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天皇賞(春)の傾向 2014
京都3200mで行われる古馬GⅠ「天皇賞(春)」。


以前は実績馬が強い勝ち方をしたり、名勝負が生まれたり、たまに大荒れしたりで、「個人的に盛り上がりのあるレース」だった。しかし、十数年ほど前から長丁場のGⅠが展開などが原因で荒れる事が増えた事もあり、実力などはあまり関係なくなり「馬券的お奨めレース」に。


 天皇賞(春)の傾向 (過去5年の連対馬データを中心に) 2014


【実績】
最低連対ラインは「重賞2着」。

該当するのは「重賞11戦して京都大賞典2着、菊花賞3着、日経新春杯4着、アルゼンチン共和国杯5着など」のビートブラック。

それ以外には『GⅡ以上連対+重賞2連対以上』があった。
ちなみに前述のビートブラック以外にもジャガーメイルや09年時のマイネルキッツなども「重賞勝ちは無い」。2着があればよく、勝っている必要はそれほど無かったりする。


「GⅠ」は、6頭が「GⅠ連対」、3頭が「GⅠ3着」、残り1頭は「GⅠ初出走」。
ココ5年はGⅠ実績が高い馬が多い。


(5年延ばしても「重賞2着」で、「重賞4戦して京都新聞杯7着、神戸新聞杯6着(0.2秒差)、ダイヤモンドS2着、日経賞10着」のエリモエクスパイアがいる。次点?は「GⅡ3戦2勝と4着」のアドマイヤジュピタ。次々点?は「重賞Ⅱ4戦して中山金杯1着、シンザン記念2着、新潟大賞典2着、大阪杯3着、やきさらぎ賞3着など」のビッグゴールド。それ以外の7頭に「GⅡ以上連対+重賞2連対」。GⅠは5頭が「GⅠ連対」、2頭が「GⅠ初出走」。残りは最高位が「5着」1頭と「9着」2頭。)



【距離】
全馬に共通するのは「2200m以上連対」。

2200mまでだったのは、2400m以上が「東京優駿11着、菊花賞3着、日経賞10着」のトーセンラー。

次点は「2400m」。2500m以上が「菊花賞3着、ダイヤモンドS4着、天皇賞(春)7着など」のビートブラック、「菊花賞7着のみ」のヒルノダムール、「菊花賞取り消し、有馬記念7着のみ」のエイシンフラッシュで、「出走が少ない」か「高いレベルで3着」があった。

次々点は「2500m」だが、2600m以上が「不出走」のフェノーメノとトーセンジョーダンと09年時のマイネルキッツ、「休み明けの天皇賞(春)5着のみ」のジャガーメイル。

「3000m以上連対」は2頭。


(5年延ばしても「2200m以上連対」。2400m以上が「東京優駿5着、菊花賞6着、2500mOP3着」のスズカマンボ。次点は「2400m」で、2500m以上が「菊花賞4着と有馬記念5着」のメイショウサムソン、「菊花賞Ⅰ3着のみ」のビッグゴールド、「菊花賞4着のみ」のゼンノロブロイ。6頭には「3000m以上連対」があった。)



【コース】
「京都連対」8頭、「初出走」2頭。

2周するので3コーナーの「2度の坂越え」はあるが、中距離では特に難しいというコースでもないと思うので、出走があるなら連対は欲しい。

(5年延ばすと「京都連対」8頭。残りは「天皇賞(春)9着のみ」のイングランディーレ、「菊花賞のみ」のゼンノロブロイ。ただ、共に04年の連対馬…。)



【脚質】
「先行」2頭、「マクリ差し」6頭、「差し」2頭。

1000mの通過は59.4、60.9、64.2、60.7、60.2と極端に遅くなる年もあるが、1週目は位置取りの部分もあって、ある程度のペースになる。次の1000mが遅くなるが、極端に落ちる事が多い。

長丁場という事もあり、ノンビリ後ろで構えていては届かないので、4コーナーまでにある程度の位置まで上がってくる。

(5年延ばすと「逃げ」1頭、「先行」3頭、「マクリ差し」5頭、「差し」1頭。100mは61.1、60.3、60.3、62.8、61.9。唯一の差しが決まった年は1000~2000mでペースが落ちていない。)



【前哨戦】
「日経賞」4頭、「大阪杯」3頭、「京都記念」2頭、「阪神大賞典」1頭。

着順では「阪神大賞典10着」のビートブラック以外は「3着以内」。さらに大阪杯の3着2頭以外は「連対」。

(5年延ばすと「日経賞」3頭、「阪神大賞典」2頭、「大阪杯」2頭、「大阪ーハンブルクC」2頭、「ダイオライト記念」1頭。着順は「日経賞10着」のエリモエクスパイア、「大阪杯6着」のメイショウサムソンがいる。それ以外は「3着以内」。)



【その他】
10年で1番人気は1連対(3着1頭)、2番人気5連対(3着1頭)、3番人気4連対。

4番人気3連対と14番人気2連対で、残りは7、10、11、12、13番人気。
上位人気では2、3番人気が多いが、二桁人気が多く絡んでおり、1番人気の不振もあって荒れる事も。


1番人気で4着以下に敗れたのは…

「行き脚がつかなくなってきていた+いつも通りの後方」のゴールドシップ
「阪神大賞典逸走で調教変更+かなり後方から」のオルフェーヴル
「乗り替わり+逃げ途中先行」のトゥザグローリー
「乗り替わり+ダイヤモンドSから直行なのに後方」のフォゲッタブル
「いつもより後ろからの競馬」の09年時のアサクサキングス
「後方から」のアイポッパー
「逃げを楽に行かせて後方」と「かなり後方から」で、04年と05年2年連続のリンカーン

展開的な部分や折り合い面もあったが、レース前から心配な部分がある馬も多かった。

8頭が該当する「阪神大賞典組1番人気の後方から届かず」は、『天皇賞(春)のお約束』となってきている…。



「上がり3ハロン3番手以内」は5年で7連対、10年で13頭。

長丁場でスローで前が多いというのもあるが、「マクリ」が多いので残り600mで良い脚は必要。
ただ、いくら速い脚を持っていても、物理的?に届かないような差は縮めようがない。



年齢では10年で「4歳」の8連対がトップ。

「5歳」の5連対、「6歳」の3連対、「7歳」の2連対と続く。
ただ、「1番人気で4着以下」のダントツトップは「4歳」なのだが…。



ちょっと別だが…

菊花賞同様に「長距離GⅠは血統が主張する」が持論。
別記事で少しチェックしておきます。



鞍上は10年で2連対が最高。

「蛯名正義」「松岡正海」「横山典弘」「岩田康誠」「武豊」などが該当。
昔は「長距離は騎手で買え」という格言があったが、無謀な位置取りや折り合いを欠くなど、ココ10年はヤネの力量が「しっかりと」出ている感じはしない。どちらかというと「しくじり」で飛ぶケースの方が目につく。




by a_doctrinaire | 2014-04-29 00:05 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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