桜花賞トライアル。本番と同じコースだけに、要注目!
有力馬
阪神ジュベナイルF勝ちのトールポピー。4戦2勝2着2回で、先着されたのは牡馬のみでGⅠ勝ち。しかし、未対戦の馬も多く、久々の上に上がりが特に早いわけでもなければ、勝ったレースはすべて僅差。抜けているとは言いがたい。
34秒前半の上がりを持つスペルバインド。前走は遠征ながらセントポーリア賞3着。2月で牡馬相手に良いレースが出来れば、牝馬限定なら…と思わせる。デビュー戦ではヤマニンキングリーの3着で上がりはこちらが上。トールポピーより速い上がりが繰り出せる。後は力があるかどうか。
上がり34.0のギュイエンヌ。キャリアも少なく、初遠征、初コースと正直厳しいが、混戦ムードのクラシック戦線だけに、1勝馬にもチャンスあり。遅れてきた大器かも…。
エアパスカルの前走こぶし賞の大敗は、雪の影響でダート開催になった影響だろう。父の産駒はダートもこなすが、小さな馬格で敢えて走らせなかった可能性も。前走に目をつぶれば、デビュー戦でダンツキッスイの2着、紅梅S2着など4戦4連対。疲れさえなければ…。
逃げて連勝したヤマカツオーキッドが控える競馬を憶えた。といってもオープンで掲示板止まりなのだが。抑える競馬が出来るようになった今、逃げる脚をうまく溜められるかも。逃げなら一考。
2勝馬コウヨウマリーン。前走で追撃を振り切ったディープスカイはGⅢで3着。関西圏も2度目。久々の紅梅Sは8着だが、0.4秒差。大きくは負けていない。初コースが問題なければエアパスカルほどやれてもいい。
ファンタジーS勝ちのオーディール。阪神JF4着や重賞勝ちと実績は上位。戦ってきた相手もエイムアットビップらと申し分なし。しかし、気になるのは、GⅠで敗れたのがキャリアの少ない馬たちだった点。混戦と言われる今年のクラシック戦線だけに、力のある馬のデビューが遅かったと仮定すると2歳時の実績は意味がなくなる。加えてデビューした距離が引っかかる。マイル中心に使われていたならともかく、1200mからということを考えると、1ハロン長いのかも…。
チューリップ賞 予想
本番に向けての大事な一戦になる
トールポピー。ハッキリ言って内容が求められる。速い時計に対応できないようでは、本番は難しい。上がり最速はもちろん34秒台前半は欲しい。
こぶし賞を度外視できる
エアパスカル。紅梅賞2着とマイル戦でのキャリア、デビュー戦の相手等を参考にすれば、ここでは十分上位。
切れる脚を持つ
スペルバインド。権利取りで躍起にならず、トールポピーをマークして追い出しを我慢すれば。
3連複では、コウヨウマリーンとギュイエンヌは入れたい。両馬とも輸送がなければ…繊細な牝馬だけにその辺りがどうか、と思うが可能性が無いわけではない。