京都1400mで行われる古馬牝馬GⅢ「京都牝馬ステークス」。
2015年までは1600mで1月の3~5週に行われていたが、ターコイズSの新設(昇格)やそれにともなう愛知杯の左遷によって、距離1400mへと短縮して最終週に移った。コレによって(どちらが先か分からないが)阪神牝馬Sは1400mから1600mに距離延長となっている。
距離短縮の影響もあって、「牝馬の高松宮記念前哨戦」という一面が…。
1ヶ月ほど後の開催となりますが、実績などはそのままで…。距離が短縮されるので、京都1400m重賞のスワンSとファンタジーS(前年分)や近い時期の斑鳩Sを参考に載せておきます。
京都牝馬Sの傾向 (距離短縮後2年3着まで+1600m時10年データ+α) 2018
<実績>
2017年は…
「桜花賞1着、阪神JF2着、ターコイズS2着など」のレッツゴードンキ
「1600万勝ち、OP以上はアネモネS6着のみ」のワンスインナムーン
「1600万勝ち、OP以上は京都牝馬S4着のみ」のスナッチマインド
2016年は…
「フィリーズR1着、秋華賞2着」のクイーンズリング
「クイーンC2着」のマジックタイム
「チューリップ賞2着、京都金杯1着」のウインプリメーラ
15年までの10年の最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは…
「1600万とOPへ出走なし、重賞はシンザン記念4着、フィリーズR5着、NZT6着、ローズS5着」のドナウブルー
次点は「1600万連対」。
「1600万勝ち、OPはパラダイスS5着、重賞は7戦して府中牝馬S6着や京都牝馬S6着など」のゴールデンナンバー
「1600万2着、OPは忘れな草賞10着のみ、重賞はローズS16着と愛知杯4着」の10年時のヒカルアマランサス
「1600万勝ち、OP以上不出走」のベストロケーション
次々点は「OP連対」。
「白百合S2着、重賞はチューリップ賞6着、ローズS3着、秋華賞10着」のウリウリ
「忘れな草賞1着、重賞は優駿牝馬10着、ローズS6着、秋華賞15着」のザレマ
残り14頭は「重賞連対」。内9頭が「重賞勝ち」、4頭が「GⅠ連対」。
<距離>
2017年は…
「1600~1800m連対、1400mは阪急杯6着のみ、1200mは4戦してGⅢ3着2回など」
「1200~1600m連対」
「1200~1600m連対」
2016年は…
「1400~2000m連対」
「1400~1800m連対」
「1600~1800m連対で、1400以下初」
京都1400mの重賞であるスワンSとファンタジーSの過去10年では…
スワンS
「連対20頭中19頭に1600m以上勝利、残り1頭は1400m勝ち」
ファンタジーS
「連対20頭中13頭は1400m以上連対、残り7頭は1200勝ち」
近い時期の京都1400mの1600万の斑鳩S過去10年連対20頭(08年は雪でダート開催で除く)では…
「1200mまで」1頭、「1400mまで」5頭、「1600m以上連対」14頭。
ちなみに1600m時の過去10年では「連対20頭全馬が1600m以上連対、19頭は1600m以上勝利」。
<コース>
2017年は…
「秋華賞17着とマイルCS6着」「初出走」「京都連対」
2016年は…
「京都連対」「初出走」「京都連対」
15年までの10年の連対馬は「京都連対」16頭、「初出走」2頭。
残りは…
「秋華賞16着と京阪杯5着」のハナズゴール
「秋華賞4着、エリザベス女王杯5着2回」のアドマイヤキッス
京都重賞で5着以内をクリアしており、特に難しいコースではないのでこなせて不思議は無い。
スワンSとファンタジーSの過去10年では…
スワンS
「京都連対」15頭、「初出走」1頭。残りは「菊花賞6着と4着」「4戦GⅡ7着2回」「3戦GⅢ9着など」「新馬10着とOP9着」
