3歳クラシック3冠の第3弾。京都3000mで行われる3歳GⅠ「菊花賞」。
菊花賞の傾向 (過去5年の連対馬データから) 10
【実績】
最低連対ラインは「1000万連対」。
ただ、重賞出走が1度のスリーロールス以外の9頭に『GⅡ3着以上』があった。
数を走って駄目は場合はややマイナスか。
皐月賞馬と東京優駿(日本ダービー)馬は不出走が目立つが、4頭(2冠馬2頭)出走してディープインパクトの1勝のみ。
(過去10年に延ばすと「重賞初出走で1000万3着」のマイネルデスポットがいる。1000万勝ちは「重賞出走1度」か「GⅡ4着2回のみ」と未知の魅力はあった。春の2冠の勝ち馬は8頭(2冠馬3頭)出走して2勝とやはり劣勢?)
【距離】
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
スリーロールスとフローテーションの2頭が該当しており、これからはコレが標準となっていきそう。
ただ、この2頭は「血統的」に長い距離が大丈夫だったので、その辺は考慮した方が良いかも。
(以前は、早期にクラシックに乗ると2200m以上への出走が無い事が多く、「2000m連対+GⅠ3着」か「2200m以上連対」と考えられていた。)
【コース】
「京都連対」7頭、「初出走」2頭。
残り1頭は「2戦して京都大賞典3着」とこなせていた。
特に難しくは無いのかもしれないが、出来ればこなせている方が良いだろう。
【脚質】
「先行」4頭、「差し、マクリ差し」6頭」。
ただ、4コーナーである程度前につけている馬が多く、ハイペースだった08年と06年以外にかなり後方からは絡んではいない。
ハイペースだったソングオブウインドと別格と見ても良さそうなディープインパクト以外は、勝ち馬の方が早めに仕掛けており、「追い出しを待つタイプは2着になる」事も…。
【血統】
「過去に菊花賞か天皇賞(春)で連対、或いは連対馬を輩出した事がある種牡馬」の名が、「父」か「母の父」に多く見られる。無い場合は「父の父」や「母の母の父」に見られる。
過去5年では「父」は7頭おり、残り3頭中2頭は「母の父」と「父の父」が該当、残り1頭は「父の父」に該当し、「母の父」が海外種牡馬で比較的長い距離はOKだったかと。
【その他】
1番人気は5年で2連対3着1回とやや劣勢。(過去10年でも2連対3着2回なので、1番人気は苦戦中。)
基本的に人気は「実績」や「近走」などが影響していると考えられるが、それが結果に繋がっておらず、「別の要因」が大きく影響していると考えられる。
特に難しいと言われるコースではないが「3コーナーの坂やゴール前を2度通る」事は初だろうし、「3000mという距離」も初めて。ペースや展開なども「他のそれ」とは違うと思っていた方が良さそうだ。
「不安定な要素」がいつもより多く、人気を信じるには「少々リスキー?なレース」と考えておきたい。