札幌ダート1700mで行われるGⅢ「エルムステークス」。
今年は開幕週で行われるが、97年からは9月上旬、06年辺りから中旬、12年から8月末に行われていた。昨年は札幌のスタンド改修工事の影響もあって函館開催、09年は新潟開催だった。
今年は1ヶ月以上早い開催だが、札幌開催分のデータを載せることに。
エルムSの傾向 (過去5年の札幌開催連対馬データを中心に) 2014
<実績>
最低連対ラインは「OP勝ち」。
該当するのは
「重賞初出走」のローマンレジェンドとマコトスパルビエロ
「重賞5戦してエルムS3着やアンタレスS4着など」のクリークパッション
「重賞2戦で根岸S3着とブリーダーズG4着」の10年時のオーロマイスター
残り6頭は「重賞連対」。
「重賞初出走」の2頭以外は『
中央重賞3着以内』があった。
ちなみに函館開催時は「OP勝ち、重賞3戦8着が最高」のフリートストリート、新潟開催時には「1600万勝ち、ダートOP4戦3着など、重賞2戦平安S4着と東海S14着」のネイキッドがいる。
札幌開催でも「1600万勝ち、OP5戦3着、ダート重賞エルムS8着、平安S15着、シリウスS5着」のトシザボスがいる。
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
一昨年の勝ち馬は「1700m以下初」。残り9頭は「1700m連対」があった。
数年延ばすと3歳で「1700m勝ち、1800m以上端午S11着のみ」の04年パーソナルラッシュがいる。
<コース>
「札幌連対」6頭、「ダート初出走」4頭。
札幌ダート重賞がコレしかないので、中央開催をメインに走ってきた馬には縁遠いコース。
初出走でも問題ないが、走っているなら結果がほしい。
<脚質>
「先行」6頭、「マクリ差し」4頭。
1000mはだいたい59.3、60.7、60.3、59.6、61.2。
(札幌開催4回分延ばすと「先行」5頭、「マクリ差し」3頭。1000mほどは59.9、60.0、59.8、60.2。)
直線が短い事もあり、4コーナーである程度の位置までに上がっていないと厳しい。
<その他>
1番人気は2連対、2番人気3連対、3番人気2連対。
残りは4、7、8番人気。
頭数が11~13頭に落ちつく影響もあってかあまり大きな荒れは無い。
「上り3ハロン3番手以内」は札幌5回で9頭、9回で15頭。
先行やマクリが多いが、上がりは速い馬が多い。
4コーナーまでに早い位置取りが求められる事も影響しているかと。
札幌9回では「岩田康誠」騎手、「横山典弘」騎手、「吉田豊」騎手、「藤田伸二」騎手が2連対ずつ。
開催時期が違ってくるので、騎手の集まりも変わってくる可能性も。
「札幌」のレースだが、札幌9回で18頭中10頭に「東京重賞3着以内」があった。
残りは「東京重賞不出走」か「東京GⅠ1戦のみ」なので、出走数が多いならチェックしておきたい。
9年で3頭が「複数年連対」。
札幌ダート重賞は1つしかないので、巧者に取っては結果が出やすいのかと。
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