京都ダート1900mで行われる古馬GⅢ「平安ステークス」。
2012年まではフェブラリーSの前哨戦として、1月に1800mで行われていたが、13年に5月の東海Sと入れ替わるカタチでココへ。
2010年の中京競馬場改修時は仕方ないとしても、東海Sがそのまま京都ダート1900mで+2年開催されており、JRAにとっては「レース名」は特にコースなどと結びつきなど無いようなモノなのかと(代替開催もありますし)。
今年で移設4回目。1月時の平安Sでは開催時期も距離も違うので、「格」は違いますが東海Sの京都1900m開催時の3回分を一緒に載せておきます。
平安Sの傾向 (過去3年と同条件時の東海S3年の3着まで) 2016
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのはOPが…
「アルデバランS5着、マーチS5着、アンタレスS16着」のクリノスターオー
残り8頭は「重賞勝ち」。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
最低ラインは「OP勝ち」。
「ダート重賞はレパードS3着とJCD8着」のソリタリーキング
「重賞初出走」のランフォルセ
残り4頭は「重賞連対」があった。
3着は「1600万勝ち、OP以上初」のアルトップラン。「重賞連対」のサイレントメロディとシルクメビウス。
ちなみに中京2300m時の6年では「1600万勝ち、OP以上初」のワンダースピードや「OP勝ち、重賞プロキオンS5着、平安S4着、マーチS4着、アンタレスS6着」のサカラート以外が「重賞連対」。
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでなのは、1900m以上が…
「1900m以上初」のインカンテーション
「アルデバランS5着のみ」の14年時のクリノスターオー
「東京大賞典4着、ブリリアントS4着」のナムラタイタン
残り6頭は「2000m以上連対」。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「1900m以上初で、1800m勝ち」のランフォルセ以外は「1900m以上勝利」があった。
3着も「1900m以上勝利」。
<コース>
9頭全馬が「京都勝利」。
レース数は多いので、クリアしてほしい。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「京都勝利」5頭、「初出走」1頭。
関東馬のランフォルセが「初出走」だったが、小倉でOP勝ちと滞在かもしれないが関西圏で結果が出ていた。
3着は「平安S6着のみ」のサイレントメロディと「未勝利3着、1000万8着、1600万3着」のアルトップランがいる。
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」5頭、「差し」3頭。
だいたいの1000mは59.7、60.9、60.4でダートという事を考えるとまずまずか…。
15年は逃げ馬が勝利し、2着が2番手、3着が差し。後の2年は勝ち馬と3着が「2番手」と「3番手」で、差しが共に2着。
3年とも「前2頭と差し1頭」で来ており、前が有利か。
京都D1900m時の東海S3回の連対馬では…
「逃げ」2頭、「先行」3頭、「差し」1頭。
1000mは60.6、59.9(不良)、60.1(不良)だった。
3着は「差し」3頭。
ある程度前につけている方がいい。
<その他>
人気は…
15年は4番人気→3番人気→5番人気
14年は12番人気→7番人気→4番人気
13年が1番人気→8番人気→5番人気
京都D1900m時の東海S3回では2回が不良馬場だったが…
1番人気1連対、2番人気1連対、3番人気2連対。残りは4、6番人気。
3着は5、10、11番人気と少し人気が無い馬も絡んでいた。
京都D1900mの5年で上位人気で4着以下だったのは…
「交流重賞から」や「アンタレスS上位から」が多い。
不良馬場などもあったが、元々ダートの質の違いや展開などもかわってくるので、判断が難しいトコロではある。
「上がり3ハロン3番手以内」は3年の9頭で5頭が該当。
15年は1頭、14年は1頭、13年で3頭。
京都D1900m時の東海S3回では…
3着までの9頭中8頭が該当しており、「逃げ」だろうと「差し」だろうと「当日に上がりが速い」のが多い。
京都ダート1900m時の18頭中9頭に加え、旧中京の東海S時代を含めても「前走アンタレスS組」が多い。
この時期のレースとしてはローテーション的にあまり大きな変化はないという事かと。
上位人気で4着以下にも該当しているが、京都→中京から阪神→京都に替わっても絡んでいるので、1頭は入れておきたい。
鞍上では「幸英明」騎手の3連対がトップ。
現役では「浜中俊」騎手の1勝3着1回が続く。
京都D1900m6年18頭の「年齢」は
「5歳」10頭、「4歳」4頭、「6歳」2頭、「7歳」2頭
ちなみに性別は「牡17:牝1」。
…