中山2000mで行われる3歳GⅠ「皐月賞」。
3歳クラシック3冠の第1弾。イギリスの「2000mギニー」を模しており、5着までに東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が与えられる(1991~2017年は4着まで)。
11年は震災の影響で開催時期を遅らせて東京2000mで行われた。中山開催で開催された10回分をまとめてみていきます。
※2025年以降は皐月賞をCコース(それまではBコース3週目)との事
皐月賞の傾向 (過去10年の連対馬データから) 2026
【実績】
最低連対ラインは「OP連対」で…
「新馬1着、野路菊S2着、東スポ杯2歳S4着、若駒S1着、若葉S1着」のヴェロックス
「若葉S」からの連対。
残り19頭には「重賞連対」で、内16頭は「重賞勝ち」。
また重複もあるが、「3歳GⅡ連対」6頭、「GⅡ出走無し」8頭、「弥生賞4着のみ」2頭、「2歳GⅠ1着」4頭、「2歳GⅠ2着」1頭、「2歳GⅠ4着」1頭。
低い実績だと、04年に「新馬2着、未勝利1着、500万4着、スプリングS3着」のダイワメジャーがおり、それくらいでも可能性はある。ただ、4戦中芝は2戦だった。
【距離】
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
1600mまでは「1800m以上初」のサリオスのみ
次点は「1800m」で…
「1800m勝ち、2000m以上出走無し」のジオグリフ、イクイノックス、アルアイン、ペルシアンナイト
残りは『2000m以上連対』があり、出走しているならクリアしてほしい。
ちなみに2008年の連対馬が「弥生賞1戦のみ(4着と3着)」だが、スローで後ろが追いかけなかった年なのでやや特殊な年と考えたい。
【コース】
「中山連対」11頭、「初出走」8頭。
残りは「弥生賞4着のみ」のミュージアムマイル
13年の「乗り替わりGⅡ4着のみ」や08年などの低い部分でも「GⅠ3着」か「トライアル1戦で3着か4着」なので、その辺りなら可能性はある。
トリッキーなコースなので、数を走ってダメな場合には気を付けたい。近年は「初出走」で対応できる馬が増えてきている(その他で後述)。
【脚質】 ※2025年からはCコース(例年はBコース)
「先行」6頭、「マクリ差し」5頭、「差し」7頭、「追い込み」2頭。
1000mは59.3、57.5、58.5(重)、60.2、60.3(稍重)、59.8(稍重)、59.1、59.2(稍重)、59.0、58.4。2025年以降はCコースに替わっているが、それまではBコースで最終週という事を考えると数字通りには受け取らない方がいい。
その影響もあってかかなり二桁番手からでも通用しているが、コースは「前が有利」。
ただ、たまに内が綺麗な年もある…。ちなみに18年は前3頭が離して逃げたが1頭が3着に粘り、その後ろ2頭がワンツー。
【前哨戦】
「弥生賞(4、1、1、1、4、1着)」6頭
「共同通信杯(1、2、1、1着)」4頭
「スプリングS(2、2着)」2頭
「ホープフルS1着」3頭
「若葉S1着」1頭
「京成杯1着」
「朝日杯FS1着」1頭
「東京スポーツ杯2歳S1着」1頭
「毎日杯1着」1頭
「アーリントンC1着」1頭
着順はトライアルは「4着以内」。ただ、トライアルで乗り替わりのあったサンリヴァル以外は「3着以内」。別路線の共同通信杯はドゥラメンテが折り合い欠いての2着なので、1着が望ましい。低いラインでは07年にサンツェッペリンが「スプリングS8着」など。
【その他】
「人気」は1番人気は3連対、2番人気3連対、3番人気4連対。
4番人気2連対、5番人気2連対、7番人気連対、8番人気2連対、9番人気2連対で、残りは10番人気。
「上位人気」が半分だが、堅く収まったのは25年、20年、19年、13~15年だけで荒れるイメージ。
上位人気で4着以下に敗れたのは…
「休み明け」
「後方から届かず」
「ぶっつけ+関東初」
「1600m連対止まり」
「体調不良」
などで、レース前から怪しい部分がある馬も見られた。
1番人気での4着以下はほとんどが「弥生賞1着かスプリングS1着」で、「原因不明」のダノンザキッドの15着、「体調不良」のロジユニヴァースの14着以外は「4~6着」。「トライアルよりも後方からの競馬」で「展開で少し足りなかった感」が否めない。24年の牝馬レガレイラはホープフルSからのぶっつけ、17年の牝馬ファンディーナはフラワーC1着からで7着。
「3歳クラシック3冠で最も難しい」と言われており、かのディープインパクト陣営も皐月賞のみを心配しており、その難しさが少しは分かるかと。
コースや馬場、展開など難しい部分が多く、実力があれば勝てるというレースではない。『器用さを持っているタイプ』の方が通用する年もある。
「上がり3ハロン3番手以内」は10回で14頭。
「3、4コーナー辺りで5番手以内」が該当していないケースがあり、他はいい脚を使っている。
全馬に「連対時上がり2番手以内」があり、逃げ馬でも速い脚は見せていた。キャリア3戦タスティエーラ以外は2回以上なので、それくらいはクリアしてほしい。
「鞍上」は現役では「横山武史」騎手と「C.ルメール」騎手と「戸崎圭太」騎手と「松山弘平」騎手と「川田将雅」騎手の2連対など。
長くみると「M.デムーロ」騎手4勝と「武豊」騎手が3勝など。
連にも絡む騎手が上位人気が上位を外す事もあるので難しい。
馬番は10回で平均17.5頭の1~18番で、「内8:外12」。2025年以降はCコースに。
「8枠(18番)」は2頭だが、「1枠(1~2番)」も2頭で、先週の桜花賞と比べると「枠の有利不利」はあそこまでは無い。最多は「7番」の5連対、「14番」の3連対がその次。
馬場の状態もあるが、コースもあり、『展開』や『位置取り』の方が重要かと。
24年、22年、21年、16年、15年、14年に勝利した「前走、共同通信杯連対」。
それまでは3着止まりが多かったが、11年から開催が遅くなった影響が出ているかと。
14年は降雪で延期の影響で「さらに1週延びての月曜日開催」と東京最終週の翌日だった。
対して、1週違いの「前走、きさらぎ賞1着」は上位人気になって2回二桁、1回は3着に飛んでいる。「初関東」も影響しているだろうが…。
※17年は2月25日から4月16日へのアーリントンC1着馬が2着に。
※ホープフルSのGⅠ昇格により、変わってくるだろうが…
以前は少なかった「中山初出走」。
17年のアルアインとペルシアンナイト、「東京スポーツ杯2歳Sから」のイクイノックス、「共同通信杯連対から」のジャスティンミラノ、ジオグリフ、エフフォーリア、ドゥラメンテ以外は『若葉S組』だったが、ワールドエース陣営の話では、若葉S出走は「輸送回数を減らすため」と「コーナーを4つ経験させる」という狙いだったとの事。
ちなみゴールドシップも「ラジオNIKKEI杯2着」と若葉Sと同じ「阪神2000m」をクリアしていた。
外厩や輸送技術などの向上もあって、関東輸送に対応できるなら、後は「コーナー」をこなせるかがポイントなのかと…。なお17年の2頭はワールドエースと同じ池江泰寿厩舎。
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