中京ダート1800mで行われる古馬GⅢ「平安ステークス」。
本来は京都ダート1900mだが、京都競馬場整備の影響で21年と22年は中京開催。
2012年まではフェブラリーSの前哨戦として、1月に1800mで行われていたが、13年に5月の東海Sと入れ替わるカタチでココへ。
2010年の中京競馬場改修時は仕方ないとしても、東海Sがそのまま京都ダート1900mで+2年開催されており、JRAにとっては「レース名」は特にコースなどと結びつきなど無いようなモノなのかと(代替開催もありますし)。
平安Sの傾向 (中京1回と京都過去8回と京都ダート1900m時の東海S3年の3着まで) 2022
<実績>
21年の中京開催は
「重賞勝ち」「3勝クラス(1600万)勝ち、OP以上はマーチS12着のみ」「重賞勝ち」
京都8回では
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのはOP以上が…
「OP3戦して9、6、11着、重賞は名古屋大賞典4着のみ」のモズアトラクション
「アルデバランS5着、マーチS5着、アンタレスS16着」のクリノスターオー
次点は「OP勝ち」で…
「重賞以上出走なし」のグレイトパール
残り20頭は「(交流含む)重賞連対」。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
最低ラインは「OP勝ち」。
「ダート重賞はレパードS3着とJCD8着」のソリタリーキング
「重賞初出走」のランフォルセ
残り4頭は「重賞連対」があった。
3着は「1600万勝ち、OP以上初」のアルトップラン。「重賞連対」のサイレントメロディとシルクメビウス。
ちなみに中京2300m時の6年では「1600万勝ち、OP以上初」のワンダースピードや「OP勝ち、重賞プロキオンS5着、平安S4着、マーチS4着、アンタレスS6着」のサカラート以外が「重賞連対」。
<距離>
21年の中京開催は「1200~1800m連対、1900m以上初」「1800~2000m連対」「1600~2100m連対」。
京都8回では
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでなのは、1900m以上が…
「1900m以上初」のヴェンジェンス、クインズサターン、インカンテーション
「アルデバランS5着のみ」の14年時のクリノスターオー
「東京大賞典4着、ブリリアントS4着」のナムラタイタン
残り19頭は「2000m以上連対」。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「1900m以上初で、1800m勝ち」のランフォルセ以外は「1900m以上勝利」があった。
3着も「1900m以上勝利」。
<コース>
21年の中京開催は「中京連対」「中京連対」「中京ダート初」
京都8回では
21頭が「京都勝利」、「初出走(芝除く)」2頭。
残りは「500万7着のみ」。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「京都勝利」5頭、「初出走」1頭。
関東馬のランフォルセが「初出走」だったが、小倉でOP勝ちと滞在かもしれないが関西圏で結果が出ていた。
3着は「平安S6着のみ」のサイレントメロディと「未勝利3着、1000万8着、1600万3着」のアルトップランがいる。
<脚質>
21年の中京開催は「先行」「逃げ」「差し」。だいたいの1000mは58.0。
京都8回では
「逃げ」3頭、「先行」9頭、「マクリ差し、差し」10頭、「追い込み」2頭。
だいたいの1000mは60.6、61.4、61.5、58.4、60.3、59.7、60.9、60.4でダートという事を考えるとまずまずか…。
20年は差しが勝って、先行勢が2、3着。19年は遅かったが、後方組が上位を占めた。18年は一番遅く「逃げ馬」が勝利」。17年はかなり速く、追い込みが届いた。16年と15年は「逃げ馬」が勝利し、2着が「2番手」、3着が少し後ろ。後の2年は勝ち馬と3着が「2番手」と「3番手」で、差しが共に2着。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「逃げ」2頭、「先行」3頭、「差し」1頭。
1000mは60.6、59.9(不良)、60.1(不良)だった。
3着は「差し」3頭。
ある程度前につけている方がいい。
<その他>
人気は…
中京開催の21年は2番人気→1番人気→3番人気
20年は3番人気→5番人気→2番人気
19年は1番人気→12番人気→3番人気
18年は7番人気→3番人気→5番人気
17年は1番人気→6番人気→15番人気
16年は1番人気→3番人気→4番人気
15年は4番人気→3番人気→5番人気
14年は12番人気→7番人気→4番人気
13年が1番人気→8番人気→5番人気
京都D1900m時の東海S3回では2回が不良馬場だったが…
1番人気1連対、2番人気1連対、3番人気2連対。残りは4、6番人気。
3着は5、10、11番人気と少し人気が無い馬も絡んでいた。
京都D1900mの8年で上位人気で4着以下だったのは…
「前年の連対馬」、「交流重賞から」、「アンタレスS上位から」、「GⅠ上位馬」など。
不良馬場などもあったが、元々ダートの質の違いや展開などもかわってくるので、判断が難しいトコロではある。
「上がり3ハロン3番手以内」は
21年の中京開催が3頭中1頭該当
京都8回では
8年の24頭で14頭が該当。
20年は2頭、19年は3頭、18年が2頭、17年が1頭、16年は1頭、15年は1頭、14年は1頭、13年で3頭。
京都D1900m時の東海S3回では…
3着までの9頭中8頭が該当しており、「逃げ」だろうと「差し」だろうと「当日に上がりが速い」のが多い。
京都ダート1900m時の24頭中12頭に加え、旧中京の東海S時代を含めても「前走アンタレスS組」が多い。
近年は交流GⅠからの参戦などもあって減ってきたが、この時期のレースとしてはローテーション的にあまり大きな変化はないという事かと。
上位人気で4着以下にも該当しているが、京都→中京から阪神→京都に替わっても絡んでいるので、1頭は入れておきたい。
平安S5年+東海S(京都開催)の10年で、鞍上は「幸英明」騎手の5連対がトップ。
現役では「川田将雅」騎手の2勝3着1回、「M.デムーロ」騎手と「太宰啓介」騎手と「浜中俊」騎手の1勝3着1回、「武豊騎手」の2着1回3着1回、「岩田康誠」騎手の3着2回が続く。
21年の中京開催は「福永祐一」騎手→「C.ルメール」騎手→「川田将雅」騎手
京都D1900m(平安S+旧・東海S)11年の「年齢」は
「5歳」14頭、「4歳」9頭、「6歳」4頭、「7歳」5頭、「8歳」1頭
ちなみに性別は「牡31:牝2」。
21年は牡5→牡4→牝5
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