数3着が多いので、距離連対は伸びないが少し例外として考えてもいいかも。
残り7頭は「2400m以上連対」。
連対馬と同じく「2000mや2200m勝ち止まり」でも通用する事もある。
06年のダイワメジャーは、2000m勝ちでそれ以上は「東京優駿6着、オールカマー9着、宝塚記念4着」。
【コース】
「中山連対」8頭、「初出走」1頭。
残りは…
「有馬記念3着のみ」の11年時のトゥザグローリー
連対馬の「GⅠ2戦か1戦のみ」と比べると、3着の方がしっかり結果が出ていたりする…。
【脚質】
「逃げ」1頭、「先行」2頭、「マクリ差し」3頭、「差し」3頭、「追い込み」1頭。
連対と同様にコース的にも前目が多い。
ただ、「勝ち馬はほとんどが3着よりも前」での競馬なので、後ろであるがゆえに3着もあるかと。
【前哨戦】
「ジャパンカップ(4、15、3、11、5着)」5頭、「マイルCS1着」1頭、「菊花賞1着」1頭、「凱旋門賞14着」1頭、「天皇賞(秋)5着」1頭、「中日新聞杯1着」1頭。
連対馬と比べると、着順はGⅠ二桁の3頭を除いても5着以内と少し落ちてもやれている。
【その他】
人気は3、4、1、2、2、9、14、11、10、6番人気。
さすがに連対馬は1番人気が多いので、コチラの方が荒れる印象だが、人気薄は連対馬に通ずるモノがある。
2、3番人気同士が3割だが、3着も上位人気が3割。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で5頭。
連対と違い「最速」はなく「2、3番手」止まり。
脚質でもあげたが、展開ではなく能力で3着というのが多いのかと。
連対でもあげたが、ゴールドシップ、トゥザグローリー、ダイワメジャー、エアシェイディなどが「連続3着」。
ゴールドアクターが1着から翌年3着、キタサンブラックは3着から2着、2012年の勝ち馬のゴールドシップが2年3着、ゼンノロブロイも1着から翌年3着で、1年開けて2着から3着のリンカーンがいる。
「リピート率」は高め。
年齢は「5歳」4頭、「4歳」2頭、「3歳」2頭、「6歳」1頭、「7歳」1頭、「8歳」1頭。
高齢馬もいるが6歳以上は前年3着の「6歳」ダイワメジャー、「7歳と8歳」がエアシェイディとそれぞれ同一馬で、馬の能力もあるので年齢が高いのがいいワケではないかと。
ちなみに「4歳と5歳」のゴールドシップ、「3歳と4歳」がトゥザグローリー。
鞍上は現役では「C.ウィリアムズ」騎手の2回ずつが複数。
コチラも「海外騎手」が10人中4人と一人くらい選んでおきたい。
実績とコースの併せの「中山GⅡ以上連対」は8頭。
残りは「中山は有馬記念3着、阪神GⅡ連対」と「中山と阪神出走なし」。
連対馬よりも求められる部分があり、注目したい。
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