京都2200mで行われる3歳以上牝馬のGⅠ「エリザベス女王杯」。
近年は牝馬のレベルが高く、牡馬相手に混合GⅠに出走するケースも増えているので、最強牝馬決定戦というフレコミは少々無理があるかと…。
エリザベス女王杯の傾向 (過去5年の連対馬データから)
【実績】
最低ラインは「OP勝ち」。
8頭に「GⅠ連対」があり、高い実績が求められる。
「重賞勝ち」だけのリトルアマポーラは、牡馬相手の2000m重賞で0.2秒差の4着があったり、久々の桜花賞5着(0.2秒差)、同じく久々の秋華賞(0.3秒差)6着など、素質は見せていた。
【距離】
全馬に共通するのは「1600m連対」。
該当馬は前述のリトルアマポーラで、「2000m以上の重賞で0.3秒差以内」。
次点は、アクシデントで優駿牝馬に出走できなかったダイワスカーレットの「2000m連対」。
8頭は「2200m以上連対」があり、コレはクリアしていてほしい。
【コース】
「京都連対」が9頭。
残り1頭は、またしても前述のリトルアマポーラの「久々秋華賞6着のみ」。
理由も無く負けている場合は、お奨め出来ない。
【脚質】
「逃げ」3頭、「先行」5頭、「差し」2頭。
4コーナーで、5番手辺りにつけている『前』が有利。
後方から絡んだのは宝塚記念で牡馬を破った後のスイープトウショウ(2回)のみ。
【その他】
外回りで比較的直線は長いのだが、3コーナーの坂の影響か、前が止まらない。
特に内回りの秋華賞からの比較は危険で、人気になった3歳のエアメサイアやスイープトウショウ、ブエナビスタなどが、かなり後方からの競馬で敗れている。
その影響もあって、実績の足りない人気薄が絡む時は「4コーナーで4番手より前」。
馬連の「ドジョウは2匹目まで?」は存在する。
過去5年で3頭だが、古馬に開放されてからでも14年でダンスパートナー、メジロドーベル、フサイチエアデール、アドマイヤグルーヴ、オースミハルカ、スイープトウショウ、フサイチパンドラの7頭が、「2年連続連対」している。
特に06年はカワカミプリンセスが降着となってまで、このデータが活き?ているのが印象的…。
ちなみに、3連複はスイープトウショウとアドマイヤグルーヴが2年連続連対の後3着。