ファンタジーS
「京都連対」6頭、「初出走」10頭。残りは「デイリー杯6着か7着」4頭。
特に難しいコースではないので、あまり気にする必要はなさそう。
近い時期の京都1400mの1600万の斑鳩S過去10年連対20頭(08年は雪でダート開催で除く)では…
「京都連対」16頭、「初出走」1頭。
残りは「10戦して1600万3着2回など」「1000万4着と1600万3着」「9戦して1000万3着やGⅡ6着など」。
<脚質>
2017年は…
「差し」「先行」「差し」。800mは47.8(稍重)。
2016年は…
「先行」「差し」「差し」。800mは46.9(重)。
スワンSは…
連対は「逃げ」5頭、「先行」8頭、「差し」7頭。
800mは46.2、46.1、46.4、46.8(稍重)、46.7、45.3、46.3、46.1、45.4、45.2(稍重)。
ファンタジーSは…
「逃げ」4頭、「先行」10頭、「差し」5頭、「追い込み」1頭。
800mは47.3、47.7、47.3、45.8、45.9、45.9、46.6、46.5、48.9、45.6。
京都1400mの斑鳩S過去10年(08年は雪でダート開催で除く)は…
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」9頭。
800mは44.7、47.5(稍重)、46.1、45.8、47.5、47.9、46.8、47.6、45.6、47.5(重)。
ちなみに1600m時は…
「逃げ」2頭、「先行」6頭、「差し」9頭、「追い込み」3頭。
<その他>
「人気」
2017年は…
1番人気→7番人気→5番人気
2016年は…
1番人気→6番人気→3番人気
1600m10年の人気は…
1番人気6連対、2番人気4連対、3番人気全滅。
5番人気2連対、7番人気2連対、9番人気2連対で、残りは4、6、8、15番人気。
スワンSは「1~4番人気」が13頭で、二桁人気も1割ほど絡んで荒れる事も。
ファンタジーSは「1~4番人気」が5割ほどだが4番人気率が高く、二桁人気は1.5割。
「上がり3ハロン3番手内」は
2017年は…「2番手」「4番手タイ」「3番手」
2016年は…「3番手タイ」「2番手」「5番手(タイをのぞくと4番手)」
距離は変わるが1600mの10年で14頭。
京都1400m重賞は、10年でスワンSは9頭、ファンタジーSが10頭。
最終週になるので、馬場の良し悪しもポイントになりそう。
ちなみに斑鳩Sは20頭中13頭。
鞍上は
17年は「岩田康誠」騎手→「石橋脩」騎手→「浜中俊」騎手
16年は「M.デムーロ」騎手→「柴山雄一」騎手→「川田将雅」騎手
1600m時の10年は「浜中俊」騎手の3勝がトップ。
「M.デムーロ」騎手と「岩田康誠」騎手の2連対が続く。
スワンSでは「福永祐一」騎手3連対、「浜中俊」騎手、「四位洋文」騎手、「池添謙一」騎手の連対など。
ファンタジーSは「川田将雅」騎手の3連対で、後はバラバラ。
「年齢」は…
2017年は5歳→4歳→6歳
2016年は4歳→5歳→6歳
1600m時の10年では…
「4歳」7連対
「5歳」7連対
「6歳」6連対
若い方が多いが、特に抜けている感はないので、6歳くらいまでは侮れない。
別定戦だが、賞金やクラスで52~56キロと背負う斤量が違う。
人気や結果に結びつく事が多いので、その辺りには注意したい。
距離は変わるが、1600m時はドナウブルー、ショウリュウムーン、ヒカルアマランサス、ウイングレットなどが複数連対しており、「リピート率」は高めだった。
2年連続もあれば、隔年もあるので、狙い過ぎると危ういか?
あくまで京都1600m時の傾向なので、1400mになって開催月も変わってどうか…。
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