阪神2000mで行われる古馬牝馬のハンデGⅢ「マーメイドステークス」。
06年の阪神改修時の京都開催からハンデ戦に。それ以前は別定戦だったりする…。阪神2000mのハンデ戦になってからは8回目だが、07~10年までは開幕週だったが、11年と12年は3週目(2週+1週も)、昨年は2週目で今年も2週目。
マーメイドSの傾向 (過去5年の連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
「1600万出走無し、OPはエルフィンS3着のみ、重賞は優駿牝馬14着とエリザベス女王杯14着」のグルヴェイグ
「1600万以上初出走」のクリスマスキャロル
次点は「1600万勝ち」。
「OPはメイS3着のみ、重賞は秋華賞4着、中山牝馬S8着、福島牝馬S7着」のブライティアパルス
「OPはアイルランドT4着のみ、重賞は重賞6戦して朝日CC5着、新潟記念7着、マーメイドS7着など」のコスモプラチナ
「OP以上はキャリア2戦目で紫苑S8着のみ」のニシノブルームーン
残り5頭は「重賞連対」。
(2年分延ばすと最低ラインは「500万勝ち」。1000万以上が「1000万7戦して5着」のトーホウシャインがいる。次点は「1600万勝ち」で「OP3戦4着2回と11着、重賞6戦して愛知杯4着やフラワーC6着など」のピースオブラヴと「OP出走無し、阪神JF18着とクイーンS7着」のディアチャンス。
ハンデ戦という事もあって、低い実績でも侮れない。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
ただ、1600mまでだったのは、1800m以上が「優駿牝馬4着、ローズS6着、秋華賞8着、府中牝馬S5着、メイS6着」のマルセリーナ。
さすがに優駿牝馬4着があるだけにこなせてもおかしくなかった。
次点は「1800m」だが、2000m以上が「秋華賞4着のみ」のブライティアパルス。
それ以外の8頭に「
2000m以上連対」。
(2年延ばすと「1800m以上連対」。2000m以上が「愛知杯4着と新潟大賞典15着」のピースオブラヴと「2000mの500万6着のみ」のディアチャンス。残り2頭は「2000m以上連対」。)
<コース>
「阪神連対」8頭。
残りは「マーメイドS6着のみ」のセラフィックロンプと「500万3着のみ」のニシノブルームーン。
(2年延ばすと「阪神連対」2頭。残りは「1000万5着と9着」のピースオブラヴと「阪神JF18着と1600万3着」ディアチャンス。)
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」4頭、「差し」2頭、「追い込み」1頭。
2年が開幕、2年が3週目、昨年が2週目と開催時期が少しずつ違うが、1000mは60.6、59.7、61.2、59.9、60.3で、前が多い。
内回りの2000mという事もあって、真ん中より前がいいかと。
(2年延ばすと「逃げ」1頭、「先行」1頭、「差し」2頭。1000mは61.1(重)と58.0で共に開幕週。)
<その他>
1番人気1連対、2番人気1連対、3番人気1連対。
7番人気3連対で、残りは4、9、10、14番人気。
(2年延ばすと2、5、10、12番人気。)
別定の頃は堅かったが、ハンデ戦になって荒れてきている。
「上がり3ハロン3番手以内」は5年で6頭、7年で10頭。
前からが多いので少ないが、ハンデの影響もあっていい脚を使える馬もいる。
ハンデは7年で48~56キロで、平均53.07キロ。中央値は53キロ。
実績が低い馬も多く、ハンデも軽い馬も侮れない。
トップハンデは56~57キロで、7年で10頭中1着1頭、2着1頭、3着1頭。
3割ほどが馬券にからんでいる程度。
ハンデ戦という影響もあってか、鞍上も「若手」が多い。
馬の実績がアテにならないので、騎手の成績にこだわる必要はなさそう。
…