人気ブログランキング | 話題のタグを見る


皐月賞の傾向 2016
中山2000mで行われる3歳GⅠ「皐月賞」。


3歳クラシック3冠の第1弾。イギリスの「2000mギニー」を模しており、4着までに東京優駿(日本ダービー)への優先出走権が与えられる。


11年は震災の影響で開催時期を遅らせて東京2000mで行われた。今回は中山開催で開催された10回分をまとめてみていきます。



 皐月賞の傾向 (中山開催の過去10回分の連対馬データから) 2016


【実績】
最低連対ラインは「OP連対」で…

「新馬2着、未勝利4着、1着、若葉S2着」のトライアンフマーチ
「新馬2着、未勝利1着、ラジオNIKKEI杯2歳S4着、若駒S1着、若葉S2着」のヒルノダムール

共に「若葉S2着」からの連対。


残り18頭には「重賞連対」で、内14頭は「重賞勝ち」。

また7頭に「3歳GⅡ連対」があり、「弥生賞4着のみ」2頭、「3歳GⅡ3着以内」2頭、「GⅡ出走無し」8頭、1頭は「スプリングS8着のみ」。


1回分延ばすと「新馬2着、未勝利1着、500万4着、スプリングS3着」のダイワメジャーがおり、可能性はある。ただ、4戦中芝は2戦だった。




【距離】
全馬に共通するのは「1800m以上連対」。

1800mまでだったのは…

「1800m勝ち、2000m以上出走無し」のドゥラメンテ、リアルスティール、イスラボニータ、ロゴタイプ、メイショウサムソン
「弥生賞4着のみ」のキャプテントゥーレ
「弥生賞3着のみ」のタケミカヅチ

後ろの2頭が2008年の連対馬で、スローで後ろが追いかけなかった年なのでやや特殊な年と考えたい。


残り13頭は『2000m以上連対』があり、出走しているならクリアしてほしい。



【コース】
「中山連対」9頭、「初出走」7頭。

残りは…

「弥生賞4着のみ」のエピファネイア
「朝日杯FS3着と弥生賞4着」のキャプテントゥーレ
「弥生賞3着のみ」のタケミカヅチ
「スプリングS3着のみ」のドリームパスポート

「GⅠ3着」か「トライアル1戦で3着か4着」なので、その辺りなら可能性はある。


トリッキーなコースなので、数を走ってダメな場合には気を付けたい。近年は「初出走」で対応できる馬が増えてきている(後述)。



【脚質】
「逃げ」2頭、「先行」4頭、「マクリ差し」5頭、「差し」7頭、「追い込み」2頭。

1000mは59.2、60.2、58.0、59.1(稍重)、60.1(稍重)、59.1、61.4、59.4、60.0、59.6だが、最終週という事を考えると数字通りには受け取らない方がいい。
その影響もあってかかなり二桁番手からでも通用しているが、コースは「前が有利」で、「勝ち馬は2着より前」が多いので仕掛けが遅いのがいいわけではない。

内が綺麗な場合もあるので…。




【前哨戦】
「弥生賞」6頭、「スプリングS」6頭、「若葉S」5頭、「共同通信杯」3頭。

着順はトライアルは「スプリングS8着」のサンツェッペリン以外は「4着以内」。ただ、トライアルで乗り替わりのあったエピファネイア、当日の展開も大きかったキャプテントゥーレ、ディープインパクトがいた年のシックスセンス以外は「3着以内」。別路線の共同通信杯は2着1頭(折り合い欠いて)と1着2頭。




【その他】
中山開催の10回で…

「人気」は1番人気は4連対、2番人気4連対、3番人気2連対。

6番人気2連対、7番人気2連対、10番人気2連対で、残りは4、8、12、15番人気。
「上位人気」が半分だが、「二桁人気」が4頭絡んでおり、堅く収まったのはココ3年だけと荒れる方が多い。



上位人気で4着以下に敗れたのは…

「後方から届かず」
「ぶっつけ+関東初」
「1600m連対止まり」
「体調不良」

などで、レース前から怪しい部分がある馬も見られた。

1番人気での4着以下は「弥生賞1着かスプリングS1着」で、「体調不良」のロジユニヴァースの14着以外は「4~6着」。「トライアルよりも後方からの競馬」で「展開で少し足りなかった感」が否めない。



