阪神1400mで行われるGⅡ「阪神カップ」。
今年で8回目。5回は3週目だったが、昨年と今年は有馬記念の翌日に行われる。来年はラジオNIKKEI杯2歳SがホープフルSで有馬記念の同日になる影響もあってか有馬前日の土曜開催に。
阪神Cの傾向 (09年は2着同着。過去5年連対馬11頭のデータを中心に) 2013
<実績>
最低連対ラインは「重賞2着」。
ただ、「重賞6戦して北九州記念2着や京阪杯5着など」のマルカフェニックスと「重賞3戦してNHKマイルC5着、スワンS8着、京阪杯2着」のファリダット。共に08年の連対馬で、ファリダットが1番人気とメンバー的な手薄感もあった。
次点は「重賞勝ち」だが、「重賞6戦してニュージーランドT勝ち、東スポ杯2歳S3着など」の09年3歳時のサンカルロ。
残り8頭には「
重賞複数連対」があり、まずはコレを中心に考えたい。
「GⅠ」は半分以上の6頭が「GⅠ連対」。ただ、3戦してGⅠ二桁着順までなどでも連対している。
(2年延ばすと「重賞勝ち」だが、「重賞7戦して阪神牝馬S1着、安田記念3着、ヴィクトリアマイル5着など」のジョリーダンスがいる。それ以外は「重賞複数連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
ただ、1200mまでだったのは、1400mが「1600万5着、OP5着、GⅡ6着」のプレミアムボックスと、1400m以上が「1400m新馬と未勝利3着、GⅢ12着降着、1600mは未勝利6着、GⅡ12着、OP3着」のマルカフェニックス。
3着や5着があり、ある程度やれそうな気配はあった。
残り9頭が該当する「
1400m以上連対」を中心に考えたい。
ちなみに「1400m以下初出走」のレッドスパーダがおり、「マイルからの距離短縮」はクリアしている。
(2年延ばしても「1400m以上連対」。フサイチリシャールも「1400m以下初出走」。)
<コース>
「阪神連対」6頭、「初出走」2頭。
残りは「スプリングS(代替阪神開催)3着とニュージーランドT(代替阪神開催)4着」のグランプリボス、「鳴尾記念5着のみ」のレッドスパーダ、「OP4着、GⅢ4、5、6着、GⅡ3着」のキンシャサノキセキ。
出走が少なければ「阪神重賞掲示板」、ある程度走っているなら「阪神重賞3着」はほしい。
「初出走」の場合は「中山連対」があった。
(2年延ばすと「阪急杯3着のみ」のスズカフェニックス以外は「阪神連対」。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」3頭、「差し」4頭、「追い込み」3頭。
600mは34.3、34.0、34.6、33.7、34.0で、最も遅かった34.6秒の時に逃げが粘っている。
昨年は最終日で「差し」が勝ち、「先行」が2着。
(2年も「先行」2頭、「差し」2頭。34.4と33.8)
<その他>
7年で1番人気は3連対、2番人気は1連対、3番人気1連対。
5番人気と8番人気が2連対ずつで、残りは4、6、7、10、11、14番人気。
3着以下に敗れた1番人気は「傾向に当てはまらず」の部分があった。近走の実績が重視されて人気になるので、不安がある場合は気を付けたい。
昨年以外は、上位人気が2頭は4着以下に敗れており、普段の重賞で人気を集めるような要素では、結果に結びつきにくいようで…。
3着は2、13、15、11、7、5、4番人気とコチラも少々荒れ気味。
「上がり3ハロン3番手以内」は5年で11頭中6頭、7年で15頭10頭。
先行勢も多く、上がり「最速」は2頭止まり。「上がり2番手」が5頭いる事も考えると一番速い脚を使うより、仕掛けるタイミングが重要になってくるかと。
7年の平均配当は…
馬連は5494円、3連複は5万2074円
ココでよく挙がる富士SやスワンSと比べると馬連は物足りないが、3連複は近いレベルにある。
高配当をハナから狙ってみるのもひとつ。
前走は、7年で「マイルCS(3~16着)」8頭、「京阪杯(1~5着)」3頭、「スワンS(1着と4着)」2頭、「JCD13着」1頭、「フェブラリーS12着」1頭。
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