東京1600mで行われる古馬GⅢ「東京新聞杯」。
春のマイルGⅠ安田記念と同じコースで行われる。11年からシルクロードSと入れ替わってココへ。過去の勝ち馬からはローレルゲレイロ、スズカフェニックス、アドマイヤコジーン、キングヘイローらが後にGⅠ馬になっている。左回りのGⅠに出走するタイプは注目したい。
東京新聞杯の傾向 (過去10年の連対馬データから) 2016
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上はキャリア2戦目の京都新聞杯12着のみ」のヴァンセンヌ
「OP7戦3着2回5着2回、重賞はシンザン記念6着、中山記念7着、マイラーズC8着」のキングストリート
「OP以上不出走」のアブソリュート
「OP以上京都金杯12着のみ」のリキッドノーツ
「OP以上が朝日CC4着、富士S4着、京都金杯5着」のスズカフェニックス
次点は「OP連対」。
OP2着は
「皐月賞13着、七夕賞4着、朝日CC3着、毎日王冠13着、鳴尾記念6着」のキャプテンベガ
OP勝ちは
「NZT15着、ラジオNIKKEI賞(現)10着、ダービー卿CT8着、京王杯SC6着、安田記念16着、富士S16着、CBC賞11着」のフジサイレンス
重賞への出走が少ない場合は「重賞掲示板」で通用する事も。
残り14頭は「重賞連対」。
近年は以前と比べて重賞連対が増えている。出走メンバー次第だが、ココから始動する有力馬が多くなっている。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上連対」。
ただ、1600m2着までだったのは「1600m以上がいずれも重賞で、朝日杯FS2着やNHKマイルC2着など重賞4連対」のローレルゲレイロ。
早い時期にOP入りしており、条件戦レベルならマイル勝ちがありそうだった。
それ以外の19頭は「1600m以上勝利」。
14頭は「1800m以上連対」があり、残り6頭は「東京1600m勝ち」か「1600m重賞勝ち」、或いは「東京1600mGⅠ2着」。
少し長い距離かマイル重賞で結果がほしい。
<コース>
「東京連対」18頭。
残りは…
「芝で6戦して京王杯2歳S5着や京王杯SC4着、パラダイスS3着など」のコスモセンサー
「毎日王冠13着のみ」のキャプテンベガ
高めのレベルで走れているか出走が少なかった。
ちなみに前者は「新潟勝ち」、後者は「中京勝ち」で「左回りはクリア済み」。左回りが苦手な馬もいるので気をつけておきたい。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」7頭、「差し」10頭、「追い込み」1頭。
800mは48.3(稍重)、46.1(重)、47.6、46.9、45.6、46.6、47.2(不良)、46.5、46.5、47.4。
あまり速くならないので先行勢もくるが、直線が長い事もあって後ろからでも通用する。
<その他>
「人気」は1番人気は2連対、2番人気4連対、3番人気2連対。
5番人気が3連対、8番人気が2連対で、残りは4、6、7、9、11、13、15番人気。
上位人気が苦戦しており、二桁人気も3連対とやや荒れ気味。
3着は1、5、4、7、2、6、9、12、5、1番人気。
上位人気で4着以下に敗れた馬は…
「東京1600m重賞連対」
「マイルCSからの直行」
「海外遠征帰りやスプリンターズSから」
「金杯上位馬か上位人気」
辺りが多く、連対馬にも該当しているケースもあるので判断が難しい。
東京1600mは人気を集める要素では決まらない事が多いので、気を付けたい。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で13頭。
不良馬場にならない限りは上がり自体は速いが、直線長さの割には少な目。
開幕週の頃の方が該当している馬が多かった。
1週遅れて「先行が増えた事」や「最速が減った事」と繋がっている。
年齢は…
「6歳」8連対
「5歳」6連対
「4歳」5連対
「7歳」1連対
少し6歳が抜けているが、それほど大きな幅はなさそう。
ただ、「上位人気で4着以下」は「4歳と6歳」が多く人気を裏切っており、若干だが5歳が有利?
鞍上は…
「蛯名正義」騎手と「田中勝春」騎手の2連対が続く程度で、あまり騎手では狙いにくい。
2011年から日曜開催で同日に重賞があるので、その辺りも影響があるのかと。
同じ距離とコースの重賞では、富士Sよりは堅いが、安田記念より荒れる。
メンバー次第だが、「東京1600m」は人気馬が敗れる事も多く、通常人気を集める要素が結果に結びつきにくい。
流れや位置取りなどの影響が大きいのかと…。
別定だが、58キロ以上は苦戦中…。
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