「3歳クラシック3冠で最も難しい」と言われており、かのディープインパクト陣営も皐月賞のみを心配しており、その難しさが少しは分かるかと。

コースや馬場、展開など難しい部分が多く、実力があれば勝てるというレースではない。『器用さを持っているタイプ』の方が通用する年もある。



「上がり3ハロン3番手以内」は10回で15頭。

「3、4コーナー辺りで3番手以内」が該当していないケースがあり、他はいい脚を使っている。
ただ、勝ち馬では「逃げ」の2頭以外は該当しており、脚があっても早めに動けるタイプがいい。

全馬に「連対時上がり2番手以内」があり、逃げ馬でも速い脚は見せていた。ロゴタイプとキャプテントゥーレ以外は2回以上なので、それくらいはクリアしてほしい。



「鞍上」は中山10回で3連対の「福永祐一」騎手が最多だが、2着3回…。

2勝の「M.デムーロ」騎手と「岩田康誠」騎手がトップ。
「川田将雅」騎手の1勝2着1回、が続く。


長くみると「M.デムーロ」騎手4勝と「武豊」騎手が3勝など。

中山10回で「上位人気で4着以下」に敗れているは4回の「武豊」騎手が最多。「横山典弘」騎手の2回が続いている。
人気馬も敗れる事があるので、リーディング上位の騎手でも安泰という事はないようで…。



馬番は10回で1~18番で、「内11:外9」で内が少し多い程度。

4頭が「8枠(16番~18番)」だが、「1枠(1~2番)」も4頭で、先週の桜花賞と比べると「枠の有利不利」はあそこまでは無い。
馬場の状態もあるが、コースもあり、『展開』や『位置取り』の方が重要かと。



15年、14年、12年に勝利した「前走、共同通信杯連対」。
それまでは3着止まりが多かったが、11年から開催が遅くなった影響が出ている。

14年は降雪で延期の影響で「1週延びての月曜日開催」と東京最終週の翌日だった。

対して、1週違いの「前走、きさらぎ賞1着」は上位人気になって2回二桁着順に飛んでいる。「初関東」も影響しているか…。



中山10回分で7頭連対の「中山初出走」だが、ココ5年で5頭と増えている。

「共同通信杯連対から」のドゥラメンテ、イスラボニータ、ゴールドシップ以外は「若葉S組」だったが、ワールドエース陣営の話では、若葉S出走は「輸送回数を減らすため」と「コーナーを4つ経験させる」という狙いだったとの事。

ちなみゴールドシップも「ラジオNIKKEI杯2着」と若葉Sと同じ「阪神2000m」をクリアしていた。

輸送技術などの向上もあって、関東輸送に対応できるなら、後は「コーナー」をこなせるかがポイントなのかと…。




by a_doctrinaire | 2016-04-12 00:03 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
<< 皐月賞3着の傾向 2016 桜花賞の結果 2016 >>


競馬重賞の傾向と嵐世記や太閤立志伝4などのゲーム

by a_doctrinaire
検索
最新の記事
ダービー卿CTの傾向 2024
at 2024-03-29 00:44
大阪杯の傾向 2024
at 2024-03-28 08:55
桜花賞が待ちきれない? 2024
at 2024-03-24 20:12
高松宮記念の予想 2024
at 2024-03-24 09:30
マーチSの予想 2024
at 2024-03-24 09:06
マーチSの予想候補 2024
at 2024-03-23 20:15
高松宮記念の予想候補 2024
at 2024-03-23 20:00
日経賞の予想 2024
at 2024-03-23 10:00
毎日杯の予想 2024
at 2024-03-23 09:48
日経賞の予想候補 2024
at 2024-03-22 19:30
毎日杯の予想候補 2024
at 2024-03-22 19:00
マーチSの傾向 2024
at 2024-03-22 15:00
毎日杯の傾向 2024
at 2024-03-21 08:00
日経賞の傾向 2024
at 2024-03-20 18:30
高松宮記念の傾向 2024
at 2024-03-20 18:00
画像一覧
カテゴリ
ブログパーツ
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
記事ランキング
ブログジャンル
リンク